パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



パドヴァのドゥオーモDuomo(司教座教会堂) :: 2010/03/25(Thu)

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パドヴァのドゥオーモは(パドヴァだけではなく、イタリアの他地でもほぼ同様だろうが)、宗教関連の建造物としては最も古いもので、初期キリスト教時代(紀元1世紀中頃)の司教座大聖堂としての起源をもつ。

1075年に新たに大聖堂として建築されたのだが、1117年の地震により被害を受けた。現在の建物は、16世紀から18世紀のもの。ミケランジェロの名による公募、公告により建築家及び設計を募った。が、実際は、オリジナルを復元する仕事としてイストリア(現在のクロアチア北西部の三角地帯)出身のアンドレア・ダ・ヴァッレAndrea da Valle、アゴスティーノ・リゲッティAgostino Righettiにそれを委ねていた。

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1754年にヴェネツィアの建築家であるジローラモ・フリジメリカGirolamo Frigimelicaによる、現存の正面に3つの門(扉)を持つ設計に。彼によりバラ窓(円花窓)といわれるステンドグラスが植え付けられた聖堂のシンボルともいえる窓も設計されている。…のだが、クーポラも含め実は彼の設計通りの仕事は終わっておらず、しかも第一次大戦中の爆撃も受けているので、未だ未完成のままだという。

ドゥオーモ右隣に隣接するバッティステロbattistero(礼拝堂)は12世紀後半に建築されたもの。

現在のような形としては1260年、序階されたのが1281年のこと。内部は小さいが、クーポラ面も含め、壁面いっぱいに埋められた創世記を描いたフレスコ画が美しい。1375-78年のもの。所々に時の経過によりはげ落ちたりする部分もあるが、一部修復されながらもそのまま手をつけずにあるのだが、この時代のフレスコ画の保存状態としては、大変に良好なもの。
フレスコは、パドヴァの貴族、カッラレージCarraregi家のフランチェスコ・ダ・カッラッーラFrancesco da Carraraにより委託されたジュスト・デ・メナブオイGiusto de’Menabuoiによるもの。

大聖堂裏側には詩人フランチェスコ・ペトラルカFrancesco Petrarcaが一時居住していたというカノニコがある。
そこに続く通りも静かで風情があって美しい。

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