パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



スポンサーサイト :: --/--/--(--)

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


  1. スポンサー広告
トラットリア・アッローカビアンカ@Treviso Trattoria all’Oca Bianca :: 2011/05/31(Tue)

水の流れを町のどこに居ても感じる、閑静で整然とした美しい町、トレヴィーゾ。町のチェントロに小さな間口を構える1921年創業の店がここ。

“アッローカall’oca”とされる店名は白いカモ。この場合はアヒル。店内はカモ(オーカoca)やら映画などのシーンの写真やら、木の造りとそれらをさりげなく飾る置物がいい感じに置いてある。

R0021418_convert_20110531125446.jpg


メニューは地元のトラディショナルとそれに少し手を加えたもの。
タリアテッレのカモのラグー。トマトを使わないもしくは、少しだけ使用で色の赤くないラグー・ビアンコ。

R0021417_convert_20110531125424.jpg

蒸し餃子みたいだけど、中にはカルチョッフィとモルラッコmorlaccoというヴェネトの山地方のチーズを詰めたトルテッリ。トマトのコンカッセとバジリコのフレッシュな感じ。

R0021412_convert_20110531125402.jpg

トレヴィーゾでは通っちゃいそうな、私好みのお店。

R0021400_convert_20110531125238.jpg

R0021424_convert_20110531125507.jpg

Trattoria all’Oca bianca
Vicolo della Torre, 7 Treviso
Tel; 0422.641850


スポンサーサイト

テーマ:イタリア - ジャンル:海外情報

  1. Veneto/ヴェネト州
  2. | trackback:0
  3. | comment:0
スプリッツ Spritz :: 2011/05/30(Mon)

ヴェネトのアペリティーヴォといったら、スプリッツSpritz! 至るところにある町のbarに座る人々の前には、あっちでもこっちでもオレンジ色のグラスが置いてある。非常にポピュラーなな飲み物。

R0021593_convert_20110530134341.jpg

スプリッツは、ヴェネトがオーストリア軍に占拠されていた時代に生まれたとされており(もちろん諸説あり)、ヴェネツィアを中心としたヴェネト州、トリエステを中心とするフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州、そしてトリエステからクロアチアの北西部の一部の三角地帯であるイストリアなどの地区に広まったとされている。
その当時の内容としては大変にシンプルなもので、アクア・ガッサータ(ガス入りの水)とワイン(白が好まれた)を混ぜたものだったとか。

もともとはアルコール度数の高いヴェネトのワインを薄めるのが目的だったとされ、当時のその呼び名はドイツ語で“スプリッツェンspritzen”。それはイタリア語でいう”スプルッツァーレspruzzare=霧をふきかける、しぶきを飛ばす“という意味のもの。
それがヴェネトを中心に広まり、その町それぞれがオリジナルとして今も根付いている。そのうちでも特に加えるリキュールを赤いものにすることはヴェネツィアで生まれたものだとされている。

その赤いリキュールの代表格がアペローAperolとカンパリCampari。代表格、というより今ではもはやこれらなくしてはスプリッツとは呼べないものとの認識さえ。特にアペローに関しては、アペロー=スプリッツと同格で連想させるほど、その関係は深いもの。
アペローというリキュールは植物の根(おそらくリンドウ)と薬草、砂糖などでできる甘くほろ苦さのある赤い酒で、アルコール度は11度、とリキュールの中ではかなり軽め。

アペローはもともとパドヴァにあったフラテッリ・バルビエラFratelli Barbieriが製造していたもので1919年のパドヴァの食の展示会で紹介されて世に出たもの。そして大戦後に急速に北部イタリアを中心に普及しました。2003年にはミラノのダヴィデ・カンパリ社の傘下となっています。

イタリアでは一時、アペローのテレビCMを頻繁に目にすることがあり、そのコピーが『スプリッツ・ライフ?アペロー スプリッツ!Spritz Life? APEROL Spiritz!』。誰もが一度は耳にしたことのあるフレーズで、これにより、スプリッツ、アペローともにその認知度は急速にアップしたような感あり。特に都市部を中心に、夜の7時ごろ(バールにより異なる)までにカクテルを頼むとかなりしっかりとしたおつまみが楽しめる、というお得な“ハッピー・アワー”にスプリッツを取り入れる(これは企業的な戦略か??)店が多く、若者の間を中心に急速に広まった。

現在ではイタリア北東部の町を中心に最も身近なアペリティーヴォとして親しまれているものだが、これも料理と同様にそのリチェッタは千差万別。
ヴェネツィア、パドヴァ、ヴェローナ、ヴィチェンツァ、トレヴィーゾあたりではここ一帯を産地とする発砲ワインのプロセッコをベースとするのが一般的。つまり、それぞれの土地でそれぞれ産出のワイン+水(ガス入りまたはガスなし)、そしてリキュール、というのがリチェッタの基本となる。

