パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



エミリアの丘陵地帯のアグリトゥーリズモ Agriturismo il Filare :: 2016/06/21(Tue)

パルマの少し南側の丘陵地帯で見つけた、小さな家族経営のアグリトゥーリズモ。自然と動物を愛するマヌエルさんが中心となり、数年前から始めた施設という。

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見渡す限りの緑の広がるここの地で5年ほど前から、自然と動物を愛するマヌエルさんが中心となり、切り盛りしている。

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建物の周囲は見渡す限りの緑に囲まれている。小麦の畑や他穀類、木々や季節の花などが育てられていて、マヌエルさんのペット(?)である2頭のロバやウサギ、もちろん犬や猫等々…
静かな自然のなかで美味しい空気をたっぷりと吸いながら過ごす静かな午後。

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彼が車でお出かけなんてするもんなら、彼の愛犬がどこまでもどこまでも走って追いかけてくる…その必死に走る後ろ姿が可愛くて可愛くて…涙が出るほど皆で笑った。愛されてるなー…

建物を囲む植物はお父さんの庭仕事として担当。庭仕事という域を十分に超えてはいるが、数年計画で、植物を植えてそのお世話をしている。

彼が中心となり、御父様は建物を囲む植物を何年もの計画で少しずつ増やしていって、数年後計画に耳を傾けていると、なんだかほんわかとした気分になったり。

お夕食は彼のお母さんのつくる地元料理。彼女も彼女のおばあちゃんから習ったという、この地ならではのパスタ・スフォリア(手打ち生パスタ)。
包まれた中身はリコッタと野草。アンティパストには自家製サラミと、連れていってももらった切りたてのパルマ産生ハム。
セコンドには、豚肉のスカロッピーネに自家製アスパラを添えて。

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宿泊した翌日の朝食には、近くの美味しいパン屋さんの焼きたてパンと、自家製フルーツジャム。もちろんジャムにする果物は庭で採れたもの。

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近郊には、中世の城の建つ小さな美しい集落がいくつもあり、そんなところも訪ねつつ、静かな一時を楽しんだ。

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Agriturismo il Filare
Via Monte Rosso 2, Bazzano (PR)
Tel: 340.529.5254





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プロセッコの里で…素敵なアグリトゥーリズモ Agriturismo VEDOVA :: 2016/06/16(Thu)

あぁ、ヴェネトって素敵だなぁ…と思わず改めて感激する場所というのは幾つもあるのだが、ここ、プロセッコの里であるヴァルドッビアーデネ(Valdobbiadene)はそのうちの筆頭でもある。

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何度訪れても、どの季節に足を運んでも、いいのだが、今回は初めてお泊まりにてのヴァルドッビアーデネ滞在となった。

かなり念入りに探した先、というのがここ。アグリトゥーリズモ・ヴェドヴァ。カンティーナを持っていて、自社のプロセッコの生産もしつつ、宿泊及び食事のできるアグリトゥーリズモの経営もしている。

ものすごい雨の中をナビを頼りに行ったら、何度もとんでもない道に連れていかれつつ、辿りつくと…

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アグロトゥーリズモというと、一般的には、田舎風な造りで家族的な温かさが売りになる。反して、同施設は、非常に美しいフォルムの近代的で快適な空間。非常に洗練されていて、そして開放的。思わず興奮して大きな声をあげてしまうほどの素敵な環境が私たちを迎えてくれた。

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素敵な趣味の良い部屋の写真を撮るのを忘れてしまったのだが、この施設を取り囲む風景を…

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とにかく、四方八方をプロセッコのブドウ畑に囲まれている。空気は美味しく、そして静か。聞こえるのは、畑を管理する仕事をする人たちのトラクターの音のみ。

施設内レストランも大きなガラス張りで見晴らし最高。料理もセンスよく、ハイレベル。

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なんともため息混じりの声しか口から出ない…というくらいの大満足の滞在となった。たった一泊しかしなかったのが口惜しいほど。

そして、お値段がまた非常に良心的。またぜひとも訪れたい場所がこんなところに…

私たちのお世話役、こんな可愛いラーラさんが極上の笑顔で迎えてくれます。

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Agriturismo Vedova
Via Pianari 2, Valdobbiadene
tel: 338.8708880





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エノテカ ヴィッラ・シェリマン Villa Sceriman :: 2012/10/10(Wed)

パドヴァの南西に位置するエウガーネイ丘陵地帯のVòという地区にあるカンティーナ。

建物は昔の貴族の別荘であり邸宅のヴィッラVillaとして歴史を伴ったものである。その歴史は遡ること13世紀。パドヴァの貴族の家系がこの周辺の土地一帯をテリトリーとし、地主となり、同ヴィッラの原型を造る。ただし、文献としての最初の記述は15世紀半ばのこととなる。

その後200年間は残る記述はない。

そして、12世紀から続くヴェネツィアの貴族シェリマンScerimanが3500ヘクタールの土地とともにこの邸宅を購入したのが1740年。それ以降、シェリマン邸(カ・シェリマンCa’ Sceriman)であるこの建物及び、さらに25ヘクタールを統合し、土地の繁栄に貢献。

