パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



カストラウレcastraure :: 2010/03/16(Tue)

R0011366_convert_20100316020956.jpg

春先になるとお目見えする野菜のなかでもここヴェネトでしかお目にかかれない珍しいものがいくつかある。そのうちのひとつが、このカストラウレcastraure。

これらは、ヴェネツィアのラグーナの島々の産物だ。意外と知られていないが、ヴェネツィアでも野菜の生産は結構されている。このラグーナに浮かぶ島及び陸地のヴェネツィアで栽培されるもの。主な島はサンテラズモSant’Erasmo、トルチェッロTorcello、ヴィニョーレVignole、マラモッコMalamocco(リド)、そして陸地のカヴァッリーノCavallino。

その形はカルチョッフィのようだが、かなり小さい。カルチョッフィのミニチュア版のよう。カルチョッフィ特有の舌をピリリとさす、ちょっぴりほろ苦さを感じるような、独特の食感は少し弱い。カルチョッフィの新芽のようだとも感じられるその形状から想像するに至るような柔らかさがある。

料理法はカルチョッフィとほぼ同様。薄くスライスして生でサラダに、カルパッチョ風に。最も一般的なものは、ヴェネト弁で“テチィアtecia”と呼ばれる、フライパン(鍋)に薄皮つきのニンニク、オイル、プレッツェーモロ(パセリ)と水を加えて煮込んでいくもの。

もしくは粉(コーンスターチを加えることも)と卵(卵白だけを泡立てたものの場合も)に水を加えた衣にくぐらせて油で揚げる。いわゆるフリット。
シンプルに茹でてレモンを絞って食べてもよし。

関連記事


テーマ:イタリア - ジャンル:海外情報

  1. 料理・素材
  2. | trackback:0
  3. | comment:4
<<肉屋のフランチェスコ | top | 日曜日la domenica>>


comment

いつも配達野菜を利用しているS.Erasmoの農家から、「先日の悪天候でカルチョーフィの30%くらいがやられた」というメールがきました・・・(涙・涙・涙・・・)
今後順調にいけば、こちらの出荷は4月末からだそうです。

・・・春はまだまだ遠いわあー・・・
  1. 2010/03/16(Tue) 07:43:42 |
  2. URL |
  3. Fumie #-
  4. [ 編集 ]

fumieさん
ああ、先週の悪夢の天候のせいですか。そうそう、fumieさんのコメントを見て、思いだしました。今出ているものは早生ですよね。配達野菜屋さん、いいですね。野菜で季節を感じる。
…春、早く来ないかしらぁ。。。
  1. 2010/03/16(Tue) 16:02:06 |
  2. URL |
  3. aki #-
  4. [ 編集 ]

akiさんに作っていただいたカルチョッフィに似てるなあと思って見てました。
これもパドヴァの春の訪れなんですね~
↓でも、何だか日差しが高くなったように見えます。
伺うのが楽しみです!
fumieさんもakiさんも、よろしくお願いしますー!!

  1. 2010/03/17(Wed) 01:46:06 |
  2. URL |
  3. marikoinu #JvfUG/8.
  4. [ 編集 ]

marikoinuさん
もうだいぶ日は長くなり、春めいてきましたよ。これからがいい季節!!
  1. 2010/03/18(Thu) 01:44:13 |
  2. URL |
  3. aki #-
  4. [ 編集 ]

comment


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://violamasako.blog83.fc2.com/tb.php/162-878fca53
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)