パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



スポンサーサイト :: --/--/--(--)

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


  1. スポンサー広告
ヴェネト料理教室Corso di Cucina Veneta :: 2010/09/30(Thu)

料理家ステファーニアのキッチンにて開催したヴェネト料理教室。
チェントロからほど近いこのアパルタメントは彼女の仕事場となっていて、ここで定期的に料理教室を開催している。

大きな変形のキッチン付きのお部屋はとても素敵に設備が整い、すっきりとしたモダン好みの彼女の好みが集結する、彼女のお城になっている。そして長い間をかけて集められた使い勝手がよくデザインの優れたキッチン用品もびっしり。それだけを見ているだけでも楽しい。

この日は東京から参加のMさんにヴェネトの季節の定番料理を披露。

アンティパストにはフンギ・ポルチーニにジャガイモのムース仕立てを添えたもの。フンギ・ポルチーニも産地によって(もちろん値段が比例する)は風味も格段の差が。彼女の興味もあり、数種のポルチーニを調理してみたが、やはり歴然。(もちろん値段が比例する。)
R0014291_convert_20100930031205.jpg

そして今は生のものが手に入るファジョーリを使ったパスタ・エ・ファジョーリ(インゲン豆とパスタ)。もちろん豆を濾して仕上げるヴェネトのスタイル。ここに彼女の美味しさの隠し技である香草の香りをつけたオイルでできあがり。

セコンドは仔牛のレバーとタマネギを炒めるフェーガト・アッラ・ヴェネツィアーナ。じっくりとタマネギを炒めることと、レバーを丁寧に掃除することがいつも変わらぬ調理の単純だけど重要な段階。
R0014295_convert_20100930031228.jpg

締めのドルチェは先日紹介したブドウの果汁でつくるスーゴリ。

シンプルで滋味な色どりの“ザ・ヴェネト料理”な料理だけど、普通に美味しいのは嬉しいこと。
R0014284_convert_20100930031140.jpg
R0014273_convert_20100930031114.jpg

帰り路に偶然通ったピアッツァ・デイ・シニョーリでは、この夜、光のイベントが行われていた。同ピアッツァのシンボルである時計台。この時計台を中心に建物全体を大きなキャンバスのように見たて、それを光と映像で様々なシーンを創り上げる。時計の針を逆戻りさせて歴史を振り返ったりと、いつもの風景なのに、まるでそこは異次元のような錯覚。。。建物のもともとある造りを生かし、大きな空間がものすごい細密な計算された画像(…というのか?)になっている。
R0014303_convert_20100930031252.jpg


スポンサーサイト

テーマ:イタリア - ジャンル:海外情報

  1. Corso di cucina/料理教室
  2. | trackback:0
  3. | comment:1
結婚おめでとう!!Tanti auguri un felice matrimonio!! :: 2010/09/29(Wed)

先週の土曜日は友人のEちゃんの結婚式だった。場所はパドヴァ市庁舎。招かれてもいないのに、とりあえず現地へ。

イタリアでは結婚式は教会もしくは市役所にてのどちらかを選択する。市役所での場合には、市長もしくは代理人の立会のもとにイタリア国憲法の名のもとに夫婦になる。なので、季節柄のよい土曜日などは、結婚式ラッシュで、30分ごとに入れ替え制的に行われる。だから、あっちもこっちも花嫁さん、という光景。幸せオーラがまき散らされている。
R0014313_convert_20100929142020.jpg

この日は天気予報では雨だったのだが、前夜に雨が通過してくれて朝から雲ひとつないいいお天気。結婚式日和だ。

開始の時間を見計らって市庁舎下に行くと、もう結婚式を終えたカップルとその参列者や、これから式に参列する人たちなどでいっぱい。時間になったら結婚の誓いを同席するのは結構と気軽に誰もが(というわけでもないけれど、比較的そんな感じ)参加できるのがいいところ。
R0014315_convert_20100929142046.jpg

