パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



ストゥルッフォリStruffoli :: 2013/12/30(Mon)

ナポリのクリスマスの食卓に、欠かせないドルチェがこのストゥルッフォリ。起源はギリシャにあるが、ナポリのあるカンパーニャ州の他にも、南伊を中心に名を変えながらもいくつかの州にまたがって知られているお菓子だ。

ニョケッティ(ニョッキの小さいもの)のように切った生地を油で揚げて、ハチミツを絡める。

今年のクリスマスはトリノで過ごしたものの、料理上手の義母の得意とするレパートリーのひとつ。

高齢のために身体が言うことを利かなくなり、今年のナターレには、彼女の腕の見せ所は残念ながらゼロ。今年の…とは言っても、もう来年以降ももう無理なんだろうなぁ、などと寂しい感を抱きつつ、ナターレに向けてこの名物菓子をつくった。

粉に卵と砂糖、リモンチェッロを混ぜた生地を端から切り分けて手の平で長く細くのばす。これを端から小さく切っていく。

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そして、たっぷりの油で揚げる。

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この小さなコロコロした生地は、義母のつくるそれは全てが見事に均一になる。ゆっくりゆっくりの作業なのに、きっちりと仕上がるマンマの技。

油で揚げられた生地はそれだけでもかなり美味しい。周りがカリッと中がさっくり。

鍋にハチミツと水を合わせて火にかけ、湧いてきたら火を止めて揚げた生地を一気にからめる。
ここにカラフルな砂糖の粒(なんと言うんだっけ…)を上にふりかける。個人的にはこれはなくてもいいんじゃないか、と思うけれど、これがなくてはいけないもの。

たっぷり食事をした後に、おもむろにこのハチミツたっぷりの粒粒がテーブルに乗せられる。
甘いもの大好き!というわけではない私は、お腹がいっぱいのこんな時にそれほど欲するものとまでいかないのだけれど、気づくと端からちょこちょことつまんでいたりする、ある意味危険なもの。

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義母のまだ元気なうちに、ナポリ菓子、教わっておかなくっちゃ…





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2013年のナターレ :: 2013/12/27(Fri)

ナターレ終了につき、ほっとひと安心。
今年はナターレとしてはお初にトリノの親戚宅にて。トリノ近郊の町に住むお宅に滞在。

トリノから20km強離れたキエリという街。少しの時間、街のチェントロを歩く。小さいながらもなかなかいい街並みにて、目指す先はこの街老舗のガストロノミア。

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ナターレ前ということもあり、店内は大盛況なり。地元ならではの食材が並ぶ。せっかくなので、土地ならではの品々を購入。

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この街はこのコーヒーメーカーCaffè Vergnanoの創業地でもある。

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24日であるヴィジーリア(クリスマスイヴ)には混雑する前に…と朝6時起きにてトリノのメルカートに魚を買いに。街の規模と比してか、一店が大きい。
ヤリイカ、エビ、アサリ、そしてウナギを購入。家にはすでに塩抜き中のバッカラが待機中。

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野菜・果物売り場は2か所に分かれているが、こちらの地元農産品を扱う一画が断然によい!!

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ジェスー(イエス・キリスト)が生まれる25日のナターレに向け、前日は、肉はを食べずに魚を食べる。

それにしても人数が集まるとはいえ、こんなに誰が食べるんだ!!という位の量と品数。毎年恒例の内容ながら、日本のお節と一緒でやらなければならぬ、という義務感にて作るほうも食べるほうもいるような…。でも、やっぱりこれがなくてはならない!的なもの。…やっぱりお節みたいなものだ。

食べて飲んで…気づいたら24時を過ぎ、めでたくナターレ当日を迎えた。日本の実家では、年越しの夜にお腹がいっぱいながらに年越しそばを食べるけれど、ここでパネットーネとパンドーロ登場。(ええっ!!!)

