パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



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地震 :: 2012/05/30(Wed)

現地時間の昨日朝9時、エミリア地方のモデナ近郊を震源地としたM5.8という大きな地震が起き、その後13時前に引き続きM5.3の地震が発生。それから現在にかけてもまだ余震が続いている。

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この写真はパドヴァのものではなく、モデナ近郊の町の大きな被害にあったもの。(http://www.repubblica.itより)

10日前の地震による被害の傷痕のうえにさらに、現在17名の死亡者、350名の負傷者、14,000名が避難生活にある。

パドヴァでも結構な揺れを感じて、街の重要な主要建造物に被害があった。

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(http://mattinopadova.gelocal.itより)

上記の写真はパドヴァの主要教会バジリカ・デル・サント(聖アントニオ教会)の天井の壁画が崩れてしまったもの修復作業の様子。

パドヴァで感じた地震は震源地に比べれば比較にならないであろう小さいものではあったが、前回に引き続きなので衝撃的。

朝の地震が起きてから心配になり娘の通う幼稚園に電話をしたら、皆無事で外で遊んでいる、というので、通常通りの16時前に迎えに行ったら先生たちが神妙な顔をして、子供たちを近くにまとめて座らせて待っていた。この日は一日建物の中に入ることなく、全員が昼食も含め屋外で過ごしている。

先ほどはこの被害を受けてガソリンの2セントの値上げも決まっている。被害の大きかった地区の復興を願ったり、被害に遭われた方のご冥福をお祈りするのはもちろんのことだとはしても、さらなる大きな被害が起きるような地震が来ないことを願う…





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ビーゴリ祭り Festa dei Bigoli :: 2012/05/23(Wed)

大きな地震の被害があったり、大雨やら低温続きで冴えない天候が続くここ最近。あまり明るいニュースを耳にできずにいる。

とはいうものの季節柄ということもあり、あちらこちらでサグラ(フェスタ)が開催されるようになってきた。

ここはパドヴァの郊外にあるトッレーリアTorregliaのルヴィリアーノLuviglianoで開かれたビーゴリのフェスティヴァル。
フェスタとはいっても夜またはお昼に仮のレストランのテントができてそこで料理を食べ、夜はたいていダンスパーティとなるもの。ダンスパーティといったって…そんな素敵なもんではないが、近所のおじさんおばさんがお尻をふりふり踊る感じ。(だと思う。今回のここでは目撃していないので)

料理はビーゴリのフェスタだからビーゴリ。アナトラ(鴨)か牛のラグーか、ピゼッリ(グリンンピース)かの3択。あとは鶏肉やら骨つきの豚肉やらサルシッチャの焼いたものやバッカラの煮たもの。ヴィチェンツァ風に油と牛乳で煮込んだもの。

テントの中はちょうど昼どきのいい時間だったので結構な人の混雑。テーブルには着くもののなかなかオーダーを取りに来ないので、お腹をすかせたままおあづけ状態。

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料理は山のようにできているので、自分でトレーを持って取りにいきたいものだけれど、従わなくてはならないので、静かに待つ。隣に居合わせた家族としゃべっているうちにようやくありつけた。ビーゴリ。これはピゼッリの煮たのを合わせたもの。この時期ピゼッリは新鮮だからとっても美味しい。

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鶏肉のグリルは別テントで煙モクモクになりながら焼いているおじさん達のことを思いながらいただき、

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定番のバッカラは合わせたポレンタとも塩がけっこう効いていて美味しかったけど、水をゴクゴク飲んできた。

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ここはヴェネト特有の郊外に建てられる邸宅(ヴィッラ・ヴェネタVilla Veneta)の代表格のひとつであるVilla dei Vescoviがある。16世紀の建物で、パドヴァの著名な司教の通っていた邸宅であり、当時の有名な詩人や作家なども招かれていた豪華なヴィッラ。

この邸宅をとり囲むようにして広がるブドウ畑。

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ポピーも咲いて、小麦畑も広がる、いい景色。

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アルティジャナーレの紙製品 Legatoria Piazzesi :: 2012/05/21(Mon)

もともとはヴェネツィアに160年近く続く紙を題材とした紙製品の店。ヨーロッパで第一番めの紙製品専門店として知られている店でもある。

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創業者はカルロ・ピアッツェージ本修復の店として当時小さな出版社を営んでいた知人とともに立ち上げ、その後カラフルかつヴェネツィアならではの木版と手による古典的スタンプの紙をベースとした本まわり製品などをつくりはじめたところから現在の姿に近いものになる。

