パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



パスティッチェリア レ・サブロンPasticceria Le Sablon :: 2009/12/19(Sat)

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パドヴァの中心よりも北寄り、鉄道駅の北側の地区をアルチェッラArcellaと呼ぶが、その地区で最も正統派なお菓子屋がこの『レ・サブロン』。

同店の経営者でもあり、シェフはルカ・スカンダレッティLuca Scandaletti氏。
ベルギー、ブリュッセルにある有名店、『Wittamer』でパステッチェッレ、チョコラティエレとして働いた後、ロンドンの『De Baere』を経て、ここ地元のパドヴァに同店を開いたのが12年前。現在のようなモダンな店となったのは5年前より。
同店名は、シェフが働いたブリュッセルの『Wittamer』があった広場から命名したそう。

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このアルチェッラという地区は面積もまた人口も多い場所でありながら、評判のレストランなどが貧困であるなか、同店はなんとなく異色(あ、失礼)。評判もよく、近所の常連はもちろん、わざわざここまで足を運んでくる客もいたりと人気店となり、昨年よりチェントロのラジョーネ宮下の商店街、ソット・サローネにも小さな常設店を設けている。

ちなみにブリュッセルの店は、パドヴァのパスティッチェリアのなかでは最も評判も味をよいとされて(実際に本当に美味しい)いる『ビアセットBiasetto』のシェフ、ルイジ・ビアセット氏も働いた店でもある。

アルチェッラ地区にある同店、2階には60席のテーブルがあり、ゆったりとした広さ。朝のブリオッシュ類も豊富で、もちろん手作り(バールのブリオッシュはそのほとんどが冷凍品~)。
ガラスのショーケースに並んだドルチェ類も大変に丁寧な仕事だということが見て解るもの。

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イタリアでドルチェ、というとものすご~~~く甘い、そしてこれがまた良さなのだが素朴で野暮ったさがその美味しさ、というのがたいてい。日本のデパートのお菓子売り場にはよく見られるような、華やかさのあるドルチェに遭遇するのは案外と難しい。

こういう類のドルチェはイタリア人気質でないのだろう、こういう店のパスティッチェッレはそのほとんどがヨーロッパの他国で働く経験を持つことからも伺える。

と、あまり悪口めいたことばかりでは面白くないので、ここのお菓子について、もう少し。

ベルギーでの研鑽から、彼はチョコレートが得意。いわゆるショコラティエ。チョコレート菓子が特にここのスペチェリテである。そのなかでも最近の新商品で自信作なのが、チェリーのリキュール入りのチョコレートLiquore della Luxardo, sangue di Morlacco、そしてムース類など。いずれもデリケートな風味の質のよいチョコレート菓子たち。そして、『35100』と題されたチョコレートケーキは同店の看板商品。この数字はパドヴァのこの場所の郵便番号を文字っている。

彼のチョコレート菓子の基本はカカオ66%の配合のもの。“Francy66%”と命名したものを使用しているが、この『35100』はこのチョコレートを使ったトルタ。ちなみに“Francy”とは、彼のフランス人の奥さんの名前らしい。

今はナターレに向けてのパネットーネやパンドーロなどが用意されている。市販のそれらはナターレ商戦に向けてだいぶ前から作られたものだが、こういったアルティジャナーレの店で購入すると、新鮮なものを手に入れることができるので魅力大。

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Pasticceria Caffetteria Cioccolateria Wine bar
『Le Sablon』
Via Guido Remi,67
Tel; 049. 601. 361

トラム停留所San Gregorioすぐ前
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  1. 2010/09/23(Thu) 20:30:44 |
  2. |
  3. #
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Re: はじめまして

えええ~~~、そうなんですか。サブロンで働いていらっしゃったんですか。シェフが日本人の女性がいた、とは言っていまたが。。。ぜひブログ、教えてください!!
  1. 2010/09/23(Thu) 21:26:04 |
  2. URL |
  3. aki #-
  4. [ 編集 ]

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