パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



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かぼちゃ祭り“スカー・バルーカSucà Barùca” :: 2009/10/22(Thu)

6カボチャ

収穫の秋となるとイタリア各地では、農産物の各産地にサグラと呼ばれる収穫祭が行われる。ここ、ヴェネト州も然り、週末は各地で野菜や果物の今年の収穫を喜び分かち合う意を含め、そして季節の移り変りを確かめう。

10月18日、日曜日、ヴェネト州パドヴァ県下、ピオーヴェ・ディ・サッコという小さな町で行われたのが、サグラ・デッラ・ズッカ(カボチャの収穫祭)。

ちなみに、この祭りの本来の名称は“スカー・バルーカSucà Barùca”という。“スカーSucà”は“ズッカZucca(カボチャ)”のヴェネト訛りの発音だが、“バルーカBarùca”も同様に訛りの入った発音。正しい(?)イタリア語だと“ズッカ・バルッカZucca barucca”といって、この地域で収穫されるカボチャの品種のことをさす。

1カボチャ

町の中心はドゥオーモのある広場。ここを中心に形も色も様々なカボチャや季節の野菜を売る屋台やら民芸品を売る屋台、そしてこの時期の収穫物であり、この地方独特の食べ物であるポレンタ(トウモロコシの粉)を売る屋台やらが並ぶ。

そして道路上にはトウモロコシ畑が出現。
この地域では、トウモロコシはカラカラに乾燥されるまで残しておいたものを収穫、さらに何日も天日にさらしてさらに乾燥させ、実をはずして粉状に挽く。収穫の季節であるこの時期には、農家の軒先には干からびたトウモロコシがゴロゴロと転がっている光景も同地ならではの風物詩。 

2カボチャ

このポレンタ作りの光景をここで再現しているのだ。それも地元のおじいちゃん、おばあちゃん達が古き良き時代を思い出すかのような衣装を身にまとい、当時からの道具を用いて見せているのだが、それらもなんとも言えずに絵になるもの。近所同士でおしゃべりをしながらこういった日常の作業が繰り返されていたのだ、ということが想像できて楽しい。

そしてメイン会場である広場には、人々の一番のお目当てである仮設レストランのテントが大きく設けられ、地元のレストランやパン屋、お菓子屋などがそれぞれの料理を分担しカボチャ料理が格安で振舞われる。
カボチャを使った料理として最も代表的なものは、カボチャのリゾット。ここでも一番人気。

行列してでも食べたいその皿は、カボチャ特有の鮮やかな黄色いリゾットの上にこれまたこの地域の代表的なチーズであるグラーナ・パダーナを載せて提供されるもの。ふっくらと仕上がりよく料理されたそれはカボチャのほのかな甘み、そして温かいリゾットの余熱で少し柔らかくなったグラーナの塩気とが、なんとも絶妙。プラスティックの皿で食べるのはもったいない。

3カボチャ

4カボチャ

そのほか、セコンド・ピアットには鶏肉とカボチャ、キノコの煮込み、ドルチェにはカボチャのオーブン焼きやカボチャのビスコッティなど。ワインを片手に少々寒くなり始めた秋風をうけながらの昼食もなかなかイキ。
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テーマ:イタリア - ジャンル:海外情報

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