パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



週末に子供と。 :: 2012/11/27(Tue)

夏場は日が長くて、とにかく遅くまで外で遊んでいられるけれど、冬はその状況がまったくの逆。それはそれでこの季節だからこそのイベントも結構ある。

冬場はテアトロやコンサートなどが頻繁に開催される時期でもあるが、子供にもそれは同様。

週末に通うテアトロは毎年恒例。毎週違った劇団がイタリア各地から来て、大人でも笑ったり考えさせられたりする内容で楽しめる。まあ、大人にとって考えさせられる、なんていう場合には、その真意を理解するのは小さな子供にはちょっと難しいかもしれない。

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1時間弱の内容に、毎回見た後の感想を聞く。内容を振り返らせてみる。ふーん、結構解っているんだとか、あ、それ私見逃してたわ…、そういう風に捉えるんだ~なんていうこともあったりして、面白い。難しいかなーと思う内容も、それなりに彼女は彼女なりに理解しているようだし。

毎週楽しみにして出かけるテアトロはお友達と一緒だとなおさら楽しや楽し。この3人組、最近の一番の仲好しさん達。

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終了後には、パンフレットを持ってサインを頼む。昨年までは私がついていなきゃイヤだ、と言っていたけれど今年は自ら出向くようになってくれた。ここにも成長の証。

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ここはパドヴァのコンセルヴァトーリオ(音楽院)。いちおうこの日の演目はfamily&kidsのコンサート。

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時間も短かめに、会場内をダンサーが踊って動きを出したり…びおらは音楽よりもそっちに目が釘付けでダンサーを追って頭がぐるぐるまわっていた。まあ、それはうちの娘だけに限った話ではないけれど。

いろいろなものを見て感じてほしいと思いつつ、の冬場ならではの楽しみ。





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ピアッツォーラのアンティーク市  I Mercatini d’Antiquariato a Piazzola sul Brenta :: 2012/11/26(Mon)

毎月最終日曜日はヴェネトでも最大級と言われているピアッツォーラ・スル・ブレンタpiazzola sul Brenta。毎月第3日曜日のパドヴァのプラート・デッラ・ヴァッレのアンティーク市も大規模ではあるが、こちらはもう少し店数が多いかもしれない。

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この土地の代名詞は、ヴィッラ・コンタリーニVilla Contarini。ヴェネトを代表するヴィッラ(貴族の邸宅)のひとつ。16世紀、ヴェネツィアの貴族、コンタリーニにより設計をアンドレア・パッラーディオAndrea Palladioに委ねられた、この当時のバロック様式の建物として世界的にもあまりにも有名なもの。
1268年にパドヴァの領主、ダ・カッラーラ家美しい庭園を持つ40ヘクタールの敷地はその当時の面影を残したまま整備されている。

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“ブレンタ川の上の敷地”とも訳される、ピアッツォーラ・スル・ブレンタの地名の通り、ここはブレンタ川とその支流が流れる川の町。このヴィッラも水の流れを利用した造りとなっている。

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さて、ここでは前述の通り、毎月最終日曜日に大きなアンティーク市が開催される。このヴィッラ前の広場を中心に多くの露店が軒を連ねる。

広場はヴィッラをバックに。

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周辺道路も所狭しと…

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アンティーク市は時間をたっぷりかけて見ていると面白いものが見つかったりすることもある。お目当てのものがあるときなどはなおさら。

一見、ガラクタのように見えるものの中にもよーく目を凝らすといいものが見つかる。かも…

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置いてあるものはありとあらゆるもの。家具・調度品、調理器具、美術品、鉄や銅製の大物道具、暖房(暖炉)周辺器具、本、レコード(CDではなく)、布製品、自転車、裁縫道具関係、単なるがらくた…

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これは60年代に使われていた郵便局の計り。

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やはり目のいく調理器具類。アルミや銅製の菓子型や鍋、やかんなどが目につく。私も欲しいものがあったんだけれど、この日はお目にかかれず…

