パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



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シラクーザ郊外にて、レモン農園とアーモンドの菓子 :: 2013/06/03(Mon)

今回のシチリア滞在目的でもある、レモン畑訪問。ここはシラクーザ郊外にてレモンの大規模経営者である、ご主人ディマウロさんの畑。

宿泊していたカターニアから約70km離れたシラクーザ郊外へは迎えの車を出してもらい、ものすごいスピードであっという間に現地到着。

途中でご主人と合流し、まずは畑へ。ご主人と合流するのにも理由あり。畑周辺地域はほんとに土地に明るい人でなければ、道に迷う。周囲に道しるべもなく、行けど行けど、レモン畑。乾いた土と道両脇に並ぶレモンの木しかない。カーナビでここまで来ようと思っていた私に助け船を出してくれた関係各位、本当に感謝です。

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エトナ山麓から少し下ってトンネルを超えると、辺りはすっかりレモン畑に様相が一転する。シチリア島の北から東側海岸線は気候も比較的温暖で気温の変化も少なく、レモン栽培には最適な環境。

シラクーザのレモンはIgpに指定されているもので、年に4回の収穫がされる。1本の木から年間を通して次々に実をつける。レモンは生命力の強い産物だ。

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一年を通して収穫されるレモンは名称が変わり、10-12月に収穫されるものは”primofiore/プリモフィオーレ”。1-3月収穫のものが”invernale/インヴヴェルナーレ”、4-5月のものは”bianchetto/ビアンケット”、8-9月のものが”verdello/ヴェルデッロ”と呼ばれている。
それぞれの収穫期の産物の状態がそのまま名称になる。

さて、ディ・マウロ氏ご自身は80ヘクタールもの畑を所有、その他に彼の共同農園を含めると、どのくらいになるんだろう…という、レモン畑のドン。

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ご自身の車で先導してくれて次から次へと畑を案内。まだ固く緑色のものから黄色く熟し始めたもの、そして花をつけたものやら花が落ちて実がなり始めたものなど…生育状態の違いをそれぞれに説明してもらう。

それでもやはり冬の時期は一番の最盛期とのことで、その時期に向けて花が開花するのが4月。その頃は畑一面が白い花で覆われ、畑に近づいただけで花の甘い香りでいっぱいなのだそうだ。

香りといえば、レモンの木についている葉もものすごくいい香り。葉を一枚とって手でくしゃくしゃっとすると酸っぱくて甘いものすごくいい香りがする。

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収穫現場に行こうよ、と言われて訪れた次なる畑には、はしごを使って高いところからレモンをもぎ取っているひとたち。目の前でみるみるうちにバケツがレモンで一杯になっていく。青い空とレモンの木、そして緑がかったレモンとカラフルなバケツがよく似合う。

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上記の名称を分けてはみたが、この時期のものはヴェルデッロ=緑の種なので、収穫するレモンも緑色。果汁は冬のものよりも少ないが、皮も含め、香はこの時期のもののほうが強いそうだ。

畑訪問を終えて連れていってもらったのは、小さな町のパスティッチェリア。この辺はアーモンドの生産も盛んな土地がら。

シチリアを代表する菓子にも、アーモンドを使った菓子が有名だが、ここはアーモンド製品専門店。アーモンド製品といっても、いろいろと種類を並べているものではもちろんなくて、パスタ・ディ・マンドルラ、つまりマジパンを生産し、それを使った定番焼き菓子を販売している。家族3代で土地の伝統を守る。

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ここでいただくグラニータ。皮つきのパスタと皮なしのパスタとを合わせてつくるグラニータはものすごい香の強さ。

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ここら辺では夏の朝食はこのグラニータにパンをつけていただく。この氷と甘さで暑さを緩和する、土地ならではの知恵。このほんのり甘いパンが必須。

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そして、同店のそしてこの土地の名物菓子、トッローネ。トッローネというと、白いヌガー状を想像するが、ここでは、土地のアーモンドをカラメルでからめたものを指す。カリッカリでカラメルに加えられたレモンの皮のほろ苦さと酸味がアクセント。

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かけ足の訪問で、もう少し時間があればあれもこれもできたのに…と何とも有難い言葉を無念にも後にして、ディマウロ氏に別れを告げる。

ディマウロ氏の傍で一生懸命補足説明を加えていた、このおじさん、名前を忘れてしまったが、常に口にくわえていたオリーヴの若枝が印象的。禁煙中なんだって。

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