パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



ドロゲリア・アイ・ドゥエ・カンティーニ・ドーロDrogheria ai Due Cantini d’Oro :: 2010/11/04(Thu)

ドロゲリア=ドローガ屋さん。一般的にドローガdrogaというと、ドラッグ(麻薬)をイメージすることが多いが、ここはもちろん麻薬を売っている店ではない。イタリア語の意味としては、、①スパイス、香辛料 ②生薬 ③麻薬、と香辛料のほうが先に立つ。

ドロゲリアという表記は特に珍しいわけでもないが、アンティークな店でこの表記を残すところが多い。
要はスパイス屋さん。その昔、こういった店において料理に使うスパイスや香草類を購入していた。

ここは、パドヴァのチェントロ、ピアッツァ・デイ・フルッタの端に位置するドロゲリア。創業は1841年。パドヴァの町中に現存する古い食料品店の2店のうちのひとつ、といわれている。(もう一店はチェントロのもう少し南側にある)
外から見るその外観にレトロな香りがぷんぷん。ショーウィンドウの飾り方もここだからにして、という美しさ。

R0015178_convert_20101102210520.jpg

R0015176_convert_20101102210552.jpg

店内は奥に細長い造りで、あちこちに古いいい雰囲気を残している。カウンター後ろにある小さな引出しには、それぞれ香草の名前が書いてあり、ホールのまま、または挽いたものを好きな分だけ購入することが可能。

古い薬局にいくと、こういう引き出しがたくさん並んだ棚のある造りを見ることがあるが、薬用である場合、そこは“ファルマチーアfarmacia=薬局”となり、食用となると“ドロゲリーア”となる。他に“スペッツェリーアspezzeria”ともいう言い方もあり、スペッツァートspezzato=細かくする、という意味からくる表示もある。

R0015185_convert_20101102210817.jpg
 
R0015180_convert_20101102210625.jpg

R0015181_convert_20101102210653.jpg

現在は、香草だけを扱う店というわけではなく、アルコール、食品全般(乾物)、お茶、そして洗剤やらスポンジやらの生活雑貨などを扱う、いわゆる“よろづや”的な店となっている。
そして、結構なスペースでアジアン食材もあり、日本の食材としては、しょうゆをはじめ、わさびや昆布、米、小豆、甘酢生姜なんかもある。それで意外とこれらの食材の回転も速かったりする。

こんな古い店なのに結構な客足もあり、人々の生活に根付いている感を強く受ける。新しいスタイルの店にはもちろん多くの人が足を向け、興味の対象もいきやすいのはもちろんだが、対面でものを売り買いする昔ながらのスタイルも、ここではごく普通に共存する。

Al Due Cantini D’Oro
Piazza dei frutta 46, Padova
Tel; 049.8750623

数年前から始めている、というサイン帳には、日本人の訪問客もちらほら。。。
R0015184_convert_20101102210751.jpg
関連記事


テーマ:イタリア - ジャンル:海外情報

  1. リストランテ・食べ物屋
  2. | trackback:0
  3. | comment:0
<<ようやく晴れた。 | top | アルタムーラのパンPane di Altamura a DOP>>


comment

comment


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://violamasako.blog83.fc2.com/tb.php/288-e6c431fb
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)