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コーヒーメーカーの名入りカップ。面白いのが、地元のコーヒーメーカーが多いこと。いろいろ並ぶと可愛い。

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土地がら、ムラーノのガラス製品も多い。

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あー自分の家が大きかったらキッチンに置きたいな~、と妄想だけが膨らむこの木工用の作業台。

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それにしても、ほんとに日が短くなってしまった。あっという間に夕暮れ…

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でも、こんな季節も悪くない…



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生パスタの店 Pastificio Ovosforglia :: 2012/11/25(Sun)

ここは古くから、もう50年以上も生パスタ専門店として地元の人たちに知られている店。
ポルティコの下の小さな店内には奥に製造所があり、朝6時から毎日新鮮なパスタを製造、販売している。

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場所はパドヴァチェントロから少し北側、ガリレオ・ガリレイが木星の衛星を発見した場所、そしてジョルジョーネの傑作、“テンペスタ”のスケッチの現場となったモリーノ橋の袂、カルミネ教会の向かいにある。このカルミネ教会のある広場には、トスカーナの詩人でパドヴァ郊外で最期を終えたフランチェスコ・ペトラルカの像があり、通りの名前も彼にちなんでつけられている場所でもある。

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さて、同店には、シンプルに生パスタを切っただけのタリエテッレから、ニョッキ、詰め物をしたトルテッリーニ類などが常時豊富に並ぶ。

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フレッシュパスタ店は何軒もあるが、ここのは特に手作り感あふれていて、美味しい。

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ニョッキはジャガイモのオーソドックスなものから、ホウレンソウ入りのグリーンの生地にリコッタが入った大きめのもの、詰め物もラヴィオリ、トルテッリーニやブロード用の小さいものなど各種。

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写真の上段に見えるロートロrotoloは20㎝くらいの長さの太い巻物パスタ。中にホウレンソウとリコッタが詰まっている。そのまま丸ごと20分ほど茹でて、ソースまたはバターに絡める。お一人様分づつ切り分けて切り口を上にして皿へ。

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季節柄、ラディツキオ入りやカルチョッフィ入りのラヴィオリなど。カネーデルリもあり。
小さな店ながら、常時美味しいもので溢れている。

美味しいものがあるお店は来るお客さんも優しい顔をしている人たちでいつも賑わう。

お菓子屋さんみたいな包装もとっても可愛らしい。

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PASTIFICIO "OVOSFOGLIA"
23 Via Francesco Petrarca, Padova



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野菜ブティック Cristina&Massimo :: 2012/11/21(Wed)

パドヴァのチェントロのラジョーネ宮Palazzo della Ragioneは12世紀に建築された市庁舎兼裁判所として中世以降、パドヴァの人々の生活や政治、経済の中心となった場所。
内部が大きな広間(サーラsala)となってはいることから、この建物全体は通称“サローネsalone”と呼ばれていて、町のシンボルともなっている。

この建物ができたときから、ここは商店街として成り立っており、この建物をはさんで南北に位置する2つの広場も当時から商売などが行われてきた歴史がある。現在は毎朝野菜や果物の市場がたつ、非常に活気のある場所のひとつだ。

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上から見るとこんな感じ。

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そして、このラジョーネ宮下の2本の廊下は食料品店が立ち並び、サローネの下(=ソット)に位置することから、パドヴァーニには“ソット・イル・サローネsotto il salone”と呼ばれて親しまれている場所でもある。

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さて、このソット・イル・サローネには様々な店が並んでいるが、そのひとつがこの八百屋さん。

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ピアッツァ(広場)にも大きめの店を構える八百屋さんがここにも常設店を持ったのは、1年ちょっと前。外では普通の八百屋業だが、ここはカット野菜を販売している。

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様々な野菜がミックスになって袋につめられていて、これらはミネストラ用または他野菜料理、サラダ用。詰め込まれている野菜やら穀物(オルゾとか)の種類が豊富で、好みのものを選んでこれを家に持ち帰って鍋に入れて煮込んで味をつけてokというもの。