その後店の経営者は4人(うち一人はアメリカ人)に渡されながらも店名はもちろん創業当時のPiazzesiのスピリトは保ち続けられている。現在はパドヴァの女流詩人家であり作家のラヴィアーナ氏Laviana Rizzi Carlson von Cermakにより同店が守られつつ、伝統紙の伝承者として活躍している。

同ブランドは創業当時の出版社のVarese生まれのジュッセッペ・リッツィGiuseppe Rizzi氏との技術により生まれた“ヴァリエージ風装飾Decori Variesi”と冠し、現在も質の高く美しい紙で仕上げた製品を作り続けている。

ヴェネツィアにはアンティークな店構えの小さなボッテガが現存しており、各種ガイドブックなどにも掲載されているのでヴェネツィアを訪れる旅行者などには知られている存在ではあるが、パドヴァ生まれのラヴィアーナさんは自宅近くにショールームを設けている。

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ご本人はヴェネツィアを中心にイタリア各地に飛び回るお忙し人。パドヴァの店も彼女の友人が週に2回というペースで店内で頻繁に訪れる訪問客のお相手をしている。

こちらが手刷りのアンティーク調。柄もヴェネツィアならでは。手で触ると手刷りのものは凹凸があったり色合いやひとつひとつの柄の風合いがなんとも言えない味わいのある風合い。

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こちらは機械刷り。こちらだって負けず劣らずに素敵なスタンプ。

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そしてこれらを利用した小物製品。

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これは書類整理用。ひとつひとつの区切りに用途が書かれているところが可愛い!

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メッセージカード。パドヴァのモニュメントが飛び出す絵本風に(こういうのを何と言うのだろう…)。パドヴァの各種インフォメーションポイントや文具店などでも見かけていたもの。これ、パドヴァから手紙を出すときにいいなぁ、と随分前から思っていたのに今だに実用していないもの。こんなところでオリジナルに出会うとは。

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写真たても各種あり。こちらは木に紙を貼り合わせたもので、質感十分。

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小さな写真の額の2~4連のものもあったりする。柄・色ともに種類は実に豊富。

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ヴェネツィアのお店、パドヴァのショールームとも、機会があればぜひお立ち寄りください。

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Venezia:
San Marco 2511
Tel;041.5201978

Padova;
Via Beato pellegrino 29
Tel; 049.723254


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グラツィエッラのヴェネト料理レッスン :: 2012/05/19(Sat)

前の更新からだいぶ経ってしまったけれど、アスパラ農家を訪ねた後は、そこで購入したアスパラやら野菜やらを持ちかえり、バッサーノのマンマ・グラツィエッラ宅にて料理レッスン。

アスパラは丁寧に扱って丁寧に茹でる。いつものように縦型の鍋を持ちだして、穂先は湯に浸からないように…。

この日は名古屋から料理専門学校の男前な(女性ですが)先生とそのお友達。仲よし2人組とグラツィアッラと私の春先の一日。

ヴェネトらしい料理を、というリクエストで何度かメニューを替えたりしながら、この日はアスパラのバッサーノ風、ビーゴリ・イン・サルサ、イカの煮込み、そしてピンツァ。

ビーゴリは地元の生パスタ屋さんで購入しておいてくれたもの。太くてずっしりした食べ応えのある麺にトルキオの筋がパスタの表面にギザギザと入っていて、これがイン・サルサによく合う。

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イカの煮込みは彼女特製の水煮トマトを使ってとても優しいシンプルな仕上がり。柔らかくて味わいのある近海ものの小さな甲イカを使ったもの。

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そしてドルチェ、ピンツァ。ピンツァ自体はここヴェネトにいると頻繁に目にするものだけど、これはグラツィエッラ風…というかグラツィエッラのマンマ風。

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彼女のマンマならではのあるモノがベースとなっていて、これは彼女が小さなときから食べている、マンマの味。
何が入っているのか~~~?知りたい方はぜひいらしてくださいね。(…とひっぱることのものでもないんだけど)

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他、朝訪れた農家で購入したものなどを含め、野菜たっぷりのヴェネト料理のテーブルとなった。

