パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



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卵の品質表示 Consigli edindicazioni merceologiche dell’uovo :: 2011/02/05(Sat)

読み物を読んでいて、上記についての記事を発見。卵ひとつひとつに印がされている卵の表示、知っておいたほうがいいなぁと思ったこと。

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イタリアの卵には、それぞれに数時やアルファベットが組み合わさった略号が印字されている。それらは2段に分かれてこんな風に記されている。CEE(欧州経済共同体)基準。

・1段目左端の数字;飼育環境表示
『0』 biologicoビオロジコ(有機農法による飼育環境下での養鶏)
 基本は地上でケージなどの制限のない場所での放し飼い。のびのびと育つ環境が整えられている。飼料ももちん 有機農法として穀物やトウモロコシなどコントロールされたものを使用。成長補助としてのアミノ酸の給餌は許 可されているが、魚粉は禁止されている。
『1』 all’aperto 平飼い(地上での放し飼い、養鶏小屋などの飼育スペースの範囲内ではない)
『2』 a terra 平飼い(養鶏小屋内で地上での放し飼い)
『3』 in gabbia 鶏舎内での養鶏

・1段目左から2番目のアルファベット;生産国
    IT=イタリアなど、FR=フランスなど

・1段目左から3番目の3桁の数字;ISTAT(イタリア政府統計局による生産地自治体番号)

・1段目右から2番目2桁のアルファベット;生産された県の略号
    PD=パドヴァ、VR=ヴェローナ など(上のはTV=トレヴィーゾ)

・1段目右端3桁の数字;養鶏場(生産者)登録番号

・2段目;消費期限
    ENTRO 11/02= 2月11日まで

サイズはイタリアでもL,M…の表示で、XL/grandissima…73g以上、L/grande…63-73g、M/media…53-63g、S/piccolo…53g以下 という区分け。

スーパーの棚にもきっと日本ほど多くはないのだろうが、種類も多数あり、値段もピンキリ。2倍以上の開きがある。それにしても乱雑な棚だ(でも、これはとても普通な光景)。

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平飼い(ゲージなし)
ゲージのないことを強調するマークつき。

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はじめの数字は『1』を示し、MNはマントヴァ産の意。消費期限は印字されていないが、パッケージに記載あり。そこには、1羽あたりの飼育面積は4mqとの説明も付け加えられている。

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平飼い(ゲージあり)

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ビオロジコのものは、この日はこれが最後の一個。最後に一個残ったものを横から来たおばさんがそそくさとカゴに入れた。

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現在、市場に出ている鶏卵は、その92%が養鶏場などでコントロール、飼育された鶏から生産されたもの。自然に近い条件にすればするほど、当然本来の鶏の成長及び成長状態に近くなるため、鶏の成長や卵を産むペースなども養鶏度の進んだものに比べれば遅くなるはず。
養鶏場で閉められた環境で育つ鶏は、成長は早いが密度の高いなかでの生育のため、ストレスによりお互いを攻撃しあったり病気に罹り易いという。そのために抗生物質などの投与もされているだろうと想像される。こういうのを「動物工場」と呼ぶらしいが、それに全面的に対抗するために基準を設けられたのがビオロジコ。

ちなみに、養鶏場での1羽の雌鶏に対する鶏密度(?)は
・ケージのない自然のある環境での平飼い 1羽/10mq(㎡)
・ケージ付き自然のある環境での平飼い  1羽/2.5mq(㎡)
・鶏舎内地表での養鶏 7羽/1mq(㎡)
・養鶏場内、鶏同士の間隔15cmほど 25/1mq(㎡)

ただし、ビオロジコと称していても、卵の段階でそれが規定に沿って生産されたものかどうかの分別は困難なのも事実。たとえば、地上での放し飼いとはあるものの、養鶏場内の一部のみがその条件を満たしたものである例などもある。生産者の分別のある良識が必要のよう。
買い物に行くと卵も様々な業者、値段のものが置いてあるのでどれを選んでよいのか判断に迷うが、少なくとも値段に惑わされることなく、少しでも質の良いものを選ぶ自分の判断基準を持ちたいと思う。

それにしても一番上の卵、数日前にスーパーで買ったものが自宅の冷蔵庫にあったもの。選択の目を、などと自分で言っているわりに、改めてみてみたら表示は『3』だった。おまけに殻に鶏の毛がついている…。
慌てて(慌てなくてもいいけれど)平飼い鶏の卵購入。特に身体に悪影響だから、と神経質にピリピリすることもないとは思うけれど、先にあったものは大人たちで食べてしまおう。

しかし、こういうふうにしていくと、どんどん世の中のものの選択すべきものが限られてくるような気がする。例えば子供に食べさせるお菓子もできるだけ手作りで、と思っているが、こうして考えていると粉が卵がバターが…とほんとにキリがない。
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テーマ:イタリア - ジャンル:海外情報

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