パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



サグラsagra ~夏祭り~ :: 2009/08/03(Mon)

暑さが厳しく、夕方以降になってようやくほっと息をつけるような日々が続いている。

夏真っ盛りのこの時期、各地ではサグラと呼ばれるお祭りが開かれる。その町の守護聖人を祭るもので、町の中心となる教会、ドゥオーモの広場にて、開催されるもの。たいていは夜7時を過ぎたあたりから始まり、そこの住人や近隣の町に住む人々が集まる。

先週末はパドヴァの郊外、バスティア・ディ・ロヴォロンBastia di Rovolonという町の、マドンナ・デッラ・ネーベMadonna della Neveの祭り。

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会場はコンサート(というほどでもないが)があり、そこはたいていダンス会場となり、大音響のもとに踊りまくる。踊る、といっても踊っている人々の平均年齢はけっこう高く、若者向きではない(?)。おまけに流れる音楽はイタリア民謡的なものが多いので、雰囲気は田舎の夏祭り。
教会の集会所は解放され、展示即売会になっていたり、ちょっとした展覧会になっていたりなど、なんとも田舎臭さが漂うのだが、楽しんでるぞ!というムードはいっぱい。偉大な田舎だ。

サグラでは、通常仮設レストランがある。ここでの簡単な食事を楽しむの訪れる人々の楽しみでもある。
メニューはシンプルで、サルシッチャ(ソーセージ)のグリル&ポレンタ、コスティチーナ(骨つきバラ肉)のグリル&ポレンタ、ニョッキやヴェネトの郷土パスタビーゴリなど。セコンドは6ユーロほど、プリモは4ユーロほどで食べられる。

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私はビーゴリを注文、ソースはカモのラグー。ここら辺ではビーゴリの定番メニューのひとつ、ビーゴリ・コン・アナーラBigoli con l’anara。“アナーラ”はヴェネトの発音、イタリア語の正しい単語(発音)は“アナトラanatra”。

伝統的なビーゴリは全粒粉を使うため、色が少し黒味がかる。生地は穴がいくつか空いた手動パスタマシンにて押し出すようにしてつくられる。このパスタマシンはビゴラーロbigolaroと呼ばれ、ビーゴリ特有の形状と歯ごたえ、太くてムッチリとした食感を生み出すもの。押し出す穴の部分が溝状になっているものが本来で、これにより出来上がるパスタの表面がでこぼこになり、ソースが絡みやすい。

ソースはこのカモのソースかタマネギとアンチョビのソース(イン・サルサin salsa)が定番。太くて食べ応えのあるしっかりとしたビーゴリには、ソースもこれらのように比較的特徴のあるしっかりとしたものあがよく合い、バランスがとれる。長く親しまれ、受け継がれる美味しさには、やはりそれなりの理由があるのだろう。
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