パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



サグラ・デル・ペッシェSagra del Pesce :: 2009/07/16(Thu)

ヴェネツィア本島の南に位置するキオッジャchioggiaという町は、イタリアはもちろんアドリア海屈指の漁港の町。漁業で栄えた町であり、町の中心には町を象徴するような魚市場、業者向け卸市場であるイッティコitticoなどがある。
日焼け(今の時期はどこでもそうだが)した顔つきにラフな服装でバイクで行き交う人々、窓から吊るされたロープに架けられた洗濯物、そしてこの土地特有の訛りなど、どことなく雑な雰囲気のあるそれがいかにも港町らしさを醸し出している。

毎年7月のこの時期、魚祭りであるサグラ(収穫祭のようなもの)が開かれる。第72回となる今年は7月10~19日の開催。夜7時半ごろよりキオッジャのチェントロ、コルソ・デル・ポポロにはたくさんのテントが建てられ、そこで魚料理を手頃な価格で食べられる。

ここ数日、猛暑で夜になっても気温が下がらない。それでも多くの人々が足を運び、平日の夜であるのに各仮設レストランの注文口は長蛇の列。

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各店により多少の違いはあるものの、メインとなるのは舌ヒラメ、小アジ、小イワシ、エビなど魚のグリリアータ・ミストと、イカや小イワシ、エビなどのフリット・ミスト。そして添え物はお決まりのポレンタ。

コッツェ(ムール貝)も人気でたくさんの人々が注文する。この皿の名はペオーチ・イン・カッソピーパpeoci in cassopipa。辞書にものっていないヴェネツィア弁。そして漁師の料理。ペオーチはコッツェ、カッソピーパは魚貝の蒸し煮みたいなもの。タマネギを炒めて貝を入れて蓋をして殻を開けて仕上げるもの。このテの料理、魚介料理には南イタリアのほうではあまり使わないタマネギをここでは多用する。

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夜も更けてくるころ、特設ステージでは毎晩催し物が開かれ、コンサートやらダンス、劇などを見て楽しむ。
毎年恒例の行事で、また出てくる料理も大して変わり栄えもしないのだが、このサグラは町の人を中心に近隣から足を運ぶ人も多い人気のもの。

仮設テントの中を覗くと、、、地元のおばさん達…普段はのんびりと過ごしているだろうことが判る体つきをした女性達…が忙しさに目を吊り上げながら汗を流し、一生懸命料理をつくる姿が面白かった。

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