パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



チェバプチチとパラチンカ…クロアチアにて :: 2016/08/09(Tue)

今年の夏も、我が家では恒例のクロアチア、ロヴィーニョへ。

もともとイタリア領下(もっと昔はヴェネツィア共和国)だったクロアチアのイストリア半島の地区は、イタリアの特にヴェネツィアの文化が非常に強く残る。現在でもイタリア語もほぼ通じるということも、またパドヴァから車で行けば南イタリアよりも遥かに近い、ということもあり、非常にお手軽なバカンス場所。

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そんなこともあり、ロヴィーニョにいるとあっちこっちでヴェネツィア訛り、パドヴァ訛り…のヴェネト人の会話が耳に入ってくる。我が家も紛れもなく、そのうちの一家族。

抜けるような青空と、これまた青く澄んだ海、そして自然の広がる海岸線。街の中心街は小さな路地の入り組んだ坂道が入り組み、独特の雰囲気を持つ町。ヨーロッパを中心とした各国からのヴァカンス客で夏は賑わう。

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夕暮れの街には、子供達の露店が並ぶ。これも恒例の風景。

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さてさて、美味しいのはやはり新鮮な魚介料理。街中の美味しいレストランはいつも人でいっぱい。

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街の中心のオススメは「Balbi(バルビ)」。ただし、予約は受け付けていないので、早めに行くか、席が埋まっていたらとにかく店前で待つのみ、なので要注意。

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Restavracija BALBI 
Trg G. Matteottija, Rovinj

美味しいのは魚料理だけではなくて、お肉(牛、豚、羊)も美味しい。魚料理もそうだが、焼くだけ、のシンプルな調理法が多いので、素材が美味しい=料理が旨い。どんな料理にも当てはまること、とはいえるけれど…

肉の加工品として、この地域のどの食事処にもメニューに載っているのが、チェバプチチ(
ćevapčići)。

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東ヨーロッパの国にはよく見かける料理で、肉のミンチを細長い棒状にして焼いたもの。肉には香辛料などがたっぷりと混ぜてあるので、このまま食べて美味しい。が、通常添えられる玉ねぎ。この、辛味がなく甘い生玉ねぎと、パプリカや野菜を混ぜた赤いペーストを添えて食べるのが旨い。

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チェバプチチにも国ごとに肉の内容が変わるらしい。クロアチアのそれは豚肉、近隣に行くと牛肉や羊肉などになるそうだ。これもイスラム教などの宗教的な関連もある。

そして…何度訪れてもなかなか覚えられない、ドルチェのメニュー、パラチンカ。いわゆるクレープで、そこにチョコレートソースや、クルミの砕いたのやらを添えて食べる。

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どこの店も提供スタイルもほぼ同様。素朴&シンプル=ベスト‼︎

ドルチェメニューは比較的バリエーションに乏しくて、何処で尋ねてもたいていはこれだけ。もしくはドルチェなし、という店もあったりする。

美味しいものをいただきながら海でのんびり過ごす…なんとも贅沢な一週間を過ごさせてもらい、今年もここに戻ってこられたことに感謝。

いつも泊まるアパルタメントは今回予約がとれず(早く準備をしないから…)、今年はいつもの家の向かいのアパルタメントを紹介してもらった。
このシニョーラお手製の差し入れ、ジャガイモと玉ねぎのストゥルーデル。焼きたての熱々をお皿にのせて持ってきてくれた。

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こんな温かいおもてなしに出会えるのも、ほんとに嬉しく有難い。焼きたてのパリパリをまずは一切れ。海に持っていっておやつにしっとりしたところを一切れ。

美味しい旅の思い出。

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クロアチアの夏休み :: 2015/08/15(Sat)

今年も恒例のクロアチア、ロヴィーニョ(ロヴィニ)への夏休み。毎回同じ場所で毎年今年こそは…と言いながら、結局また戻ってしまう素敵な場所。私は10回め、娘は私のお腹のなかにいた時も数えると8回めとなる。もともとロヴィーニョ好きな夫は、何回めなのか数えられない。

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宿泊は、いつものアパルタメント。長期滞在でヨーロッパ各地からやってくる家族やカップルとで共有する。

バカンスに訪れて思うのは、子供の成長。昨年は浜辺でぴちゃぴちゃしかできなかった娘は、今年はもう終日のごとく水に潜って、お魚さん状態。泳げるようになった喜びで本人も自分が成長した気分になっているところがまた可愛い。

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ロヴィーニョは海の街だけあり、もちろん魚介料理が豊富。そして、イタリアに比べてレストランでの飲食がグンとお安い。

サルデ(いわし)の焼いたの、オラータ(クロダイ)の焼いたの。

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こちらは郊外のお店で食べた抜群にうまい魚介のズッパ(スープ)。スカンピも新鮮でそして安い。

