パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



ベファーナのたき火の塔 I Falò della Befana :: 2012/01/07(Sat)

エピファニアの日の恒例行事。ファローと呼ばれる高く積み上げたたきぎを夕昏時に点火するもの。

パドヴァでもいくつかの地区でベファーナの行事が行われたが、一番の見所はプラート・デッラ・ヴァッレのそれ。午後に高く高く積み上げられた塔は、土台が木で組まれ、そこに枝やらとうもろこしの枯れ葉やらがギューッと積み上げられた。その頂点にはほうきに乗った老女、ベファーナの姿が。塔の頂点にベファーナは必須。

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それは醜くければ醜いほど良いらしい。

組み込まれる木の枝は、ナターレに使われたモミの木なども利用され、燃やすことでいい香りを出すということでも知られている。

この香りはナターレを祝うものでもあり、明けたばかりの年を祝うものでもある。そして、点火し、燃えることで力強い火の力とその燃えさかる音はポルタ・フフォルトゥーナ(幸運を運ぶもの)を意味しており、今年一年を無事に穏やかに過ごすことを願うことでもある。

さて、プラート・デッラ・ヴァーレの片隅に高くそびえたったファロー。夕方5時になり、辺りが薄暗くなり始めたころに点火開始予定。天気のよい休日ではあったが風が冷たくて底冷えのするなか、多くの人がこのファロー目指して集まってきていた。

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人ごみの中で待っている子供たちにはベファーナに紛争したお兄ちゃんが飴やチョコレートを配って歩いている。

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消防隊員の入念な監視のなか、点火にむけてむらなく燃えるように各所にガソリンをかける。予定時刻を少し過ぎたときに爆竹とともに点火!!

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予想以上の大きな炎に一瞬皆がたじろぎながら、燃え尽きるのを見守った。ほんとにものすごい勢いで燃えて、寒さから逆に顔が熱くて皆じりじりと後ずさり。そして横では同時に消防隊員の消火活動。消化といっても大勢の人々のなかで火が大きく回らないように予防線をはっていた。

自然な炎でゆっくりと燃え尽きる、という感じのほうが風情があるのに…と思いながらもあっという間にベファーナも真っ黒焦げ、どころか支柱だけの情けない姿に早変わり。

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ファローの炎の洗礼を受けて今年も無病息災、ポルタフォルトゥーナが巡ってきますように…。

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