パドヴァの郊外、畑の真ん中にあるトラットリア。典型的な田舎の店らしい、bar&ristoranteのスタイル。
かろうじてパドヴァ県内ではあるが、ヴェネツィアのラグーナと呼ばれる浅潟、ここではあえてヴァッレというが、少し足をのばすと水辺に、そしてその水源を利用した畑だけが広がる場所。
こんな場所だから訪れる客はもちろん観光客などゼロに等しい。一歩足を踏み入れると血色のよさそうな男達の視線が。。。トラックの運転手、漁師など力仕事を職業とする人たち独特の雰囲気が店内いっぱいにひろがっている。
写真は午後1時ごろ。普通イタリアでレストランに入ると午後1時以降に客が増え始めるのだが、ここはこの時間はもう大半が食べ終わり席を後にしている。

ランチは手軽なメニューフィッソ(定食)が用意されているのでほとんどの客がそれを注文。
この日はプリに魚介のパスタとセコンドには魚介のフリットゥーラ(フライ)またはヴェネトの太いサラミ、ソプレッサの盛り合わせ。



魚介のフライは近辺でよく見かけられる潟に仕掛けられた網にかかった小魚、いわゆる雑魚だ。小指ほどの小さなイカやらエビ、子魚がいい具合にクロッカンテに揚げられている。
店の雰囲気に便乗したかのように、冷たく冷えた発泡酒と合わせて。水も食後のコーヒーも注文したにも関わらず、会計は記載通りに一人11ユーロ。ワインも飲み物もすべて込みらしい。
店の外につくられた庭は結婚式のパーティなどにも対応。いかにも“町のレストラン”的な気どりのない一軒。

Ristorante Alla Busa
Via Rebosola 11, Cive di Correzzola, Padova
Tel; 049.580.8023
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テーマ:イタリア - ジャンル:海外情報
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パドアのレストラン トラットリアは一寸怖そうなお店ですね。
でもいくら飲んでも11ユーロは楽しそうですね。私なら1時間ぐらい食事をしてそうです。
広島にもそんなお店があると嬉しいのですが(笑)
- 2010/05/12(Wed) 14:35:40 |
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- きぬさん #yi8pESSs
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ヴェネト料理教室、今回はディープな感じですね。魚介のフライとソーセージ、旨いけど、良くこの食生活で、AKIさん体形保てているのが不思議です。今晩、我が家の食卓にもヒラメと、目光の唐揚げを、醤油でいただきました。ハムの代わりにはんぺん。パスタの代わりに卵かけご飯。なんか、日本の港町の香りがするでしょう。
- 2010/05/13(Thu) 23:03:07 |
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- zzz #-
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きぬさん
怖くはないですよ(笑)。独特な雰囲気はありますが。町の食堂として親しまれている感じです。
- 2010/05/14(Fri) 15:13:13 |
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- aki #-
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zzzさん
ディープになればなるほど興味深いです。私は卵かけごはんが食べたいです。おいしそう。
- 2010/05/14(Fri) 15:14:50 |
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- aki #-
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