パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



ガラーニgalani :: 2010/02/06(Sat)

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カルネヴァーレの季節のもうひとつ忘れてはならないドルチェ。

“クロストリcrostoli、ラットゥーゲlattughe、ラザーニャlasagne、チェンチcenci、フラッペfrappe、ブッジーエbugie、キアッキエレchiacchiere…”。これら、全て同様のドルチェ。地域によって呼び名が変わるのがとても興味深い。

ここヴェネトでは、“クロストリ”、もしくは“ガラーニ”が多く使われるが、世界的に有名なカーニバルの行われるヴェネツィアでは、“ガラーニ”と呼ばれるのが一般的。パドヴァでも“ガラーニ”と呼ぶほうが多いように思う。
内容はシンプルな揚げ菓子。甘いパスタ生地を薄く延ばして長方形に切り分け、油で揚げる。表面にたっぷりと粉砂糖をかけたもの。

シンプルだがそのシンプルさが視覚に訴える伝統菓子。その歴史はローマ時代に端を発し、時を超えてもその伝統的なリチェッタの大筋は変わらずに今に至る。

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カトリックの暦による、年明けのエピファニアepifaniaから四旬節quaresima(復活祭の46日前)までの期間、つまりはカルネヴァーレの時期に食べられるもの。
四旬節は水曜日(メルコレディ・デッレ・チェネリMercoledì delle Ceneri=灰の水曜日)から始まり、この期間は祝宴はもとより食事を節制することが慣習となっているため、その前日の火曜日(マルテディ・グラッソMartedì grasso=肥沃な火曜日)、つまりカルネヴァーレの最終日には節制前の祝賀として大いに盛り上がる。山盛りのガラーニもその祝宴テーブルに華を添えることになるのだ。

そしてこれは前回紹介したフリッテッレfrittelleのヴェネツィアのトラディショナルバージョン。

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干しブドウが混ぜ込まれたゲンコツ大の揚げ菓子。ゲンコツ大のフリッテッレはヴェネツィアならでは。パドヴァでは、もちろん大きなものもあるが、大抵は少々小ぶりなもの。ちなみにこのヴェベツィア版は1個1.1ユーロ、パドヴァでは㎏あたり25ユーロ弱が今年の相場。

さらにはこちらはカスタニョーレcastagnoleと呼ばれる、フリッテッレの小型版。名前の通り、栗みたいに小さな球状。

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そして、フリッテッレ・ディ・メーレfrittelle di mele。輪切りのリンゴをフリッテッレの生地を衣に揚げたもの。

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カルネヴァーレの時期は揚げ菓子が主流。
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美味しそう!

ただいま授乳中真っ盛りの私には
この揚げお菓子がたまらなく美味しそうに
見えますぅ~!!!
  1. 2010/02/06(Sat) 23:39:18 |
  2. URL |
  3. Satomi #tQ725RIE
  4. [ 編集 ]

Re: 美味しそう!

Satomiさん
順調ですか?授乳中はいくら食べても太らない、とかいうらしいのと、妙に腹が減るとかいうらしいので(なんだか人ごと、ぽい)なおのこと美味しそうに見えるでしょ~~~?美味しいのです!ちなみに私もまだ授乳中です(はぁ~)。
  1. 2010/02/07(Sun) 03:27:41 |
  2. URL |
  3. aki #-
  4. [ 編集 ]

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