でも、亡くなった家族が好んだパネットーネのブランドがあり、いくらお腹がいっぱいでも、これは開けなくてはならない、という言葉のもとに、皆で一切れずついただいた。

ナターレは、家族を想う日でもある。祖父母、両親、兄弟、親類など、彼らと自分たちの昔の思い出や亡くなった人たちを想う。あの頃と今と…昔とは違う環境や現実を振り返る。古い写真を取り出して、それを見ながら談議が始まったりする。

そして、ジェスーの居なかったプレセーピにも、無事にジェスーが置かれた。

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翌朝、25日の朝、まだ満腹感を残しながらも、またまたお料理開始。今回のお料理担当者は、夫の姪っ子で今回の食事を招待している家の主、マリーア。私はよきアシスタントとして大活躍(←自分で言うのもなんなんだけれど)しましたよ~。

24日よりもさらに多く集まるということにて、料理とテーブルの準備等々であっという間に続々訪問客登場の時間となっていた。
えらい久しぶりに会う親戚と、これから親戚となるであろう人たちにて囲むテーブル。総勢17名。皆があちこちで話す大音響のもとに数時間があっという間に経過。

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お料理はアンティパストの数々から始まり…

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(注;前菜だけでもこれの写真の皿の数以上あり)

セコンドの肉料理が出されるころにはお腹ははちきれんばかり。…というか、アンティパストの時点で既に八分目以上。もう無理…。

皿に盛った写真を撮るのも嫌になるほど苦しすぎて、食べたらとっても美味しかった、仔牛のブラザート。前日から漬け込んであった塊の肉を時間をかけてゆっくり仕込んだこれが、この日は一番美味しかったかな。でも、お腹がいっぱいすぎて、残念!!

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最後にツリーの下に集められたプレゼントを交換して、今年もめでたくナターレ食事会終了。このプレゼント交換も、もうやめればいいのに…と思いながらの毎年だけれど、もらうとやっぱり嬉しいものね。だからやめられないのかな。

この日に一番このタイミングを楽しみにしていたのは、やっぱりびおら。飛び上がって喜んでいた。よかったね~。

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パドヴァへの帰途の電車のなか。叔母さんからもらったこの歩いて喋る人形が一番のお気に入り!!

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Buon natale e buone feste.






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ヴェネトの街のナターレ風景 :: 2013/12/22(Sun)

パドヴァ近郊の街々にて。夕方からの街の様子。

まずはヴェネツィア。かろうじてリアルト橋付近。

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寄り道のバーカロのにて。

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ヴィツェンツァ。街じゅうの街灯が赤い。

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バッサーノ・デル・グラッパ。やっぱり少し山っぽい。

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水の街、トレヴィーゾ。

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そして、パドヴァ。

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これ、ビスコッティのツリー。

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バッサーノのブロッコロ Broccolo Bassanese :: 2013/12/19(Thu)

バッサーノ・デル・グラッパとその隣接する2地区にて生産されるブロッコロがある。名前はそのまま、バッサーノ産ブロッコロBrioccolo Bassanese/Broccolo di Bassanoと呼ばれるもの。

これもフィオラートと呼ばれるブロッコロと同様、非常に限られた範囲にて生産されていて、その地域をはずれるとほぼ見かけることはない。

特長としては、その色。ここでいう“ブロッコロ(複数でブロッコリ)”は、いわゆるカリフラワーに近いものだが、このバッサーノ産のものは、通常のカリフラワーに比べて少し黄色みがかっている。

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ちなみにこのブロッコロは通称としては、“カーヴォロ・ブロッコロ=キャベツ/ブロッコリー”ということになるが、大別してキャベツ~カリフラワー~ブロッコリは同種のところにいるので、ここら辺にて。

可食部となる蕾の部分は小さめでしっかりとしまっており、それに比して葉が非常に長くて大きくて立派。そして葉の色は少し色が浅い。つまり浅い緑色。蕾は小さめとは言うが、早採りする傾向があるので、つまりプレコーチェのブロッコロだ。この小さいときに収穫することで、この野菜の特徴が出るのだとも思う。

