パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



ラディッキオ料理といえば… :: 2012/02/21(Tue)

ラディッキオはヴェネトを代表する冬野菜。ラディッキオと一言で言っても種類がいくつかあり、ヴェネト州内で収穫される場所の名がつき、それぞれがIGP(保護指定地域表示)をもつ。そして、形も色もそれぞれに違う。

それらはヴェローナ、キオッジャ、カステルフランコなどがあるが、地域呼称表示が冠されているもののなかでもさらに表示に厳格な制限が加えられているものがDOP(保護指定原産地表示)。

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ラデッキオではトレヴィーゾ産の赤ラディッキオがそれにあたる。根本近くが白く、葉先に向かって紫×赤のような鮮やかな色。葉は歯応えのあるクロッカンテ。見た目も食べても非常に特徴のある個性的な野菜。生でも茹でても焼いても煮ても、マリネしてもそれぞれの美味しさがあって、料理の汎用性の広さから見ても、こんな野菜は他にはないのではないか、と思う。

おまけに苦い。もちろん、苦いだけではなく、ほろ苦さの中に甘さがある…というか甘さの中にほろ苦さがあるのか。まあ、くどいようだが土地を代表する冬にはなくてはならない貴重な野菜なのだ。

と、前置きが長くなったが、トレヴィーゾのチェントロに歴史のあるレストランがある。このレストランはティラミスの発祥の店だと公言しているが、まあ個人的にはこれが本当なのかどうなのかは疑問。とはいうものの、店はそうは言いながらも、別にこれをウリにして店を繁盛させようという感じでもなく、あくまでも地元に根付いた良店である。

実際に何度か訪れているが、店内で食事をしている大半は常連客、それも質のよい客層。いい客がいい店を守る、という雰囲気が漂っている印象を受ける。

店を実際に支える店のオーナー夫妻のしなやかな動きも、店のカラーをつくっているのだろう。高級店ではないが大衆店というわけでもない、ほどほどさが心地よき空間をつくるのか。

で、またまた次・前置きが長くなったが、久し振りに冬に訪れたので、今回はラデッキオのズッパ(スープ)、席についたらクロッカンテな白い部分をフリットにして熱々でサービスされた。

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あー、ラディッキオの話だったのか、店の話だったのか、食べたものの備忘録だったのか、よく解らない結末だが、ついでにもうひとつ。

同店の名物でもあるボッリート・ミスト。カレッロ(ワゴン)を席近くに横づけし、背筋を伸ばして皿に肉を切り分ける姿がいい。

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茹で肉のお伴は、モスタルダ・クレモネーゼ、クレーン(ホースラディッシュ)、サルサ・ヴェルデ、粗塩。

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そして、伝説のティラミス。

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テーマ:イタリア - ジャンル:海外情報

  1. リストランテ・食べ物屋
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  3. | comment:1
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comment

You have good taste.

This cake is exactly what I want !v-274
  1. 2012/02/22(Wed) 00:00:06 |
  2. URL |
  3. Eric Kamimura #-
  4. [ 編集 ]

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