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写真はないけれど、お肉も美味しい。子豚の丸焼きを食べさせる店も数多く、そして、ここにきたら必ず食べる、チェバプチチ。牛肉のミンチを香辛料たっぷり加えてまとめたもの。焼いてトマトやナスやピーマンを煮てパプリカを合わせたペースト状のソースが添えられてくるのが通常。そして、土地産の玉ねぎが生で添えられる。とてもいい相性なのだ。

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日中はほぼ海辺で過ごし、お昼はパニーニを持参してゆったり。子供連れのバカンスは、休息どころかいつもより激しく遊ぶので、逆に結構疲れたりもするが、普段できない遊びを体いっぱい動かしながらおつきあい。

アパルタメント暮らしは、その日の気分でおうちごはんもできるし、夜涼しくなってから街散策に出かけることもできる。昼と夜の街の美しさが違うので、何度訪れても飽きること、なし。

街の生鮮市場はじつに色彩豊か。

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ロヴィーニョの街の特徴、ぴかぴかとした石畳と坂道。どこを切り抜いてもはっとする美しさ。

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街から出ると郊外は雄大な自然。乾いた真っ赤な土が広がる景色が特色。オリーブの木やブドウの畑が広がる。

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また、来年、皆でここに戻ってこられることを願いながら…またね、ロヴィーニョ‼︎ありがとう。

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ヴァカンツァ in クロアツィア :: 2014/08/08(Fri)

もう数週間経ってしまったけれど、今年も夏のクロアチア、ロヴィーニョ(ロヴィーニ)のヴァカンスを数日間楽しんできました。

私は今年で8回目、娘は6回目(お腹の中にいたときも数えたら7回目)、夫は…数えきれないくらい、行っているらしい場所。

いつものシニョーラのアパルタメントを借りて、毎年同じパターンの行動だけど、ここに来ないと夏が始まらずに終わらない、という気分になる。そして、「また来年ね」と、挨拶をして別れる。

間に連絡を取り合うこともなく、それでも毎年同じように再会し、他愛もない世間話を顔を合わせた際にして…という、特別なこともないけれど、こうして同じように繰り返すことができるのが何よりだ、と心から思う。

イタリアによくありがちのな、パラソルの並ぶ海岸がかなり苦手な私も、ここの海岸はとっても穏やかで皆好き好きに一日をゆったると静かに過ごせるところが気に入っている。岩場なので、素足では歩けないのがちょっと難点。

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夕暮れ時も素敵。街の中心から見る夕焼け。

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食べるといったらやっぱり魚介料理。

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滞在先は常に同様、滞在中もあっちこっちに動き回ることはほとんどなくて、海岸を毎日変えるくらい。
それでも少しだけ目新しいことを、との思いで、行く度ごとに必ず新しいところに立ち寄るようにしている。

今回の旅のスタートはスロヴェニアに入る手前、トリエステで訪れた鍾乳洞、グロッタ・ジガンテ

そして、ロヴィーニ滞在中の一日ドライブに行った先のは、イストリア半島ロヴィニの反対側にあたる街、ラビンLabin。
小さな小さな坂の街。イストリアの街らしい石の家と小路が続く。

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道端には未来のミュージシャン。

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雨降りの天気続きの束の間の晴天。青空と赤い大きなシーツと、そして白い石の壁の家。

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途中訪れたブドウ畑。赤くて乾いた土壌に拡がる広大なブドウ畑。マルヴァジーアMalvasiaの畑。

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そして、ここにもしっかりと健在する、サンマルコのライオン。ヴェネツィア人が“居た”印。街の上にあるサンフランチェスコ教会。ヴェネツィアで活躍した建築家、パッラーディオの設計によるもの。

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ヴァカンス中はもちろんだが、今年は本格的な夏、というのがいつまでたっても来てくれず、しかも連日続く豪雨などの被害が各地にて聞かれるので、心配。

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『%Arabica』 in HongKong :: 2014/02/27(Thu)

ちょっとイタリアから離れて…

ひょんなきっかけから出会って数年となる友人の、香港を拠点としたコーヒー事業としての第一号店『%Arabica』。2年目を迎える記念のフェスタに参加した。

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同店は、香港のDiscovery Bayという、世界中から集まる人たちの住む島の一画。車もそして、なんと警察もいないという私の住む今の場所では考えられない環境にある。

まだ東京で仕事をしていた頃に何度か通った、香港の”あの”雰囲気とは全く別地のような平和的地にて、コーヒー生豆のオーダーメイドローストを軸としたコーヒーショップだ。

昨年のオープン記念にも参加させていただき、今年はその記念すべき1周年パーティ。

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今年もその仲間たち、そして常連さんの集う場所にてパーティおつまみをお手伝い。