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ここはバッサーノでビオロジコで野菜を生産している農家のおじさんのところ。たまにお世話になっている畑。

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季節の野菜が年間を通じて生産されているが、この時期は緑の濃い冬野菜がいっぱい。

ブロッコロ各種。

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カーヴォロ・ネロ。

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ラディッキオ。

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フィノッキオ。

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ねぎ。

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カーヴォロ・リッチといって、葉がチリチリと縮れているキャベツ。北ヨーロッパ原産のものだということで、寒さに非常に強くて、こうして成長した苗からは下のほうから必要な分だけ葉を取っていく。耐久性のよいカーヴォロ。

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売店にはも、冬野菜勢揃い~。

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バッサーノのブロッコロに話を戻すと、気温の低い場所で生育する品種だけあり、寒さに強い。気温が下がり、霜が降りてもこのバッサーネーゼは葉がしっかりとそのままの姿を保つ。

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比して他のブロッコリやカリフラワーは葉が周囲から黒くなってくる。こういうのをなんと言うのだろう…私的には“焼ける”と表現するのだけれど。

外葉は外気に当たるため、かなり頑丈だが、通常食用となる蕾に近い葉は柔らかいので一緒に食べる。

この日はパスタに。燻製のパンチェッタとともに、ペンネにからませて昼食にいただいた。

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甘い濃い味。まさしく、ブロッコリ、カリフラワー、キャベツが凝縮した甘さ。
茹でて、蒸して、などなどしてコントルノに。ズッパやパスタ、リゾットにしても美味しい!!


Spaventapasseri(かかし)

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パドヴァ ナターレ前の週末  :: 2013/12/17(Tue)

パドヴァも週末ともなると、不景気風もどこえやら。大きな袋をいっぱいさげた人たちが右往左往している。

我が家も先週の週末より習慣に従い、アルベロを出して、家の中を少~しずつ模様替え。あくまでも少しづつだけれど。

バッボナターレ(サンタクロース)がやってくる日も近づいていることから、アルベロを出したら、即、バッボにお手紙お手紙…。

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今年のお願いごとは、なにかな~?
まだサンタクロースを信じている子供心を優先してあげたい母心。近日中に購入しておきます…。

週末に街中に出ると、あっちこっちでパフォーマンス。

彼は年中パドヴァのチェントロにいる。芸も大抵変わらずにいるのだけれど、思わず立ち止まって、手をたたいちゃう。

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この日は、昨年もそして今年もテアトロで見た、足芸のヴェロニカ。彼女の芸もいつも変わらないが、これも毎回感動もの。

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冬場は寒いけれど、テアトロやらコンチェルトやら、子供向けなのに大人も一緒に楽しめる文化行事がたくさんある時期でもある。

こちらは、音楽大学のホールが利用されるオーケストラのコンサート。頻繁にいろいろと開催されているが、冬季間はファミリー向けにも何度か開かれるので、できるだけ参加するようにしているもの。

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チェントロのトレニーノも今年も健在。つまり、これも毎年恒例。…なのに、やっぱり乗りたいのよねぇ。

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日の暮れるのも早いこの時期は、街の装いが夜仕様になるのも早し。

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老舗のカフェ・ペドロッキでは、やっぱりやっぱりこれも毎年恒例(しつこいケド)のLegoランド。

大きなレゴで作った列車と、レゴの部屋が開放されていて、子供たちはここで自由に遊べる。そして、そのあとはチョコラータ・カルダ。ペドロッキのチョコラータはほんとに美味しい!!

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最近は冷え込んで、霧で真っ白の数日も続いている。

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※お知らせ

旬を迎えるトレヴィーゾのラディッキオの収穫祭と生産者を巡る特別ツアーを企画しています。2014年1月・2月催行予定。
少々マニアックではありますが、内容超充実にて!! ご案内はこちら↓

『トレヴィーゾでラディッキオの収穫祭と生産者訪問~食べて・飲んで・アグリに泊まる~』

ご興味のある方はぜひ直接ご連絡ください。

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