パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



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スフォリアテッレ Sfogliatelle :: 2012/01/05(Thu)

ナポリのお菓子で私の大好きなもののひとつがこれ、スフィォリアテッレ。パスタフィロの薄い生地が何層にも重なって、中にレモーネの風味のリコッタベースのクリームが入っている。パリパリとした食感は非常に特異なもので、できたてのほんわり温かいものなんて極上のもの。

ナポリの街を歩くとあちこちでこのお菓子を見かけるが、スフォリアテッレで有名なのがここ、アッタナージオAttanasio。店の看板にもスフォリアテッレ・カルダと書いてあるように、随時焼かれているそれは焼きたての温かいものが提供されていて、これを求めて買いにくる客は持ち帰りはもちろん、ひとつ紙にくるんでもらったものを店先でそのまま食べるのが非常に美味い。

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スフォリアテッレの形は特徴的な三角形。私はその生地の巻き具合から貝のようだ、といつも思う。その形は女性の美しさ、清潔さのシンボルとして2000年も前に起源があるお菓子として、古くから結婚式の祝宴には欠かせないものだったのだそう。そして、その美・潔というシンボルはそのままカトリックの教えにも通ずるものでもあったため、外部と遠隔的な存在であった中世の時代の付属施設の内部でも食べられていたものだとされている。

近代になってリチェッタも確立して、貴族も市民もこの貴婦人的菓子に親しみをこめて“マダム・スフォォリアテッレ”と呼ばれていた。

そして、パリパリなクロッカンテなクリームを覆う生地は、もう一方で柔らかめなしっとりとしたパイ生地で包むバリエーションも生まれる。
現在でも、比較的お馴染みの薄いヒダ上のものはリッチャRiccia(巻いた)といわれ、もう一方はフロッラFrolla(柔らかい、またはPasta Frolla=パイ生地の)と呼ばれている。

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スフォリアテッレ・カルダとして有名な同店アッタナージオは1930年にヴィンチェンツォ・アッタナージオVincenzo Attanasioによって創業、焼きたてのスフォリアテッレを中心に、ナポリのお菓子を並べている。

こちらはナポリのナターレのお菓子、ロッココRoccocò。

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アーモンドと黒コショウの効いたナポリのタラッリTaralli。

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ナポリのパスクアのお菓子パスティエラ・ナポレターナ。

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そしてカンノーリ・シチリアーニ、そしてそしてナポリのもうひとつの代表的な菓子、ババBabàなどなどが並んでいる。

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多くの客の目当てはもちろん焼きたてのスフォリアテッレで、隣接の厨房で焼かれているそれらは店内に運ばれ、それが見る間に客の手に口に…
リッチァ○個、フロッラ○個と言って注文。

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私はやっぱりクロッカンテな食感のリッチァが好みだが、地元の人は両者とも同様に好みだという人が多い。
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テーマ:イタリア - ジャンル:海外情報

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