パドヴァ旧市街地の南側にあるプラート・デッラ・ヴァッレにて、日曜日より3日間の会期でヨーロッパの食の市、L’europa in Pratoが開催された。
ヨーロッパの国々を中心に、南米など、そしてイタリア各地のご当地ものが販売される。出店数約150店舗。
広場入口付近は、鮮やかな色の花たち。

イギリスからは陶器。なんだかえげつないけど…

フランスはプロヴァンスのリネン類、香辛料、チーズ。シャンパン&生カキのバールもあった。



ドイツはBrezelのデモ販売。

オーストリアからはストゥルーデル。

オランダは、花の球根

スペインは大パエリア

クロアチアはケバプチチ

ブラジルはとにかく肉を焼く…

そして同じく南米アルゼンチンも…

販売ブースを眺めていると、オーブンやグリルも実演販売用にうまくできてるもんだ。
イタリア国内は、
トスカーナ


ウンブリア

カラブリア

…のリクイリーツィア

カンパーニャからはスフォリアテッラ

プーリアのタラッリ

アルト・アディジェのスペック

そしてシチリアからはアーモンドの菓子

ヴェネトはひっそりと時期のアスパラといちご

…と全ては書ききれないが、雨あがりの日曜日、なかなかの人出
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ヴェネツィアにて、オリジナル皮製品をつくるお店のご紹介です。
HISローマ支店のブログに掲載中。
http://ameblo.jp/his-rome/entry-11514725812.html

タイトルの"Z"がひとつ多すぎた…
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縁あり、カルチョッフィを山ほど抱えて家に着いた。2週間ほど前の話。
カルチョッフィの里はローマ周辺、中部イタリアの先住民族であるエトルリア人の築いた土地でもある。
古代ローマ人の築いたとされる宿場跡。

小麦の畑の先には遺跡。

ここ20年ほどで随分と環境が変わってしまったとのことで、昔ながらの農家もだいぶ影を潜めてしまったらしい。
が、風にのって香ってくる先に歩くと、やっぱりいた!牛さん達。

豚も日向ぼっこ中。

農家の庭先には藤の花がもう満開。

…ということで、欲張り根性丸出しで大量のカルチョッフィを持参して帰宅し、やってみた。相当な量がこの瓶の中にギューと詰まっています。×4瓶仕込み完了。

あと、もうしばらくしたら開封できる。もうしばらくしないと食べごろにならない。
と、台所の食糧棚を開けては眺めている。うまく出来てるといいなぁ…

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パドヴァのチェントロのなかでも個人的に好みの道、サン・フランチェスコ通り。ポルティコ(柱廊)のある風景はパドヴァならではだが、ここの通りは1400年代の古い美しいポルティコが現存する。丸くて太い柱が定間隔で26本並ぶ。柱の上部は美しいアーチ状で、このポルティコの下にある教会は当時は病院として建てられたもの。

この通り自体が街中でも歴史ある通りだが、ガリレオ・ガリレイがパドヴァにいた際に居住していた家やパドヴァの守護聖人の眠る聖アントニオ協会にも続く道。
そして、この通りをさらに進むと、ローマ時代にその原型をもつポンテ・コルヴォ門へと繋がっていることから、遠い昔はこの道はパドヴァの主要な通りのひとつであったことが窺えるものだ。
冬から春をとばして初夏に以降したような先週の気候からまた一転した昨日の土曜日。雨がぱらぱらと降り続く一日、このサン・フランチェスコ通りにて、古本市が開催されていた。

午後のお散歩がてらにびおらと訪問。

あいにくの雨で、各店舗ともすべてポルティコの下に店を広げ、雨対策にビニールを被せて開店中。


ヴェネト及びヴェネツィアの古い歴史書などが多く、その他あらゆる分野の本がずらりと並ぶ。古本といっても現代の要らなくなった本をたたき売りしているわけではないので、じっくりと並んでいる本を眺めながらゆっくりと歩く人々の姿。




料理雑誌としてよく知られるla cucina italianaの30年前のコピー。CucinaのUがVであった当時のものだ。

いろいろ見ていて見つけたのは、ヴェネト料理の料理本。ヴェネトの土地料理がアンティパストからドルチェまでもれなくしっかり入っている。特に土地の郷土料理を探すのに、本屋に並ぶ最近の本やらインターネットで探すレシピを見てもどれを自分のなかで基準にしたらいいのかなー、と常々思っていたところ。
中をじっくり見て、あった場所に置き、もう一度戻ってさらにじっくり見て値段交渉開始。24ユーロ(もちろん本の定価はリラ表示のみ)だったのが「18ユーロでいいかなー」という店主の声に財布を開いた。

びおらがチョイスした古本はシンデレラ。「いくら?」とおじさんに聞いたら50というので「へ?」と聞き返したら、「50centesimi(50セント)」。こちらはまさしく古本市らしい値段設定。
後からこの棚に近づいてきてきた、おそらく自分の子供を思いながら本を選んでいた女性、同じように値段を聞いて私と同じ返答をして思わず二人で大笑い。
行きも帰りも同じ場所で立ち止まり、何度も吟味していたびおらのために購入。

帰りに寄ったバールでお茶しながら開いてみたら、後ろのページに前持ち主のマンマ(…と想像する)が土地のワインを書き留めていたメモが。

どんなマンマだったのかなーと思いを馳せる雨の週末。
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久し振りにレストラン情報。
パドヴァチェントロ、小さな運河リヴィエラ・ティーゾ沿いのポルティコの下が店の入口。ここは、魚料理専門で、メニューは100%魚料理。

訪れるお客さんは“魚”を食べにここにやってくる。
店内はそれほど広くはない空間を、2階に分けて空間を利用したモダンな面白い造り。2階に続く階段がすぐに目に入るがその階段の周囲の空間も使って、客席が配置されている。布張りされた椅子がとてもお洒落。



メニューを開くとしつこいようだが魚料理オンパレード。季節の魚を使ったメニューがずらり。どれもこれも美味しそうで…う~ん、迷う…
この日は家族3人でお出かけしてきたので、あれやこれやと各自の好みを言いながらようやくメニュー決定。
店で焼かれたパンがテーブルに運ばれ…

まず出されたのがエビとポルチーニのトルティーニ。ふんわり温かい。

前菜はホタテのグリーン・ペッパーのソース。マスタードが効いていて、これはとってもヒット!シェフの太鼓判メニューのひとつ。

茹でたイカとトマト。ペスト・ジェノヴェーゼを添えて。

びおらには特別メニュー。メニューにはないけど、ムールのスパゲティ。香り高し。

パッケリの魚介入りカルボナーラ。

そして、カチュッコ。その日の魚の入荷具合で内容は変わるが、この日は12種ぐらいの魚介がたっぷり。ピリリと少しだけトウガラシの辛みが効いている。季節のモエーケも入った超豪華版!!

ワインリストは白とプロセッコ、シャンパン、そして赤、と別れている。断然にスパークリングを頼む客が多そうだ。
私たちのチョイスは、ソアーヴェの名カンティーナ、ピエロパンのソアーヴェ・クラッシコ。

こちらがシェフのマッシモ氏と奥様のエレナさん。

夜のみ営業の同店だが、毎晩客足の絶えることがない。客層もよくてなかなかの店。


次回は絶対に、店でつくってるヴェネトのパスタビーゴリと、シェフ自信のお勧めのリゾットを食べてやるぞ、と意気込みを新たにした週末の夕食。
Ristorante ai navigli
Riviera Tiso 11, Padova
Tel;+39.049.8364060
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