Eちゃんは緑色の鮮やかな振袖で登場。とっても素敵でした。人の幸せは周囲を幸福な気分にさせてくれる。

そして街中のあっちの教会、こっちの教会でも、やっぱりおめでとう。
R0014329_convert_20100929142109.jpg


テーマ:イタリア - ジャンル:海外情報

  1. 行事、習慣
  2. | trackback:0
  3. | comment:0
かぼちゃ祭りFesta della Zucca @Este :: 2010/09/28(Tue)

収穫の秋、ということで、各地では収穫祭が頻繁に行われている。
この週末は、パドヴァ県下のエステEsteという町で毎年恒例のかぼちゃのお祭りが開かれた。

小さな町の旧市街は壁に囲まれたここヴェネトならではの町の造り。規模もだいぶ小さいが、小さいながらにコンパクトにまとまった美しい町だ。

この町の中心のピアッツァ・マジョーレpiazza Magioreにおいて、このお祭りは開かれている。
昔の職人の仕事ぶりを再現した一角。
R0014343_convert_20100927143120.jpg
R0014348_convert_20100927143146.jpg
R0014355_convert_20100927143209.jpg

そして祭りの主役、大きさ、色、形ともバラエティーに富んだカボチャたち。
R0014364_convert_20100927143321.jpg
R0014359_convert_20100927143234.jpg
R0014361_convert_20100927143258.jpg

祭りに欠かせない仮設レストラン。地元のレストランが協賛してカボチャ料理をふるまっている。
R0014368_convert_20100927143349.jpg

カボチャ料理の筆頭は、ここではやはりリゾット。カボチャの色が黄金色に輝く、季節の味。そしてカボチャのパスティッチョ(ラザニア)。…なのだが、もう売り切れでカボチャ料理にはありつけず。(涙)
そういえば、昨年もここに来て同様にリゾットにはありつけず、最後のすべりこみでパステッチョを食べた記憶が…と思いだした。

ということで、腹ごしらえは地元のオステリアにて。またこちらの話は次回へ。
R0014363_convert_20100927143454.jpg


テーマ:イタリア - ジャンル:海外情報

  1. イベント、見本市
  2. | trackback:0
  3. | comment:4
スーゴリSugoli :: 2010/09/27(Mon)

秋のこの時期、つまりはブドウ収穫のこの時期限定のドルチェ。ブドウ農家で昔からつくられているドルチェのひとつ。

ワインをつくる際の第一段階であるブドウの絞り汁(モスト)に小麦粉を加えて加熱し、固まったものをいただく。
その昔は冷蔵庫などがなかったから、常温で冷めたところを食べるのだが、ブドウ収穫の時期ともなれば朝晩は肌寒いくらいだからちょうど良いのかもしれない。が、大量につくり保存しておき、カビが生えたらそれは取り除いて食べる、という具合になんとも素朴(…というのか??)なもの。

友人のステファーニアが紹介してくれたスーゴリは、ちょっとお洒落な感じに仕上げてくれたけれど、そのつくり方やら材料を見ていたら日本のういろうを思い出した。
実際のモストで作るよりも美味しい、彼女のつくる洗練されたスーゴリに仕上げる秘密は使用するブドウにある。

イチゴのように甘いから、Uva Fragoraウーヴァ・フラゴラ。小さい粒をいっぱいつけたこの品種のブドウはすごく味が濃くて、甘さも酸味もしっかり。そして皮が硬い。この品種のほか、クリントンという品種でつくるスーゴリも美味しくできる、というが、こちらはテーブル用ブドウではなく、ワイン製造用の品種。とにもかくにも、彼女いわくではこの2種に限定されるらしい。
R0014324_convert_20100927123711.jpg

手順はいたって簡単。
ブドウを洗って鍋に入れる。火にかけること約10分。果汁が出てきたらそれを濾す。この濾す作業では、中の種をつぶさない程度の程良い濾し機があると良い。種がつぶれてしまうと果汁に苦味と渋みが移ってしまう。
R0014287_convert_20100927123518.jpg

