パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



ナターレのひと仕事…終了… :: 2011/12/30(Fri)

“ナターレは家族と”というのはお決まり。ほぼ義務のように24日の夕食のテーブルには親戚の集まるどこかには居なければならない、ということで、行ってきました。ナポリ。

パドヴァを出発し、ようやく到着した夕食時。今年は近い親戚とのテーブルで総勢16名。到着してまずは一人一人に挨拶して「さあ、席に座って」と促されたら、ナターレのテーブルには必然の水牛のモッツァレッラがキラキラ・プリプリで待っていた。

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クリスマス・イブのことをヴィジリア・ディ・ナターレla vigilia di nataleという。カトリックの国だからこそナターレはジェスーの生まれた大切な日。その前日ということもあり、24日は清めの意味もあり肉は食べずに魚料理というのが基本。

今年はプリミが2品。魚介とズッキーニのパッケリ、スパゲティ・ボンゴレ(これは定番!!)。

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プリミの時点でもう結構満腹。合間に野菜の皿が行き交うなか、セコンド2品。バッカラのトマト煮と白身の魚(なんだか忘れた)とジャガイモのオーブン焼き。

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せっかくだから全てを頑張って食べて、ひと通り料理が終わると、焼き栗。そしてクルミ、ノッチョーラ、ピーナッツのナッツ類とナツメ、イチジクなどの乾燥フルーツがドドンと出てくる。

あー、お腹はちきれるー!というときにこれでもか、と甘いもの。ナポリのナターレといったら、ストゥルッフォリstrufolliなしには語れない。

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粉、卵、バター、砂糖を混ぜた生地を5-10㎜の小さな球状にして油で揚げ、それを鍋で温めた蜂蜜にからめたもの。
たいていは大きな器に山に盛り、コンフェッティ(砂糖をかためたもの)やアラザンをふりかけてある。それを端から自分の器に取り分けて、またはつまみ食い様に端から手で一粒、または数粒ずつ食べる。止まらなくなるので危険。

そして25日は肉の日。お昼のラザーニャが恒例で、今回はこれまたもうひと皿プリモと仔羊だった。25日の夜には、もうお腹が疲労…
次ぐ翌日は疲れた胃に野菜のブロードにトルテッリーニ。もうこれだけで勘弁して~~と思ったら、さらにまた肉が出てきたり…。皆しっかりドルチェも食べたりしている。

いつもながらにすごいよね、よく食べる。

こちらはびおらの従兄、アレッサンドロくん、5歳。

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今回は行く先々に子供がたくさん、びおらは大興奮。彼女にとっては楽しいナターレだった。

ナターレの日に家にいないから、サンタさんは寄ってくれないんじゃないか、我が家には煙突がないから家に入れないんじゃないか、と毎日心配してドキドキしながらパドヴァの我が家に戻ったら、無事にプレゼントは届いていた。
文字通りに飛び上がって喜んだプレゼントは犬のぬいぐるみ。怪我していてあちこち押すと痛がったり泣いたりして、これに聴診器をあてたり注射をうち、ギブスをはめたりする。こんなに喜んでもらえると、密に用意のし甲斐もあるもんだ。笑。

「そういえば、サンタさんへの手紙には“イヌ”とだけ書いて“しゃべる”イヌと書かなかった」ことも非常に心配していたが、「サンタさんは知っていたんだぁ~~~!!!」らしい。よかったね。





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buon natale :: 2011/12/24(Sat)

ナターレ前とあって、昨日の街中は夕方から人・人。不況ってどこへ?と言いたいくらいに道行く人たちは大きなプレゼントの袋をいくつも抱えている。

どこのお店も買い物客で溢れているけれど、文房具屋に行ったらラッピング用の袋やらリボン、カードを手にした人たちですごい行列。(という自分も同じものを購入したんだけれど)
義理プレゼントはホントにめんどくさいからもうやめればいいのに、とは思いながらもやっぱり買わなければならないんだよねぇ…

どうせ用意しなければならないのなら早く買っておけばよいものを、またもやギリギリに夕方1時間でぱぱぱーっとひと通り済ませた。大したものでないものにお金を使うのは、ほんとうにしんどい。で、大したものでないものを買うと、ラッピングしてもらえない場合が多いので、こうして自分で包装をするってことに。

それにしても、ナターレ時は肉屋大繁盛。

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我が家は24日に南へ大移動。びおらは楽しみにしているバッボ・ナターレが煙突のない我が家にどうやって入って来れるのかとても心配している。おまけに25日の朝にいないとなると、来てくれるのかどうなのか??非常に不安そう。電話して!!と言われたので、出発前に置き手紙を置いておこう。

当の本人は、もう既に何日も前から欲しいものは申請中。

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そうそう、今年は玄関のリースがとっても可愛い。家の下で枯れて(?!)いた紫陽花を上階に住む友達がリースにしてくれている。シンプルで可愛いのだ。

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…ということで行ってきまーす!
Vi auguro per un sereno natale!!

