パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



ピランという町 Piran in Slovenia :: 2011/06/18(Sat)

パドヴァから北上、トリエステを通りスロヴェニアへ。イストリア半島と呼ばれる北東イタリアからクロアチア一帯の三角形をした半島の北部にある小さな海の町。

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スロヴェニアは旧ユーゴスラビアの一国でもあり、つい近年まで社会主義の連邦国家だった場所。2004年にEUに加盟。

その昔はイストリア半島及び他アドリア海沿岸国と同様ヴェネツィア共和国の傘下でもあり、現在もヴェネツィア風の文化も残る。その後は戦前までオーストリア・ハプスブルグ家に治められ、途中宗教改革運動などの歴史を経ながら、19世紀前半はナポレオンによるフランス帝国下へ、そして再度オーストリア国家下。

第一次大戦後にユーゴスラビアとして、セルビア、クロアチアとともに連立国家をつくる。第二次大戦中にはナチス・ドイツの占領下、同じ時期に首都であるルヴィアナはムッソリーニの指揮下におかれ、大戦後に社会主義体制のユーゴスラビアの構成国、スロヴェニア人民共和国に。

その共和国内でもスロヴェニアは特に経済的な先進国であったこと、民族間の闘争や反発が強かったことなどから、この周辺国に比べ、比較的早いうち(1991)に独立国となっている。

毎年恒例のクロアチアの海の町への小旅行の途中に立ち寄った町が、このスロヴェニアのピランという町。スロヴェニアからクロアチアへの入国の際に、ちょっとした忘れ物をしてしまった私が先に進むことのできなかったことを理由に、2日間ほどここに滞在した。

一度だけちらりと降り立ったことがあった町だったのだが、今回ゆっくりと(精神的にはあまり落ち着けなかったけど)廻ってみた。美しい海岸線と魅惑的な路地裏。小さな町ながらスロヴェニア屈指のリゾート地として、ヨーロッパを中心に多くの人の訪れる場所だ。

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この町を代表する音楽家がジュセッペ・タルティーニGiuseppe Tartini。ヴァイオリン奏者であり、作曲家でもあった彼はこのピラン生まれでパドヴァでその生涯を終えている。パドヴァ及びヴェネツィアで活躍し、お墓もパドヴァの教会に存在する。

街の中心のピアッツァは彼の名を冠しており、銅像もたつ。小さな路地裏を歩いていたら、民家の木製の立派なドアは彼の肖像が彫られていた。

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海沿いの教会前では地元の人たちの集まり。地元ではけっこう有名なのか料理のおばさんが料理の講習をしたり、おじさんたちは集まって酒のグラスを片手にゲームに夢中。夕焼けの背景がとてもお似合い。

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