パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



朝食の決まりごと :: 2011/02/06(Sun)

今日のお昼ごはん(または晩ごはん)はパスタ・エ・ファジョーリ(インゲン豆のパスタ)にしよう、という日は前の晩から水に浸しておいた豆を朝一番の起きがけから鍋に火をつける。

朝イチから火にかけるのには理由があり、豆を茹でている朝の決まりの朝食スタイルがあるから。

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厚く切ったパンに豆の茹で汁をたっぷり、その上にEXヴァージンオイル、塩、黒粗挽きコショウをふる。と実に簡単なものだけれど、大切なことがいくつか。

その1)パンは南伊の硬質小麦のパンに限る。軟質小麦のふにゃふにゃしたパンは茹で汁に負けてしまって、ぐちゃぐちゃのパン粥みたいになってしまう。それではNG。南伊特有のパンに味のあるもっちりどっしりしたものが適当。

その2)茹で汁はたっぷりと。いいパンに汁を含ませると、ものすごい勢いで茹で汁をすって、それを保つから、思いのほかしっかりとかけてパンが適度に浸って柔らかくなる。

その3)もちろんオイルと塩は質のよいものを。

その4)そしてもちろん温かいうちに食す。

豆の茹で汁独特の香りとこのパンでなくてはいけない独特の食感。この関係は絶妙なのだ。
私の夫が子供のころからの習慣らしく、彼のマンマはいつもマメを茹でる度に朝食をこういう具合で用意したらしい。
現在年月が(相当)経過し、普段の朝食はバールでカプチーノのみ、という彼も、豆の茹でている匂いを嗅ぎつけて、起きざまにゴソゴソとパンを切りだす。

ということで、最近やたらに朝早起きの私は、日曜日のこの朝も暗いうちから鍋に火をかけ、日のあがったころには家の中はもういい香り。

ちなみに今日はインゲン豆は白いカンネッリーニCannellini。ヴェネト風に濾したりはせずに、形を残したマンマから習った南仕立てにする予定。ビアンコにするか、トマトを加えてロッソにするかは、数時間後の気分次第。

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う~ん~☆美味しそうだ。素敵な習慣ですね。
今度、これは!と思うパンが見つかったらぜひやってみたいな~♪
  1. 2011/02/07(Mon) 15:15:14 |
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  3. yuri #-
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

yuriさん
パン、全粒粉(できたらグラノ・ドゥーロ)、塩少し多めてなかんじで自分で作る!というテもあります。最近パン作りに励んでいるワタシ…。
  1. 2011/02/08(Tue) 17:14:06 |
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  3. aki #-
  4. [ 編集 ]

豆の煮汁をパンにかける、初めて聞きました。
とっても素朴で美味しそうですね。
今度やってみます~今年は私もイタリアパンに挑戦しよっかな…
  1. 2011/02/09(Wed) 23:51:47 |
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  3. miacucina #-
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

miacucinaさま
他の家でもそうしているのかは疑問です。でも確かに美味しいのです。もっちりパンにお薦めですよ。製粉度の低い粉で。
  1. 2011/02/10(Thu) 02:25:36 |
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  3. aki #-
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