ここに1リットルの果汁に対し75gの小麦粉をふりいれ泡だて器でよく混ぜてなじませたら再び火にかける。弱火にかけながら鍋底があたらないように木べらで常にかき混ぜながら加熱していくと、だんだん手が重くなってくる。

粉くささがなくなったあたりで火を消して、好みで砂糖を加え混ぜ、容器に流してそれが固まったらできあがり。

砂糖など入れずとも十分すぎるほどの甘さ、そしてものすごく鮮やかなピンク紫色。さっぱりとしていてこれは美味しい。季節限定デザート。
R0014301_convert_20100927123555.jpg


テーマ:イタリア - ジャンル:海外情報

  1. Dolce/ドルチェ
  2. | trackback:0
  3. | comment:0
キオッジャ日記 :: 2010/09/26(Sun)

ヴェネツィア本島より南側にあるキオッジャという町。ヴェネツィアの漁港町でアドリア海沿岸での随一の魚のメルカートがある場所。
R0014260_convert_20100926142019.jpg

ここを訪れる目的はもちろん魚市場。一般用とイッティコitticoと呼ばれる業者向けとがあり、前者は毎朝、関係者しか入ることのできない後者は早朝と午後の決まった時間に開く。

お天気のよいある日のキオッジャ。もちろんメルカート見学のために行ったのだが、今日はキオッジャならでは光景を紹介。

運河は今灌水工事中により、埋め立てされており、その工事現場を覆う可愛らしい楯に私の目は釘付け。それも、そこに描かれているのはキオッジャ(ヴェネツィア)の伝統料理がレシピ付きで描かれているのだ。それもものすごいキオッジャ訛りとともに。。。矢印の後ろに続くのが正しいイタリア語。
R0014247_convert_20100926141647.jpg

Sardòni a la ciosòtaサルドーニ・ラ・チオソーラ→Sardine alla ciotraサルディーネ・アッラ・チョートラ…たぶん…(小魚のごった煮)
R0014236_convert_20100926141254.jpg

Canoce friteカノチェ・フリテ→Canocchie frittiカノッキエ・フリッティ(シャコのフライ)
R0014237_convert_20100926141321.jpg

Sèpe nereセーペ・ネレ→Seppie Nereセッピエ・ネーレ(甲イカのスミ煮)
R0014241_convert_20100926141525.jpg

Risi e bisiリーズィ・エ・ビーズィ→リーゾ・エ・ピゼッリRiso e piselli(グリンピースのリゾット)
R0014240_convert_20100926141458.jpg

Seòle al fòrnoセオーレ・アル・フォルノ→Saor al fornoサオール・アル・フォルノ(タマネギのオーブン焼き)
R0014242_convert_20100926141554.jpg
Folpo co le patateフォルポ・コ・レ・パタテ→Polpo con le patateポルポ・コン・レ・パターテ(タコとジャガイモのサラダ)
R0014245_convert_20100926141620.jpg
運河の町らしく朝の野菜類の市場は運河沿いに並ぶ。
R0014254_convert_20100926141934.jpg
R0014255_convert_20100926141839.jpg
R0014257_convert_20100926141908.jpg

↑こちらはバカラ(干しタラ)

朝の仕事を終えた漁師たちが、もう酒を飲み始めてる。。。(午前10時)ものすごくマフィオーゾ(ヤクザな感じ)な人たち。あちこちの小さなバールはこういう男達でいっぱい。きっとひと昔前まではこういう類のバール内は煙草の煙でモックモクだったのだろう。でもこの人たち、外見とは違って中身はとても優しい。
R0014251_convert_20100926141739.jpg

15世紀の建物。もちろん現在も住居として人が住んでいる。暖炉の煙突が外壁に造られているこういう造りは今やもう貴重なものらしい。こういう古い建物の石は大変に堅固もので、火事などにあっても焼けないで残るのだそう。
R0014250_convert_20100926141711.jpg


テーマ:イタリア - ジャンル:海外情報

  1. Veneto/ヴェネト州
  2. | trackback:0
  3. | comment:0
次のページ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。