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ナターレ、パネットーネ、フォカッチャ… :: 2011/12/23(Fri)

近所のスーパーに買い物に行ったら、あんなに高く山積みになっていたパネットーネやらパンドーロの箱が無くなっていた。もうじきナターレで店を閉めるということもあり、品薄…。棚があっちこっち穴ぼこだらけだった。

今年は買わないぞ!と決めていたパネットーネ。やっぱりひとつは買いたくなる代物。

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パネットーネについてはこちら

そして、ヴェネトではフォカッチャ(フガッサ)と呼ばれるこんなのも頻繁に見かける。

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ナターレが近づくと我が家にもいくつか贈り物が届けられる。よく知られているのに籐のかご入りのパネットーネやらチョコレート、お菓子類、スプマンテなどの詰め合わせ。何年か前は義理のいただきものでこんなのがいくつか運ばれてきたもの。中身がどれもこれも今ヒトツだったりするので無駄肥り要注意だったんだけど…。

最近は景気も影響してか、義理がなくなって、より選りになった感あり。ワイン、パネットーネ、お菓子、スモークサーモン…。
毎年楽しみにしているのが某レストランからの食材詰め合わせの木箱。今年も無事に届いて嬉しかった。パネットーネは今年のはここので頂いてみよう。昨年はたぶん人にあげてしまったんだろう、食べた記憶がない。
包みも可愛ゆし。

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この大きいのは直径が30㎝もある。

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街中のパネットーネは御化粧済み。

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馬肉の煮込み Pastisada de’ cavallo :: 2011/12/22(Thu)

ヴェネトでは馬やロバ肉を食べる習慣がある。特にパドヴァ郊外~ヴィチェンツァ~ヴェローナにかけての地域がその馬食文化が強いようだが、それらの肉を使った料理としてよく知られているのがの煮込み料理。一般的にはスペッツァティーニと呼んでよい料理で、小さく切った肉を赤ワインで長時間煮込む。ヴェローナでは特にパスティサーダと言われる。

この料理の起源としてよく知られている逸話がある。遡ること489年。1500年前のこと。
西ローマ皇帝位を廃位させて東ローマ帝位を返上した褒賞としてイタリア王の称号を得、ラヴェンナを中心にイタリア統治を開始したオドアークレに対し、東ゴート族の主導権争いの勝者であり東ゴート王国の建国者となったテオドーリコとの統治戦い。

この戦いに勝利したテオドーリゴは、ラヴェンナを包囲し、その後イタリア王を名乗る…イゾンツォの戦いと呼ばれるこの戦いはヴェローナのサン・マルティーノ・ブオン・アルゲルゴにて激戦が繰り広げられ、その戦闘後には多くの死傷した戦士と騎馬が。

土地の人々は飢えてはいたが、宗教的な見地から戦死した馬を食すことは禁止されていた。しかしながら、蔓延的な窮地にテオドーリゴが馬肉を食すことを許す。

馬肉は固く、そして生臭さがあることから、それらを食すに適したものにするため、ひたすら長時間の煮込みを何度か繰り返すことと、ワインに漬けて肉を寝かせることで食するに値するものに改良。

現在も残る同料理のリチェッタも1-2日間かけて赤のボディのしっかりしたワインに肉をマリネして寝かせること、数日かけて煮込みを続けることが書かれている。その煮込みも毎日3時間ほど煮込む、とされている。こうすることで肉は柔らかくしかも風味豊かに、煮込みのソースはドロっとつながりさらに味わい深く、口の中でとろけるように……

土地の赤ワイン、ヴァルポリチェッラで煮込んだヴェローナの店で食べたこの料理。添え物はやっぱりやっぱりお決まりの黄色いポレンタ。ポレンタも、こういうスーゴ(煮込み汁)たっぷりの料理の場合には、柔らかいものが必然。スーゴとポレンタを合わせながら食べる。カレーライスの要領で。

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ヴェローナの街中にお目当ての店があったのだが残念ながら到着遅すぎ満席で願いが叶わなかった故、近くの別店に入ったら、ここはここでレトロな雰囲気の正統派。店内にはヴェローナの赤大理石の柱が堂々と聳え、ワゴンで給仕されるボッリート。
馬の煮込みは美味しかったけど、塩加減がもっと控えめだったら、という感じ。

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ポレンタ大好物のうちのびおらちゃんは自分の皿もそっちのけのポレントーナ(ポレンタ喰い)。やっぱりヴェネト人。

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今年も無事に… :: 2011/12/21(Wed)

今年も無事にびおらの通う幼稚園にてナターレのフェスタが終了。1か月くらい前から仕込まれていた、歌と詩を披露。この日ばかりは幼稚園内での撮影も許可されているので、いつものごとくに少々遅れて到着したら、この様子。

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肝心の子供たちは…

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こっそり入っていったらきょろきょろしながら歌っているびおら発見。早く早く~!びおらが探してたわよー!!と他のお母さんに言われて存在をアピールしたら、ようやく落ち着いたよう。
昨年は床にごろっと転がされ歌も歌っているのかどうなのか?という感じで笑えたが、今年はしっかり歌ってる様子。成長を感じてちょっとうるうるしそうになった。

幼稚園は縦割り制で、一番前の白いシャツが3歳児でヒヨコさん、赤いのが4歳児のクマさん、青がここでの今年最後のフェスタとなる5歳児のキリンさん。赤いシャツを着てくるように、と言われていたのにすっかり忘れていて前の晩に探し当てたのが夏の半そでTシャツ。ごめん~~~、びおら。来年はもっと注意しておきます。

夕方買い物に出かけたチェントロの市場もいい感じにナターレ気分たっぷりだった。

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Buon Natale, a Te a Me a tutti Noi!!


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