パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



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アレーナ・ロマーナArena Romana :: 2009/07/31(Fri)

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パドヴァには、古代ローマ人の古址として、アレーナ(円形劇場)の遺跡がある。
“アレーナ・ロマーナarena romana”別名“アンフィテアトロanfiteatro”と呼ばれる。意味は同様に円形劇場。60~70年の建造物だとされている。

パドヴァのそれは、現在残るものとしてはアレーナの壁面のごく一部。一部ではあるが、円形であった当時の面影を見ることができる。
他都市同様、古代ローマ時代の遺跡もローマ帝国の滅亡後(西ローマ帝国??)、その当時の建造物は損壊、6世紀後半ごろからは、当時の新建造物の建築材料として石や大理石は切り出され、その姿の大半が消滅した、という経緯もあるようだ。

パドヴァに残るアレーナ跡には、現在パドヴァとして重要な建造物、ジョットのフレスコ画が世界で最も良い状態で残るといわれているスクロヴェーニ礼拝堂(カペッラ・デッリ・
スクロヴェーニcapella degli scrovegni)やエレミターレ教会(キエーザ・デッリ・エレミターニchiesa degli eremitani)などがある。
ヴェネト州内でのアレーナとして有名なのは、ヴェローナにあるもの。残存状態もよく、夏場には、野外オペラコンサートが上演されることで有名。世界各国からオペラ観劇に人々が集まり、華やかな舞台を楽しんだりもする。

パドヴァでも夏場となると毎年このアレーナ跡では特設舞台が設置されテアトロ、音楽コンサート、サンス、そして映画などのイベントが毎晩催される。
昨晩は映画の日。屋外に大きく設置されたスクリーン前には約100人ほどの観客。この日の演目はン・ハワードの『天使と悪魔』。

映画料金一人5ユーロと手ごろなのも魅力。

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公園での子供たち :: 2009/07/30(Thu)

バカンスシーズン真っただ中の今、町中は人気がだいぶ減っている。が、今年は例年よりもバカンスに出かけず、町に居残る人が多いと言われている。不況の影響で。これから8月に入り、さらに本格的なバカンスに入る人が多いとは思うが、町中は車の量もそれなりに多いように思う。

普段なら、夕方の公園は学校を終えた子供たちでいっぱい。元気に走りまわる子どもたちとお母さんたち、という光景に遭遇するのだが、暑さも厳しくなり、7月に入ったころから、その数はグンと減少。

自宅近くの公園は、その近所に住む子供たちのためにパドヴァ市の管理もよく行き届いている。もっと大きくて整備の整った公園もあるが、ここは小さいながらもなかなか快適。

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毎週火曜日夕方5時になると、ボランティアのグループが紙芝居やら小劇やら、様々な工夫をして子供たちを楽しませる。また、近所の商店からフルーツやお菓子、飲み物などが差し入れされたりもする。火曜日ばかりはいつもよりも公園に足を運ぶ人が多いのか、普段よりも活気づく。

公民館的な建物と遊具、そして中央は広い空間でたいていは男の子たちのサッカー遊びの場所。

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夏場は朝10時開園、昼休みのため12時一時閉園、16時に再開園し、20時まで使用可能。
清掃や管理は市に登録している障害者及び高齢者によって構成されている。

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ジャンニ・アルコのガリレオ・ガリレイ :: 2009/07/29(Wed)

6月の後半くらいから、パドヴァのチェントロの路上に忽然と現れた芸術展。現れた当時は???と思っていたが、その後は周りとも調和し、それが前からそこにあったかのように自然に存在するようになった。

私の日常としては、子供の遊び場と化してしまっているこれらの彫刻の数々だが、改めて近づいてよく見ると、他の彫刻もじっくりと足を向けたくなるもの。周囲の建物ともよく調和し、カフェ・ペドロッキ周辺のそれらはまるで、このカフェのために設えたもののように、入口のライオンともども、観光客の撮影スポットとしても存在している。

これらの彫刻はヴェネツィアの彫刻家、ジャンニ・アルコGianni Arcoの彫刻展示。物理学者、天文学者、哲学者であるガリレオ・ガリレイが天体観測を本格的に始めてから400年が経ったとされる、2009年である今年、パドヴァを中心に様々なイベントが開催されているものの一環。
「天文学の父」と呼ばれたガリレイはパドヴァ大学の教授として長年を過ごした。彼の地動説の根源となった木星の衛星の発見はここパドヴァでされたこともあり、パドヴァとガリレイの関係は深い。

ガリレオの彫刻を中心に、ジャンニ・アルコの作品はブロンズ、石、木などの素材を使った作品がパドヴァ市とパドヴァ大学の主催で町中に展示されている。

展示は7月30日まで。

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ストゥルーデルStrudel :: 2009/07/27(Mon)

ストゥルーデルといったらオーストリアの代表的なお菓子。薄い生地にリンゴ、松の実、干ブドウ、そしてシナモンで風味をつけバターを塗りながらくるくると巻いてオーブンで焼いたもの。周りの薄い生地がバターの力で何層にもパイのように仕上がり、サクサク、カリカリとした食感、パイとはまた違ったそれが特徴のお菓子。