何がいいかって、そこで出会う人たちが好き。皆、秘めた(秘めてはいないか…)能力を持つツワモノたちが、とっても自然に気さくに、だけど情熱たっぷりに集う。皆、キラキラしているのね。

こんな場所に居られる自分も幸せ者だ。

写真はひとつも撮れなかったので、アートラッテの権威者、ヤマジュンのものを拝借(←勝手にごめんなさ~い)してます。

翌日は、イタリア料理レッスンを開催していただき、アンティパストからドルチェまでを楽しく料理させてもらった。

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ここで出会った機会を大切に。

一年ぶりだけれど、そんな時間の流れをいい意味で感じた激動?!の2日間。

…ヴェネツィアからの出発に、直前のフライトキャンセル、なんてトラブルも発生。一時はどうなることかと思ったが、今やよき旅の同伴者ともなりつつあるわが娘、びおらのおかげで、そこで出会った一家族と過ごした1日は、結果的にそれはそれは楽しいハプニングにとなった。

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朝から夕方の再フライトまで、遊んで一緒にご飯も食べて。

そしてもちろん、香港滞在の彼女の一番の楽しみの先は、友人の3男子。再会の初めは微妙な距離間を保っていたものの、あっという間に打ち解けて、お泊まり会即決行!!

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近々、『%Arabica』は、香港のセントラルには2号店が、今夏前には京都にもオープン予定。今後の展開がとっても楽しみで、距離はあるけれど、気持ちは至近距離にて応援しているところ。

店のデザインは、前を見続ける素敵カップル、建築・空間デザインを設計・提案する『PUDDLE』主宰の加藤匡毅・奈香さんご夫妻。そして、現地には、ラテアートの権威者、ヤマジュンことJunichi Yamaguchiさん。

そして、それを統括するのが、Asiamix代表、Kenneth Shojiさん。

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また会いたいね~。

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夏休み :: 2013/08/04(Sun)

8月に突入。今年の9月から小学校へあがる子供の夏休みは、今年は2か月半。ようやくもう少しで半分。

幼稚園は6月いっぱいで終了し、7月前半はお友達と毎日夕方からの水泳教室へ。毎日ルンルンで通っていて、がんばってだいぶ泳ぎも上達した。

7月後半は私の空いた1週間を毎年恒例のクロアチア、ロヴィーニの海へ。

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いつもながらに美しい海。今年からクロアチアはEUに加盟し、国境のコントロールもだいぶスムーズになっいたが、な、なんと国境ゲート手前10mで車が…動かない…コントロールのおじさんが出てきて車を脇に寄せてもらうのを手伝って(良い人でラッキーだった…)、しばらくしたら無事に通過。なので、帰ってきている今、車は入院中。
この国境は私にはかなり鬼門で、数年前はここでパスポート不所持(正しくは、パスポート持っていたんだけど、差し出してみたら期限切れの古いものだった)で泣く泣くUターンした場所。

いつものアパルトメントのおばさんもおじさんも、食事をするレストランも毎年会う顔ぶれ。毎年会うびおらのことも可愛がってくれるいつもの風景。
ほんとは違う場所にヴァカンスに行きたいのに~と思いながら、ここに来るとやっぱり来てよかった、と思う場所だ。

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今回の大人の見所となったのは、滞在地ロヴィーニョから南に30km下ったファザーナからフェリーに乗って行った島、ブリユニ島。旧ユーゴスラビアの終身大統領、世界大戦後に非常に影響を与えた指導者であったJosipi Broz Tito氏が避暑地としての私邸があったと島。ティートと愛称されて、大変なカリスマ性を持っていた政治家、彼の死後にユーゴスラビアが崩壊の一途を辿ったということからも、影響力の強さが解る。

動物を大変に愛した人物で、島のなかにはサファリがあり、トレニーノ(小型路面電車)で島内を一周。ローマ時代の住居跡など、非常に興味深いものなどが残されている、面白い島。
島自体は第一次世界大戦後からはイタリア領であった場所でもあり、また、ユーゴ、エジプト、インドのブリユニ会談が開催された場所でもある。

記念館には、この島を訪れた世界中の共産国の首相との写真や国旗などが展示されていて、ティート就任時のユーゴスラビアが世界的にも非常に力を持っていたことが窺えるもの。

アパルトメント近くのレンタサイクルの顔なじみのおばさんにこの話をしたら、急に遠い目になって「私の父…」と語り始めた。共産圏ならでは、を少し垣間見る。

…と文字ばっかりだけれど、この日、カメラを持ち忘れていて、記録写真なし。今回のヴァカンツァはなぜだかカメラをほとんど持ち歩かずにいたので、写真少なし。

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