パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



ヴェロニカの足芸  :: 2012/01/09(Mon)

年明けまでのナターレシーズンもようやく終了。街のあちこちに出ていたバンカレッレ(露店)も1月6日で店じまいし、町はバーゲンの季節に突入して週末のチェントロはかなりの人出。
ナターレ用のプレゼントからバーゲンへ、とこの時期は買い物する人たちで溢れかえり、大きな袋を抱えた人が右往左往している。危機といわれるイタリアの極不況はどこにあるんだろう…と疑いたくなるほど。テレビのニュースでは暗い話ばかりだというのに…。

この週末には我が家のツリーも箱に仕舞われた。来年まで、またね~!とびおらも率先してお手伝い。手伝っているんだか壊してるんだか実際には疑問だったけれど。

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外で遊ぶ機会が極端に減る冬場は、あちこちで子供むけの催しが開かれる。テアトロ(劇)、音楽コンサートなどが主なものだが、いくつかの団体があって、毎年恒例で開催しているので、こういうものには多くの親が子供を連れて積極的に参加する。

年末から年明けにかけて開催された、テアトロ。教会だった建物をテアトロにしてあるのだが、ここでの子供むけテアトロもまた恒例行事。子供むけとはいうものの、結構大人も楽しめる。時間はどれも1時間ほど。子供が飽きずに集中できる時間。

今回も何度か足を運んだけれど、そのなかでも私が抜群に楽しかったのが、最終日。女性の独り芸なのだが、これがすごく面白い。

舞台の真ん中に用意された低い椅子に座り、自分は顔を隠して黒子になり、足の裏、すね、ひざ、そして両手を使って様々なキャラクターを創り上げて、短編ストーリーを展開する。足や膝に目や鼻をつけて衣装をこぶせることでまるで命を吹き込むかのように人物像ができあがり、表情豊かに愛敬たっぷりな人形劇となる。

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舞台の周りにはそれぞれのストーリーに分けた小さなスーツケースが並んでいて、一話一話を進めていくのだが、どれもこれも目が離せなくて、ブラックユーモアが入ったり、愛を語ったり…皆に拍手でリズムを求めたり、歌を歌ったり、とフレキシブルな舞台に子供も大人も釘付け。

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アンコールに応えて最後に披露したのが、簡単にいえば腹踊り。今まで使った体の部分以外で残っているところで楽しませますよ~と言って、音楽にのって、舞台上で後ろ向きになり、上に着ていた黒い長い黒Tシャツをばっと脱いで次々といろんなものをまとい、変装したら腹部分が顔の警官。最後はPACEで締めくくるこの出し物で大盛り上がりのなか幕を閉じた。

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彼女はVeronica Gonzàlezさんという9か月の男の子を持つママでもある。舞台を終えてママが恋しくて泣いてしまった子供に走り寄っていったたくましきママさん。

日本でも静岡で2回ほど公演をしたことがある、と言っていた。静岡で各国の芸を披露するアーティストの祭典があったらしい。経歴を見たら日本をはじめヨーロッパ各国(8か国)、南米やシンガポールでも身ひとつで渡っている。

彼女のこのパフォーマンスのタイトルは、まさしく テアトリーノ・デイ・ピエーディ(両足でテアトロ)。
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テーマ:イタリア - ジャンル:海外情報

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