パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



パスティッチェリア・ディーノ・ペテロー Pasticceria Dino Pettenò :: 2012/02/29(Wed)

ヴェネツィア・メストレにあるお菓子屋さん。陸地のヴェネツィアで、ヴェネツィアの様々な官公庁関連も多い場所。特に用事がなければあまり足を運ぶことのないメストレだが、チェントロは美しく整備されているし、美味しいもの屋さんも結構ある。

同店は、チェントロから少~しだけ離れた場所にある、地元の人たちに非常に親しまれているお菓子屋さん。昨年発売されたレストランの評価本として知られるGamberoRossoのお菓子版Pasticceri&Pasticcerie2012でも高得点の86点を獲得している。

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ちなみに、ガンベロロッソのガイド本は、飲食店各部門において発行されているが、最高評価の店を表すのにレストランガイドでは最高評価はトレ・フォルケッテTre Forchette(3フォーク)、ワインガイドではトレ・ビッキエーリTre Bicchieri(3グラス)、バールガイドはトレ・キッキTre Chicchi(3粒のコーヒー豆)お菓子屋ガイドではトレ・トルタTre Torte(3ケーキ)と表示される。

このディーノ・ペテローは2 torteにノミネートされているので、評価的にはかなりのいい位置についていることになる。

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店内はいかにも家族経営的な温かい雰囲気のする店で、街のお菓子屋さん的な感じがむんむん。朝のブリオッシュなどの焼きものがバンコ左側に、そして中央には彼らの自慢のチョコレート、中心から右側を広く占めているのが、ミニヨンとかパスティーネとか呼ばれる小さなドルチェの数々。冷蔵庫の中にはホールやモノ・ポルツィオーネ(一人分の)の生トルタが並ぶ。

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各お菓子、仕上がりが少々雑なような感もあるが、美味しく頂いた。

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パスクアに向けてフォカッチャがあちこちに見られるようになってきた。パスクアのお菓子はミモザ色がよくお似合いだ。

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Spaghetti al nero di seppia :: 2012/02/28(Tue)

イカ墨のスパゲティって、ヴェネツィアの料理店には非常によくある定番メニューではあるが、あまり注文したことがない。

でも、たまにはいいかもね。

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H.I.Sのブログにヴェネツィア情報掲載しています。オステリア・ダ・アルベルト。

http://ameblo.jp/his-rome/entry-11174730577.html

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美味しかった!コトレッタ・アッラ・ミラネーゼ :: 2012/02/24(Fri)

料理名に土地の名前がついて正式名称となる料理っていうのは、意外と少ない。もちろん、何かの料理に○○風とつけて土地感を出すものはあるが、土地名がそのまま料理名として一般に通用する料理として知られているいくつかのイタリア料理の皿のひとつが、この料理。

衣をつけて油でじっくりと焼いていく料理だが、肉は柔らかい仔牛肉を使う。よく知られているこの料理では、たいていが肉は薄く(薄いといっても煎餅みたいには薄くない)て皿にどどーんとはみ出すかのように出す郷土料理的なものもあるが、先日ミラノで訪れたこの店のコトレッタ、ものすごく繊細で美味しい。

メニュー名はコトレッタCotolettaではなくて、コテレッタCoteletta。そして注釈でミラノ風コトレッタとはあるが、わざわざ仔牛のインパナート(パン粉をまぶした料理)とメニューのまた書き(つまり、または、ということ)にしてある。なんかいわくつきそうだ、と期待して注文した。

15分くらいかかるから、と言われて辛抱強く(結果的にはあっという間だったが)待っていたら、出てきた皿は想像していたものとは違って、上品な皿。2㎝くらいに厚く切った肉は中がほんのりピンク色。まぶした衣もしっかりと肉に密着して、上に粗塩がかかり、傍にはカボチャのピュレが添えてある。

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火の入れが抜群で肉は柔らかくてコトレッタ・アッラ・ミラネーゼの印象が完全に変わった。

店はミラノのチェントロからちょっとだけはずれたところにある場所。店内は非常にいい感じの濃い木目とアンティークな感じ。天井が高いので空間が十分にあり、地元の良質の常連さんの通う店だ。

ついでに、この日にいただいたアンティパストはビーツのトンナート、サフランの雌しべのリゾット。どれもすごく洗練された皿。

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この日食事をご一緒した知人に、いい意味で期待を裏切る皿が出てくる、と言われた意味がよーく解った。これは絶対にお気にいりの店になる!!

