パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



トルタ・パツィエンティーナTorta pazientina :: 2010/05/26(Wed)

パドヴァ由来のトルタとして筆頭にあがるのがこのトルタ。
内容は、パン・ディスパーニャ(スポンジケーキ)とザバイオーネを重ねて層にし、周りにザバイオーネを塗り、さらに表面に薄く削ったチョコレートを覆ったもの。

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想像しただけで甘そうだが、実際にもとても甘い。ザバイオーネの部分をカスタードにしているところもあるが、これは邪道。ザバイオーネを使っているので、しっかりとアルコールも含まれ、大人のトルタといえるかもしれない。

その名の由来としては、作業工程の手間が“パツィエンツァpazienza(=忍耐が要る)”なことから。

写真のものはパドヴァの老舗カフェ、カフェ・ペドロッキのもの。これは四角いが、普通は丸型が多い。

余談だが、ここカフェ・ペドロッキはザバイオーネも有名。そのメニュー名はザバイオーネ・スタンダールZabaione Stendhal。フランスの小説家であるスタンダールがパドヴァに立ち寄った際に同カフェでザバイオーネを食してその美味しさを彼の手記に残したことから。

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砂糖を加えてかきたてた卵黄に加えられるのは、マルサラ酒とパドヴァ近郊のエウガネイ丘陵地帯の甘いワイン、フィオーレ・ディ・ダランチャFiore d’arancia。濃度はしっかり、ドロリとした生ぬるさ、甘さもしっかり、そして風味づけのアルコールもしっかり。今どきの軽めに仕上げるドルチェの傾向には、完全に、堂々と真向対立している。
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テーマ:イタリア - ジャンル:海外情報

  1. Dolce/ドルチェ
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うわ~このトルタ、全く知らなかったです。
次回パドヴァ行ったときはペドロッキに絶対に寄らなくては・・・
  1. 2010/05/26(Wed) 04:46:37 |
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  3. Fumie #-
  4. [ 編集 ]

トルタもザバイオーネもおいしそう♪
確かに甘そうではあるし、全部平らげられないかもしれないけど、私も食べてみたいな~
  1. 2010/05/27(Thu) 01:38:50 |
  2. URL |
  3. marikoinu #JvfUG/8.
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  1. 2010/05/27(Thu) 23:28:14 |
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  3. #
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Re: タイトルなし

次回はいつになりそうですか?こちらも楽しみにしています。そうそう、6月下旬から帰国することになっています。
  1. 2010/05/28(Fri) 16:53:26 |
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  3. aki #-
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

marikoinuさん
では、今年の秋に、ぜひ食べに来てください…。おまちしてますよ。
  1. 2010/05/28(Fri) 16:54:43 |
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  3. aki #-
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