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袋に○○用と料理名も明記。

我が家はたいていは週に一度くらいの割合でピアッツァで大量に野菜を買いこむので、野菜の種類と量はかなり豊富なほうなので、ミネストラにしても野菜料理にしても、ものすごい量を購入&消費の続く毎日。こういうカット野菜を買うことはまずないのだが、少人数の家族とかだったら便利だろう、と思う。

この八百屋さん、ピアッツァに並ぶ八百屋さんのうちで我が家の贔屓店のひとつ。野菜の処理の仕方やら、料理の仕方をアドバイスしてくれたり、いいものをお勧めしてくれたりする、私にとっても強い味方。そしてたまにサービスもしてくれたり、ミネストラの袋をひとつポンと入れてくれたりする。(←これがご贔屓にしちゃう大きな理由かも)

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寒くなると俄然登場回数が増えるミネストラ。

うちのミネストラはものすごい量の野菜が鍋にごっそり入る。こないだ買い物に行ったらこのひと袋を頂戴したんだけれど、この袋に倍量くらいのものを加えて作ってみた。
一応、その次に行ったときにありがとうのお礼がてらその報告もしておいた…次は2袋くれるかなぁと期待しているが、今のところその兆候はなし。





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  1. リストランテ・食べ物屋
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ラディツキオ祭り Festa del Radicchio a Rio San Martino :: 2012/11/20(Tue)

本格的なラディツキオの季節となり、トレヴィーゾ産と謳えるラディツキオの産地としてのサグラ(収穫祭)としての一番乗りがここ、ヴェネツィア県スコルツェのリオ・サン・マルティーノ。

今年で31回目のフェスタを迎える。規模も大きく、期間も2週間強と長い。・
一番のメイン会場となるテントはこの大盛況ぶり。10mの長さのこのテントの中に、この地区の人たちがすべて終結したんのではないか、と思わせるほどの賑わい。

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入口を飾るのはもちろん、ラディッキオ。花が咲いたようなその美しい姿は、集合するとさらに華やか。各生産者ごとに大切に育てられたそれらが並んでいる。

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皆の目当てはもちろんラディッキオを使った料理。日曜の13時半ごろに到着して、味見してみようか、と思って食券を買い求めたところ、40分はかかるよ、と言われて一瞬たじろいたが、せっかく来たのだし…と思いなおして購入。番号を見たら100番以上も先だった。

それでもがんばって粘って一時間近く待ち、ようやくゲット。

ラディッキオのリゾットと、ラディツキのラグーのニョッキ、ムゼットとラディツキオのグリル。ニョッキは感想を述べるようなものではなくて、写真も削除(苦笑)。リゾットはこちら。

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こちらはムゼット。

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トレヴィーゾ周辺で生産されるいわゆるコテキーノのこと。豚肉を捨てることなく、全て使い切るためにできているもの。長さは15-20㎝、太さは6-10cmくらいのものが一般的。皮や鼻口部、耳、筋肉質でそのまま食用には向かない部分など、脂の部分とそうでない部分とを全てミンチして合わせる。固い部分は何度かミンチ機に通して。

そこに塩(通常2.4-2.8%)、コショウ、シナモンやクローヴなどの香辛料などを混ぜてから腸詰し、12℃で約1週間寝かせる。

脂分が75%と高いので、しっかり食べるとかなりがっつりくる。ヴェネトではこのお伴はポレンタに限る。

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ラディツキオのマルメッラータを挟んだ巨大トルタは、イベントとして提供。

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こちらはラディツキオからつくられるビール、Ambra Rossa。

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それでも、やっぱり一番美味いのは、シンプルにグリルだった…サグラゆえか…

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会場の外もお祭りムードで盛り上がるが、この一角は昔の農作業実演中。皆が揃って食べているのは、このパフォーマンスのなかでやっている大きな銅鍋で練り上げた白ポレンタができあがったから。

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町の中心の広場のモニュメントはラディツキオを形どったもの。この日は赤ラディツキオのお祭りとあって、赤いフェラーリが集結。

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これから各生産地で続々と祭りが開催される予定。

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  1. イベント、見本市
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