パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



カザティエッロ ナポレターノ Casatiello Napoletano :: 2012/09/02(Sun)

えらい季節はずれの話題。
だい~ぶ前に撮った写真を眺めていたら、ナポリで食べたドルチェが出てきた。カザティエッロ。

パスクアに食べるナポリのパン。パスクアだけあって“誕生・復活”を意味するものだから、その内容はリッチなものとなっている。

中の具材はたいてい非常に充実していて、そサラミやパンチェッタ、コショウ、ペコリーノ(羊のチーズ)をたっぷり練り込んで焼き上げる。伝統的にはストゥルット(豚の脂)を使う。あー、書いているだけで胃が重くなりそうだが、実際に食べると想像通りにずっしりしたもの。

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そこに卵を丸ごと殻ごとのせて焼き上げるものもある。

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この時期になるとナポリ周辺のお菓子屋さんやパン屋さんの店先ではほぼ100%の割合で見かけるもの。

各家庭でも作られるものなのだが、家庭ではこのカザティエッロの具材なしバージョンに巡り合うことができる。

具材なしのものは、シンプルすぎてお店ではほとんど見かけられなくなっているので、これこそ家庭の味、といえるものかもしれない。それもドルチェ。私もこの春先に初めて食べたシンプルバージョン。

生地にはたっぷりの卵、そしてオレンジやレモンの皮などで風味を加えてボリュームたっぷりに焼き上げたもの。大切に育てていた生酵母を使ってつくる季節の風物詩。昔の思い出にひたるマンマの話を横耳にしながら…

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見た目にも高さがしっかりあってボリューム満点。食べてもしっかり甘くてどっしりとした感触。口あたりは甘さはもちろんだけれど、生地がグラノーゾ(ちょっとブツブツ感ある)で素朴感たっぷり。

北部に比べて南部は大食と一般的に言われているが、まあ、これを食後に食べるとかなりぎっつりとくる。が、朝食にはぴったり。
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