パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



野外集会?! Comizio!! :: 2010/11/08(Mon)

パドヴァのチェントロに頻繁に出没する男性。いつも風呂場の椅子みたいな“演説台”を片手に街角に立ち、自らの意見を語る名物おじさん。語る内容はもちろん政治論。
こういう類は間違いなく、現政権に対抗する意見であるのだが、現在のヴェネト州、そしてイタリア、そしてイタリア人の政治観などについて大いに語る。

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そして道行く人も足を止め…。

自分の意見を大きな声で堂々と語るこの男性の意見に賛同する人、そして反対の人。誰もが好き好きに意見を述べ、また彼も観衆に積極的に意見を求める。「Molte Voce!!Forte Voce!!」「もっと意見を!!」

この人、もう長いことここで語っている。季節を問わず。パドヴァの地元情報には結構詳しい私の夫も、彼の存在は知るが詳しいことは知らない。しかし、観衆の輪の隅っこ(あくまでも隅っこ)に入っていると、結構な情報が入ってきて、彼はフェッラーラの出身だ、とか大学で政治学を教えている、とか息子は誰それだ、とか、、、。でも、どれもこれもアテにはならない。

この日、聴いていたら(…というにはおこがましいので)、“見て”いたら、彼はひと通りの話を終えると横のシニョーラに“演説台”を譲る。譲られたシニョーラはそれに応えて“それなり”に。そうこうしているうちに数人が積極的に参加。…これもいつものパターン。大学生もおばさんも、おじさんも、ご老人も。皆同等に堂々と話をするのは、日本人にはなかなかできないことではないかな、とこの現場に出くわす度に思うこと。話す内容がどうであれ。いえ、”日本人には”と括ってはいけない。少なくとも私にはできないと思う。

演説が盛り上がってくると聴衆も盛り上がってきて、次々に手を挙げてお立ち台に立つ。順番待ちすることだって珍しくない。

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彼の横にたまたま居たこの女の子も“演説台”を渡されたら、はじめ真赤な顔をしながら台に上り、そして話始めた。私は彼女が話し始めたときにこの場を離れ、少し経ってからまたここを通ったら、まだ話していた。内容は全然聞いていないけれど、勧められるがままに躊躇することなく話し始め、それなりの時間を話し続けるのは、ある意味で立派。

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「君も何か話したら?」と横のおじさん達に冷やかされるけど、ムリムリ!!絶対にムリ!!
「ちょっとの勇気。だけど大きな勇気。小さいけれど大きい勇気で物事は始まる。」…と真っ黄っ黄の歯をしたおじさんに言われた。Forza! Forza Voce!!

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現伊政権は解散か?!が話題になっているこの数日。
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