もちろんアスパラは茹で卵を添えて、いつものスタイル。

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この後、街を歩いたら、これもまた有名なバッサーノのチェラミカ(陶器)屋さんの店先には、アスパラの季節を思わせるお皿たちが主役の座に。

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もうすぐアスパラも終盤。来年にはまた美味しい春の味覚を味わいたいもの。


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バッサーノのホワイトアスパラを訪ねる :: 2012/05/10(Thu)

この時期になるとしつこいくらいに語りたくなる、アスパラとバッサーノ。ホワイトアスパラの生産地としてはイタリアのなかでは一等地。イタリア国内唯一のDOP(生産地呼称)を取得しているブランド野菜といえる。

今回訪れたのはバッサーノで3ヘクタールほどの敷地で有機野菜を生産しているクラウディオさんの畑。

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ここでは、一年を通しアスパラ、グリンピース、たまねぎ、にんじん、ブロッコリ、ズッキーニ、じゃがいも、レタス類、トマト、なす、ラディッキオ各種、ほうれんそう、コステなどなどが栽培されている。

アスパラは3月と4月を中心に2-3か月間が収穫時期。この時期は朝の4時ごろからアスパラの収穫が始まる。日が昇ってくる前に白いアスパラを堀起こす。

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アスパラの栽培場所は光を遮断するために黒いビニールシートで覆われている。これを箇所ごとに返して特製の堀おこすひっかき棒と土をならすコテを持って収穫。一本一本土の上に頭をのぞかせている部分の根本をめがけてブチッと茎を折りひっぱる。

これがひっかき棒で

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こちらが土ならし。

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毎日の成長が異なるので、とにかくその日のアスパラの成長具合を見ながら収穫時期なものを毎朝順番に収穫することになる。

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今年は春先にちょっと気温があがった時期があり、収穫時期が早かったというが、だいたい夜でも12-13℃くらいを保つようになるとアスパラがぐぐっと成長するのだそうだ。

こうして収穫ができるアスパラも収穫時期は4年ものくらいから。3年は茎がしっかりと根付くのを待ちまずは1か月間ほどの収穫期、翌年は期間をのばし…としながら7-8年目くらいのものから本格的収穫のできるもの。クラウディオさんの畑にも、これから翌年にかけてのアスパラの苗が収穫している脇のタナ数列はこの時期青々と葉をのばしている。

バッサーノのアスパラを美味しくしている理由はその地形から。近くの山合いから風通し良く流れ込む冷たい清浄された空気の流れ、この地を流れるブレンタ川の良質で豊富な水源が造り出す土壌、そしてこれらを含むことから成るこの地の空気、自然の風土が良質のアスパラを作り出す。

さて、収穫されたアスパラは作業場に持ち込まれ、きれいに掃除されて束にして出荷準備をする。

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専用の型に太さを揃え、柳の細いさやで縛って束にする。専用の型はアスパラの太さによって数種あり、それで束の大きさが決まるのだが、一番大きな立派なものはルオータruota(車輪)と呼ばれて高値がつく。

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長さは一定だが、長さを測る道具はこの竹の棒。長さが22cmで、これを横に置いて軽く束にした状態のアスパラの根元部分を切り取る。ちなみに出荷されるアスパラは18-22cmという規定がある。

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そしてそしてここに札をつけて完成。Asparago Bianco di Bassano DOP(バッサーノのホワイトアスパラDOP)の立派な札がつき、生産者の番号をつけて完成。これがブランド野菜である証。

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クラウディオさん一家は代々の農家だが、以前は酪農中心。それを彼が農業中心に変えてはいるが現在も牛を30頭ほど飼育している。

御父さんはまだまだ現役。休むことを知らないタチで一日じゅう何かしら畑仕事をしているらしい。元気元気!!そしてクラウディオさんはなんと6人ものお子さんがいて、長男は大学で酪農学を学ぶ将来は先頭にたってここを守ることを決めているらしい。

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敷地内入口にはここで獲れたものを中心とした有機野菜の販売所。地元の人が途切れなく訪れる。

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ここで朝採れたてのアスパラを購入し、お昼には早速茹で卵を添えたバッサーノ風でいただいた。それにしてもアスパラは何よりも新鮮が美味い。筋っぽさを感じず、柔らかくて甘い白アスパラの美味しさがここにあり。

今はイチゴも真っ盛り…

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