ちなみにアペローのボトルに推奨されているリチェッタはアペロー:プロセッコ=2:3、炭酸入りの水、氷、薄切りオレンジ。
グラスに注がれたこのカクテルにオレンジの薄切りと竹串に刺されたグリーンオリーヴ、というのが定番。甘めのこのスピリッツを飲みながら、添えられたオリーヴの実をかじるのが王道。

日の暮れるのが極端に長いこの夏の季節、屋外のテーブルで飲むスプリッツは格別。

R0013829_convert_20100826074127.jpg


テーマ:イタリア - ジャンル:海外情報

  1. bevanda/飲み物
  2. | trackback:0
  3. | comment:2
オステリア・デイ・ファッブリ Osteria dei Fabbri :: 2011/05/29(Sun)

パドヴァのチェントロ、ピアッツァ・デッレ・エルベからほんの少しだけ小路に入ったところにあるオステリア。観光客や地元の人が気軽に通うオステリアだ。

R0021121_convert_20110529133709.jpg

メニューは地元料理を中心に季節もので構成。

地元のパスタ、ビゴリもインサルサ(アンチョビとタマネギ)とカモのラグーで。この季節ははずせない、グリンピースのリゾットリーズィ・エ・ビーズィ。

R0021108_convert_20110529133506.jpg

R0021113_convert_20110529133608.jpg

皿の盛りがかなりしっかりしているので、地元の人はたいていセコンドをひと皿、と頼む人が多い。ちなみにこちらはウサギのバルサミコ煮込みとトリッパの煮込み。やっぱり付け合わせはポレンタ。

R0021110_convert_20110529133536.jpg

R0021117_convert_20110529133639.jpg

Osteria dei Fabbri
Via Fabbri 13, Padova
049.650336


テーマ:イタリア - ジャンル:海外情報

  1. リストランテ・食べ物屋
  2. | trackback:0
  3. | comment:0
トルタ・ディ・チリエッジャ Torta di ciliegie :: 2011/05/28(Sat)

アスパラの季節が終わると始まるのがサクランボの季節。今年はアスパラが早くに終わってサクランボが早くにやってきた。
ヴィチェンツァ県下のマロスティカという町、そしてその周辺はサクランボの生産が有名で、甘くて味の濃い、美味しいサクランボが採れる場所。

そのまま食べてももちろんいいけれど、この季節になると、サクランボを使った菓子といったら素朴なサクランボ入りのケーキ。

使うサクランボはマロスティカのサクランボがよい。味が濃く、皮が固いので調理向き。

重層を少し加えた水にしばらく浸して洗う。マンマ・グラツィエーラの方法で。

R0021254_convert_20110528135210.jpg

材料は卵と粉、砂糖、牛乳、そして少しの膨らし粉。計量はスプーンやコーヒーのカップで目分量。けっこう混ぜて混ぜて生地の固さも牛乳で調節。

R0021255_convert_20110528135244.jpg

サクランボの種をひとつずつナイフの先で丁寧に取り除き、型に流した生地の上に置く。

R0021267_convert_20110528135319.jpg

オーブンに入れて美味しく焼きあがってくるのを待ち、、、

R0021284_convert_20110528135417.jpg

できあがり。素朴でほのかな甘みのある季節のトルタ。マンマの優しさがいっぱい。

R0021315_convert_20110528135450.jpg

R0021368_convert_20110528135542.jpg


テーマ:イタリア - ジャンル:海外情報

  1. Dolce/ドルチェ
  2. | trackback:0
  3. | comment:0
スグロッピーノ Sgroppino :: 2011/05/27(Fri)

スグロッピーノは、ヴェネトならではの食後のデザート。通称ソルベットsorbettoと呼ばれるもので、レモンのジェラートをベースに、プロセッコを加えて混ぜてグラスに注ぐ。食べるドリンク、または飲むジェラートに近いか。。。

R0021433_convert_20110527133841.jpg

16世紀前半には、貴族たちの食後の口直しとして提供された、との記述がある。その昔、冷凍記述の発達していなかった時代には、夏期に冷たい氷を食すということ自体が最高のデザートだったことからも、それが窺えること。

その多くは現在、やはりこれもヴェネト産ワインの発砲酒であるプロセッコを加えるのだが、ウォッカなどの高アルコールを風味づけに加えるのもオリジナル。
それにしても、プロセッコはスプリッツを始め、ここの食(飲?)文化に様々な形で使われるもの。

見た目にも涼しげで、特に夏場の食後のさっぱりとした軽いデザートとして重宝されるもの。イチゴやグレープフルーツ、コーヒーなどの変形バージョンもあるが、やっぱりこれはリモーネのジェラートベースに限る!


テーマ:イタリア - ジャンル:海外情報

  1. Dolce/ドルチェ
  2. | trackback:0
  3. | comment:4
次のページ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。