20世紀後半の戦後、農業生産を手がける経営体制となり、ぶどう、オリーヴ、大麦、小麦、とうもろこしなどの穀物類、果物など農産物全般を扱う。

建物の一部はエノテカとして、年間を通して解放されており、地元の人たちはもちろん、観光客も多く訪れる場所。頻繁に大型バスでドイツ人のグループも見かけられる。

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この一帯で栽培されるぶどうは、カベルネ・フランCabernet franc、カベルネ・ソーヴィニョンCabernet sauvignon、メルローMerlot、ラボーゾRabosoなど。

土地特有のものとしては、前述のラボーゾ、微発泡のセルプリーノSerprino、ドルチェワインであるフィール・ダランチョFior d’arancioなど。

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一般種などに関しては、正直なところ(個人的意見として)最高級ワインとはいえないかもしれないが、日々の食卓ワインとしてはいいかな。
同丘陵地帯には小さなカンティーナが多く点在しており、今までにも何軒かは訪れてみたが、まだ足を運んだことのない場所もあるので少しづつでも訪れてみたいとは思う。

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Villa Sceriman
Vò Euganeo, Padova
Tel;049.9940123



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アグリトゥーリズモ・ラ・ブオーナ・テッラ Agriturismo la Buona Terra :: 2011/04/10(Sun)

パドヴァ近郊の丘陵地帯、エウガネイ丘陵地帯の麓にあるアグリトゥーリズモ。市内から少し東に車を走らせた平野に位置する。

オーナーはルイーザとドメニコのご夫婦。見るからに奥さんのルイーザさんの権力が強そうで、きれいにお化粧した奥さんに比べて、だんなさんはいつもトラクターで土を耕している風の素朴な風貌。とはいえ、お二人ともこの土地の農家の家族。レストランの壁には、二人の両親の代からの家族写真から、現在の2人の娘さんに至るまでの写真が家系図のように仕立てられて飾られている。

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ご夫婦で同アグリを始めたのが1999年というのだから、まだそれほど古い歴史のある場所でもないのだが、この土地を使って様々な試みがされている。

広大な敷地内には、畑が広がり、有機栽培の小麦やトウモロコシ、そして牛や豚、ヤギ、馬、ガチョウ、鶏、アヒルなどの動物が飼育されている。
農産物は、小麦粉、トウモロコシ粉、ジャム、野菜のオイル漬けなどにも製品として、家畜たちは食用目的とされているため、ここでサラミやハムの製造、肉類は料理されるのは必然。

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敷地内はいくつかの宿泊施設が整い、ここに滞在してバカンスを楽しむ人でこれからのシーズンは賑わうという。その多くはドイツ、オランダ、スイス、フランスなどから。ファミリー向けの部屋もいくつも用意されており、完璧に長期滞在型。自転車での散策や、同敷地ないの散策、プールなども備わっている。

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中心にあるレストランのある建物は、昔牛舎として利用されていたもの。50-60㎝もある厚い壁は、昔の建物ならでは。冬は寒い冷気を、夏は暑い外気を遮断する。
レストランでは、敷地内で収穫された粉を使用したパンが焼かれ、料理はここで獲れたものを最大限使用したものを使用。ここでの生産物はすべて有機栽培の認定マークが入っている。

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ここで見た可愛いかかし達。スパヴェンタパッセリspaventapasseri。かかし達も色とりどりの服をまとって、なんとも愛敬のある姿。

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5月からは毎週金曜の夜、ここで手に入る素材を使った地元料理の料理講習会が開かれる。子供たちの自然体験学習の場としてのヴェネト州指定先でもあり、学校の授業またはサマースクールなども開校している。

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Agriturismo La Buona Terra
Via Repoise, 73 Cervarese di Santa Croce, Padova
Tel; 049.9915497


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アグリトゥーリズモ パッソ・デル・ヴェント Agriturismo Passo del Vento :: 2011/03/02(Wed)

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パドヴァ郊外のエウガネイ丘陵地帯。ブドウ畑の真ん中をくねくねと走る途中にある一軒の小さなオステリア。ブドウの畑の続く、ちょうど周辺地区の分岐点の角に位置し旅籠屋的な雰囲気をもつ。

パドヴァの人たちにとって、ここら辺一帯は日曜日などになるとちょっと近遠出をするにはちょうどよい距離で、しかも自然な空間。あちらこちらの拠点にアグリトゥーリズモやオステリア、リストランテが点在するので、日曜日のランチなどは予約をしないと結構満席で断られることもある。

ここもそんな店のうちのひとつ。小さいながらも休日は家族連れ、それも数家族で昼食会、という光景が。

料理はメニュー数はごく少ないものの、いわゆる山料理のオンパレード。
アンティパストには地元の極太サラミのソプレッサ、パンチェッタと小さなタマネギの酢漬け。

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プリモには、アナトラ(カモ)やらチンギアーレ(イノシシ)のラグー、セコンドもそれらプラスロバ肉の煮込みなど。4時間かけて煮込んだと言うこのロバ肉も柔らかくてやっぱりお決まりのポレンタによく合う。

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豆のサラダもしかり。シンプルながらしっかりお腹も満たして山間ならではの温かみが何よりの御馳走。そして、コストパフォーマンスも最高に良いのも魅力。

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Agriturismo Passo del Vento
Via Contea, 34 Teolo (Padova)
049.9925342

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