パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



ミラノのジェラテリア :: 2011/12/03(Sat)

ローマに引き続きミラノでも数店のジェラテリアを視察。さすがミラノだけあり、予めの下調べしただけでかなりの店舗数。
事前にアポのあったお店の視察後、いくつかを廻るが、やはりどこもスタイリッシュな雰囲気のある店になっている傾向強し。

チェントロから少しはずれた人気店。『Il massimo del gelatoイル・マッシモ・デル・ジェラート』。

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チョコレートのバリエーション10種。カカオ含有量の違い、さらにペペロンチーノやオレンジなどのアクセントを加えたものなど。濃厚だが、後味すっきりのいいジェラート。おまけにショーケースの半分を占めるフルーツベースのものも、新鮮で美味しい。

店内で座っているおばあちゃん2人に「ご近所さんなんですか?」と尋ねたら「近所じゃないんだけど、ここのジェラート美味しいからわざわざ食べにくるのよ。」と、まるでこの答えを待ってました、と言いたくなるような(この状況では)模範的解答が返ってきた。

赤×黒×白を基調とした店内はモダンなすっきりとしたスタイル。店内装飾設備もかなりしっかりめ、とは、↓登場の有田氏。

ドゥオーモほど近く、もの凄い混雑になっているのはチョコレート専門を謳ったジェラテリア『Cioccolati italiani』。

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店のスタイルや品揃えを見る限り、正しくはジェラテリアではなくてカフェの部類に入るのだろうが、ここの売りはカウンターの売り子の後ろの蛇口から流れるチョコレート。このチョコレートにも3種のバリエがあり、さらにコーンにジェラートを乗せる前にそのチョコレートを入れるかどうかを尋ねられる。または、カップで注文する場合、上にかけてもらうテもあり。

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丸いブリオッシュを温めてジェラートをのせ、そこにチョコレートをかけてもらう、というのがこの店の目玉らしい。
このチョコレート、店員は足で踏んで出したり止めたりする。イタリアの手洗い場によくあるアレだ(表現が悪い)。
店員の愛想なし、マニュアルっぽい動きと返答、忙しさに訳分からなくなっているのが一難。

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そのなかでもミラノで50年近く、一徹にスタイルを変えることなくジェラートを作り続けるのが『La bottega del gelatoラ・ボッテガ・デル・ジェラート』。もはや異色に近いことになっている感あり。

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店の雰囲気も全く今どきでない。一見頑固そうな店主でジェラート職人のジュリネット・カルデッリGiunetto Cardelliさん。

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シンプル&クラシカル。美味しいジェラートに必要なのは、いい素材といい機械、と言い切る。
その店内奥に見える厨房には、ジェラートの機械が並ぶ。それをじーっと見ていた今回のお伴の方は、長崎のお菓子屋さんの有田さん。長崎に6店舗を有するお菓子屋さんであり実業家ともいえる。

中に見えたイタリアのジェラート機械では最も有名な某メーカーの機械。彼はこれに目が釘付けになっていた。なんでも本やら写真やらで見たことはあるけれど、実際に生で見たのは初めて、ましてや現役でいるなんて!!とかなり興奮ぎみ。

店主のカルデッリさんに尋ねたら、急に笑顔になってさあさあ、と厨房に入れてくれ、実際に機械を動かしてくれた。回る羽の部分がむきだしなこのタイプは、きっと事故があったのだろう、現在は製造されていないが、彼はこの機械でなければできないジェラートがあるんだよ、と話す。そのひとつは、たまたま私が食べた梨のジェラートに砕けたチョコレートが入ったもの。チョコチップでもなく、不揃いに混ぜこむ仕上がりには不可欠。
「今度は午前中に見においで、そうしたら実際に製造している場面が見れるから。」と言っていただいた。

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テーマ:イタリア - ジャンル:海外情報

  1. Milano/ミラノ
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あ~ドォーモの近くのこのお店、写真撮ろうとしたら、no picture!って止められました。ジェラテリアで写真止められたのは、ヴェネツィアのVenchiに次いで2回目です。そうそう、どちらも愛想もへったくれもなく・・・(笑)。

ジェラートは見た目より味が一番、最後のBottegaが私も好みです。
・・・ていうか、結局一番見た目もよく見えるのは単に食いしん坊だから?
  1. 2011/12/04(Sun) 07:45:39 |
  2. URL |
  3. fumie #-
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

fumieさん
あはは。私も怒られました「No Picture!!」ま、よくあることです。スーパーで写真を撮ったら店長まで出てきて理由を聞かれたこともあったから。
bottegaのおじさん曰く、今どきのステンレス蓋の店のスタイルはスタイル回帰してるって。昔は皆ああだったから、と。そういえば、そうですよね。今回はこないだ話した通りですが、いろいろ食べて勉強になりました。fumieさんがこのおじさんのところが一番好みだと思う、というのはかなり想像の範囲です。私もそう思うから。
  1. 2011/12/04(Sun) 14:53:07 |
  2. URL |
  3. aki #-
  4. [ 編集 ]

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