パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



カネーデルリCanederli :: 2012/02/17(Fri)

カネーデルリとは、ヴェネトでも北上したところの郷土料理。一般的にはトレンティーノ(トレンティーノ・アルト・アディジェ)の料理と言われているが、これも列記としたヴェネト料理だと思う。

土地がら、オーストリアとの国境に位置することから、料理のオリジナルはオーストリア。ドイツ語だとクノーデルとか言う。Knodelと書くが、oの上に2つの点のつくアクセントがつく。

パンを牛乳に浸し、卵を合わせおろしたグラーナ(またはパルミジャーノ)やハム、ほうれん草などを混ぜ込む。ブロードで温めたり、セージを加えてバターを溶かしたところで和えて食べる。

パンはもちろん焼きたてのなんて使うわけがなく、余ったものの再利用料理。余りものとあるものでできあがった、もの。こういうのをいわゆるポーヴェラ(貧相な)料理、というが、別に貧乏人の食べるものとか、ケチくさい料理という意味ではなくて、あり合わせの少ない材料でできあがる料理のことを指す。またはコンタディーノ(農民の)料理とか言うこともできる。いずれも素朴で温かみのある皿のことをたたえるポジティブな言葉だと思う。

クネーデルリに話を戻すと個人的にも好きでよく知られているのは、燻製のハムであるスペックを混ぜ込んだもの。これこそアルト・アディジェの料理、土地のスペックを使うからクネーデルリ・トレンティーノ(トレント風)。

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ちょうどちょっと前に買って不評につき長いこと台所に転がっていたパンがカサカサになっていたので、最近クネーデルリの話題をしたことを思い出して、スペックもあることだし…と材料を混ぜてみた。

飾りもなくて素朴だけれど、寒い日には身体が温まって幸せな気分になれる。ブロードも野菜のみで優しさ倍増。
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