ストゥルーデルはオーストリアのお菓子かと思いきや、実は地中海地方に広く伝わるもので、それはドルチェ(甘味)だけではなく、サラーテ(塩味)もある。

クロアチア・ロヴィーニョのヴァカンツァの際にお世話になった家族のおばあちゃんが、私たちの帰る日に手製のストゥルーデルを焼いてくれた。彼女の得意料理なのだというそれは、ヤギのリコッタとズッキーニが詰め物として焼かれていた。ステンレスのオーブン皿に並ばれて焼かれたストゥルーデルはまだ温かく、生地はもちろんカリカリのパリパリ、詰め物は意外とあっさりしていて1切れだけでは絶対に済まない。人が集まるフェスタなどでは、必ずここのおばあちゃんはこのストゥルーデルを焼いて持参するのだという。

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ストゥルーデルの起源はアラブ圏内でよく食べられるバクラヴァBaklavaというものらしい。現地で見たことがないので詳しくは知らないが、各国により呼び名は変わるものの、ここでも薄い生地に包まれたフルーツや肉類などのお菓子または惣菜だという。

現在よく知られているオーストリアのお菓子としてのストゥルーデルはこのバクラヴァに砂糖を多用したトルコのものが直接のルーツとされている。東方の文化をヨーロッパに持ち込んだギリシャ人の功績だ。

ストゥルーデルに欠かせない薄い生地はイタリア語でパスタ・スフォリエpasta sfoglie(=紙のように薄い生地)といい、西洋菓子主にフランス菓子のなかではパート・フィロー呼ばれる。“フィロー”はギリシャ語の“フィロー;phylloまたはpilo”からくるもので、意味としては上記イタリア語のスフォリエ(紙)ということからもその由来が解る。

ストゥルーデル、そしてパスタ・スフォリエという言葉を聞くと、思い出すのはいつも同じ光景。何年も前、東京で働いていた事務所での仕事のなか、企業の商品開発の様々なアイデアを提供してくれた某イタリア料理のシェフが、私たちの小さなキッチンでこの生地を実演してくれたこと。手で伸して向こう側が透けてしまうくらいまで丁寧に丁寧に薄くしていく作業は今でも忘れられない。できあがったストゥルーデルの美味しさに感動したことがある。その当時はストゥルーデルという言葉さえ知らなかった頃でもあるが。。。

ちなみにイタリアでは、ヴェネツィア共和国崩壊後に侵入してきたオーストリア人が持ち込んだもので、北東部イタリアの3州(トレンティーノ・アルト-アディジェ、ヴェネト、フリウリ-ヴェネツィア・ジュリア)に普及している。
特にトレンティーノのものはDOPに指定されているヴァル・ディ・ノンVal di Nonという品種のリンゴを使うことで特徴づけられる。このリンゴはペクチンの含有量が高いので、砂糖を加えて加熱した際に保水がよく、つまりはうま味を水分として逃さないという利点があるそうだ。

話がだいぶいろいろに反れてしまったが、ロヴィーニョのパン屋及び、帰り路に立ち寄ったスロヴェニアのパン屋などでもストゥルーデルは何種類もショーケースに並んでいたことを思い出す。

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Rovingoのレストラン② :: 2009/07/26(Sun)

Rovingoのチェントロは小じんまりとしてはいるが、飲食店の数はかなり多い。そのほとんどが魚介料理を売り物にしている。メニューの値段の比較はスカンピやらグリリアータ・ミスト(魚介のミックスグリル)などを中心に見ていると大抵見当がつく。あとは立地と客の入り具合、店の雰囲気などで好みを選ぶことになる。

何度か通うとやはりお気に入りの店やら顔見知りとなって常連化していくのだが、イタリア人である私の夫はあまり冒険をしたがらず、それに反して私はできるだけ多くの店に足を運んでみたいと思う。でも、やはり顔見知りの店だと味や価格的に安心だったり、食事もある程度落ち着いてできる、という利点はある。

さて、ロヴィーニョの数あるレストランの中でも有名な店のひとつとして必ず挙げられるのが『ジャンニーノGiannino』。やはりロヴィーニョ好きなヴェネト州知事も通うという店。

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ロヴィーニョ特有の小さな路地を少しあがった角にある小さな間口。ここの魚の質は定評があり、ここロヴィーニョでも信頼のできる店でしか注文のできないスカンピ・クルード(生スカンピ)は注文からはずせないもの。

イタリアにいても生のスカンピにありつくのは難しいが、ここイストリア半島沿岸のスカンピは大変有名で、しかもイタリアよりもかなり割安。皿に盛られたそれはふっくらとして甘くてとろけるように美味い。イストリア産のオリーヴオイルと少々効かせた黒コショウがベストマッチ(写真は撮り忘れた)。

あとは、殻もバリバリと食べられ、甘くてジューシーなエビのアチェット仕立てとスパゲティ・ボンゴレ。生野菜のサラダとやはりイストリア産の白ワイン、マルヴァジアMalvasiaのボトル1本と水1/2リットル、お通しのバカラ・マンテカートを含め、2人で65ユーロ。

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昨年は満席で席待ちをした挙句、店の隅の小さな席しか空かなかったのだが、今年はガラガラ。イタリア人が押し寄せる8月ヴァカンツァのピークには、またあの活気が戻るのだろうか。

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