パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



城壁の町、チッタデッラ Cittadella :: 2013/10/13(Sun)

パドヴァに隣接する町にチッタデッラというのがある。非常に小さな町ながら、この町を訪れるべき場所としているのは、1200年代以降に建築された町を取り囲む塔、城壁が現在も非常に良い状態で残っていること。もちろん、同町(市)でも、この城壁を町のシンボルとしている。(チッタデッラはパドヴァ県チッタデッラ市なので、“町”ではなくて“市”なのだけれど、ここではあえて“町”と呼びます)

町をぐるりと囲む城壁の高さは平均14m。約30mごとに東西南北に門を持ち、城壁の内と外を結ぶ。これらはそれぞれの門から続く町の名前でポルタ・バッサーノ、ポルタ・パドヴァ、ポルタ・ヴィチェンツァ、ポルタ・トレヴィーゾと呼ばれている。

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この城壁、上に登って町の上を完全に歩けるようになっていて、これがこの町の観光ポイント。幅約2mほどの塀の上に登けると、いい景色!!

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天気がよいとパドヴァの町まで一望できるらしいのだけれど、この日はあいにくの曇り空なので、残念ながら…。それでも、一日どんよりとしていたこの日、塀の上に上ったこの瞬間だけ少しだけお日さまが顔を出してくれた。

びおらも登ってみました。怖がらないんだなぁ…

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↑一緒にいるのは、料理レッスンでお世話になっているロッサーナの旦那さん、ダニエーレ氏。彼は旅行会社に勤めている。

町を一望、そして町の外も一望できる。塀から銃を持っての監視だったであろう、ところどころにある穴。

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現在は舗装された道路と行き交う車、家が立ち並んでいるが、その当時はどんなだったんだろう…

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街の中心のドゥオーモ広場には、ヴェネツィアのライオンがいる。ヴェネトの町の光景だ。

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チッタデッラという町が形成されたのは当時のパドヴァの領主であったエッツェリーノ3世・ダ・ロマーノEzzelino III da Romano。この時代に現在ある城壁の拠点ともなる当マルタ塔が建築されている。そういえば、暴君と言われていた同君主、パドヴァに残る1200年代の城壁もその時代に造られた城の一部から始まっているものだ。

そして、1300-1400年代にはパドヴァの町を現在の形にした領主カッラレージにより、チッタデッラもその占有地となっている。カッラレージの家紋である馬車の車輪の壁画がこの城壁の主要な箇所に残っているのも、同家による政治力を示している。

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小さな小さな町だけれど、とても静かで週末だったこの夕方はゆったりとした時間が流れるいい場所のひとつ。

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