これは最後に食べたドルチェ。カフェのグラニータの上にふんわりマスカルポーネベースのムース、そして上には超クロッカンテのカカオのチャルダ。このドルチェはすごく新鮮だったが原形はオーソドックスなイタリアンドルチェ。

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店はなんだかいつも閉まっているような感じだが、迎えてくれるのは暖かい笑顔。

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カーニヴァル最終日のヴェネツィア :: 2012/02/22(Wed)

マルテディ・グラッソ(肥沃の火曜日)で、カーニヴァル最終日。ヴェネツィアの昼間の健全(?)なサンマルコ広場にて。

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現代風なのも。

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目抜き通りはサンマルコ広場に向う人でものすごい人ごみ。歩きづらい!!!!

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いろんな人が通りずぎる…





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ラディッキオ料理といえば… :: 2012/02/21(Tue)

ラディッキオはヴェネトを代表する冬野菜。ラディッキオと一言で言っても種類がいくつかあり、ヴェネト州内で収穫される場所の名がつき、それぞれがIGP(保護指定地域表示)をもつ。そして、形も色もそれぞれに違う。

それらはヴェローナ、キオッジャ、カステルフランコなどがあるが、地域呼称表示が冠されているもののなかでもさらに表示に厳格な制限が加えられているものがDOP(保護指定原産地表示)。

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ラデッキオではトレヴィーゾ産の赤ラディッキオがそれにあたる。根本近くが白く、葉先に向かって紫×赤のような鮮やかな色。葉は歯応えのあるクロッカンテ。見た目も食べても非常に特徴のある個性的な野菜。生でも茹でても焼いても煮ても、マリネしてもそれぞれの美味しさがあって、料理の汎用性の広さから見ても、こんな野菜は他にはないのではないか、と思う。

おまけに苦い。もちろん、苦いだけではなく、ほろ苦さの中に甘さがある…というか甘さの中にほろ苦さがあるのか。まあ、くどいようだが土地を代表する冬にはなくてはならない貴重な野菜なのだ。

と、前置きが長くなったが、トレヴィーゾのチェントロに歴史のあるレストランがある。このレストランはティラミスの発祥の店だと公言しているが、まあ個人的にはこれが本当なのかどうなのかは疑問。とはいうものの、店はそうは言いながらも、別にこれをウリにして店を繁盛させようという感じでもなく、あくまでも地元に根付いた良店である。

実際に何度か訪れているが、店内で食事をしている大半は常連客、それも質のよい客層。いい客がいい店を守る、という雰囲気が漂っている印象を受ける。

店を実際に支える店のオーナー夫妻のしなやかな動きも、店のカラーをつくっているのだろう。高級店ではないが大衆店というわけでもない、ほどほどさが心地よき空間をつくるのか。

で、またまた次・前置きが長くなったが、久し振りに冬に訪れたので、今回はラデッキオのズッパ(スープ)、席についたらクロッカンテな白い部分をフリットにして熱々でサービスされた。

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あー、ラディッキオの話だったのか、店の話だったのか、食べたものの備忘録だったのか、よく解らない結末だが、ついでにもうひとつ。

同店の名物でもあるボッリート・ミスト。カレッロ(ワゴン)を席近くに横づけし、背筋を伸ばして皿に肉を切り分ける姿がいい。

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茹で肉のお伴は、モスタルダ・クレモネーゼ、クレーン(ホースラディッシュ)、サルサ・ヴェルデ、粗塩。

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そして、伝説のティラミス。

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