パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



インソンニアL’insonniaの山ごはん :: 2010/06/03(Thu)

パドヴァから北上、ベッルーノを超えて川沿いにグルグル山を登り始める。標高1000mほど、フォルノ・ディ・ゾルドにあるレストラン。
冬は雪に埋もれるこの場所は、冬はスキー、夏は避暑地としてキャンプ場などもあちこちに見られる。

ここらへんまで来ると道路標識もイタリア語だけでなく、ドイツ語とイタリア語の混じったような言葉との2重表示となり、また車窓から見える景色もドロミテの切り立った岩肌、木と石を組み合わせた独特の可愛らしい家の造りなど、イタリア国内でのかなり特長のある風景となる。

今まで何度か訪れて、また行ってしまった同店。メニューはなくて、行くといつもの通りの大きなワゴンに盛られたポレンタ。

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皿にドスンと盛られて、カプッチ(キャベツ)のサラダ、ファジョーリ(インゲン豆)のサラダ、スペッツァティーノ(角切り肉の煮込み)を盛った3つのボールが運ばれてくる。そのあと、カメリエーレがパスティンpastinとムゼットmusettoの皿を抱えて各テーブルを回る。

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パスティンはベッルーノの伝統料理(食材)で、サルシッチャ(生サラミ)の中身をハンバーグの様にしたもの。香辛料たっぷりのパンチのある味。粗く挽いた肉と香辛料がよく合う。

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そしてムゼットはいわゆるコテキーノと呼ばれる豚の足の皮に香辛料を加えたミンチの肉を詰めたもの。両者、ほぼ同様に扱われるが、正しくはムゼットは肉と脂、コテキーノはそこに皮やらなにやらをすべて詰め込んでしまうもの、という定義がある。

そのあとは鉄板で焼いたフォルマッジョ・フリット。熱いうちにとろけるチーズを。

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ワインも水もテーブルに設置されているものを各自でサービス。食べ物も飲み物もお替りし放題で、一律15ユーロ/人。
ただし、かなりヘビーなので、お替りには限界あり。おまけに健康にも悪影響を及ぼしそう。

この日は私も顔見しりの知人の知人も別席で食事。あとから聞いたら彼らはこれらの肉料理は食べず、まかない飯を食べていたらしい。今度はそういうのを食べたいなぁ。

話はそれるがこの知人、だんなさんは同地出身、奥さんはパドヴァ出身、という夫婦。今でこそ、この山合いでもいろいろなものを食べられるが(とは言ってもかなり制限はあるが)、嫁いだ当時には、この肉料理オンパレードにはかなり参ったらしい。だんなさんのほうは生の魚などほとんど見たことがなく、食べる魚といったらニシンの燻製。1週間に一度焼くパンとポレンタ。。。“おじいさんは山や芝刈りに、お婆さんは川へ洗濯に、、、”の世界がここにも。

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Ristorante L’insonnia
Via Canale 7, Forno di zoldo
Tel; 0437.787243
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