パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



トルタ・サッビオーザTorta Sabbiosa :: 2011/05/07(Sat)

シンプルな姿形ながらその口当たりはホロホロと崩れるような独特な食感。サッビオーザ(砂のような)と形容されるこのトルタもヴェネトの地方菓子。

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その食感を構成する要素は、材料。フェコラ・ディ・パタータ(じゃがいもデンプン)をメインに使うリチェッタなので、小麦粉のそれよりもどっしり感がなく、軽く仕上がる。バターをたっぷり使うので、風味の良さもまたこのトルタの美味しさ。

1700年代には現ヴェネト州内でも、特にトレヴィーゾの地区を中心につくられていたこのトルタ。プルムケイクPrumcake(いわゆるパウンドケーキ)やトルタ・パラディーゾTorta paradiso(パン・ディ・スパーニャ;スポンジケーキにバターが入った生地のケーキ)といった似たものが存在するけれど、このフェコラ・ディ・パターテをメインに使うこのリチェッタは他にはないと思う。

いろいろとリチェッタを見ると、小麦粉とフェコラ・ディ・パターテが半分くらいのものが多いようだが、これは100%じゃがいもデンプンのみ。焼き上がりが崩れやすくデリケートで、切ったときに形が崩れないことはあり得ないという代物だけど、これならではの食感をつくりあげるには、100%じゃがいもデンプンなのがいいように思う。

仕上がりのホロホロ食感は前述のように砂のような感じだが、作る際には、はじめにバターと砂糖、卵をよーくよーく攪拌してバターと砂糖をなじませることにある。

この日は旬のイチゴのソースを添えて。春らしい鮮やかな赤色が皿に映える。

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テーマ:イタリア - ジャンル:海外情報

  1. Dolce/ドルチェ
  2. | trackback:0
  3. | comment:4
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えええ~これ知らないかも・・・初めて聞きました。見たこともない気がします。ヴェネツィアにはないのかな・・・。
食べてみたーーーーーい!!!
  1. 2011/05/08(Sun) 08:24:58 |
  2. URL |
  3. fumie #-
  4. [ 編集 ]

ジャガイモでんぷんは日本だったら片栗粉?
美味しそうです。食べてみたい♡
そして ↓のホワイトアスパラ!!
これを死ぬほど食べたかったぁ~~
  1. 2011/05/08(Sun) 13:26:20 |
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  3. miacucina #-
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

fumieさん
そうそう、案外知らないかも。私も外ではみたことがないです。レシピ本のなかのみ。トレヴィーゾの~と書いてある資料があったけど、トレヴィーゾのパン屋さんとかには置いてあるんでしょうか。
  1. 2011/05/08(Sun) 13:38:19 |
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  3. aki #-
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

miacucinaさん
片栗粉なんですが、コーンスターチのほうが日本だったら性格が似てるかなぁ。私も一度講習会でコーンスターチでやってみたことがあります。
アスパラ。。。来年こそはぜひ!!アスパラの季節は必ず戻ってきます!!
  1. 2011/05/08(Sun) 13:40:28 |
  2. URL |
  3. aki #-
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