パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



ブロッコロ・フィオラート Broccolo Fiolato di Creazzo :: 2013/12/11(Wed)

冬季は緑の濃い強い葉物が多くなる季節。

ヴィチェンツァ県下にてこの時期、非常に限られた地区にて栽培されているブロッコリがある。それが、フィオラートという品種。ブロッコロ・フィオラートbroccolo fiolatoと呼ばれるものだ。

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ヴィツェンツァの西側にあるクレアッツォCreazzoという地区が同野菜の栽培地域で特定地域呼称であるI.G.Pにも認定されている。私はパドヴァに住んでいながら、昨年あたりまでこの野菜の存在さえ知らなかったのだが、こんなに近いのに、町の市場でもあまりお目にかからない代物でもある。

フィオラートという名の由来は、この野菜の形状から。フィーロ=糸というように、茎が細くて長く、糸がたくさん伸びているように見えるから。ヴェネト弁では、「フィーロ/filo」とは発音ぜずに「フィオーイ/fioi」と後方の「オー」に強いアクセントがつく。

今年は春先の雨続きと低温により、多くの農作物の収穫に影響が出ているが、このブロッコリも然り。例年よりもだいぶ収穫時期が遅いようだ。それでも出来はなかなかだ、とのこと。夏以降の好天で、だいぶ持ち直している、というのは他農作物にも同様のことがあてはまっているよう。

このブロッコリ、他種ブロッコリと同様に寒い冬に美味しくなるものだが、そのなかでも特に栽培適所としては気温の下がる場所であり、風の通る場所。そして、霜は降りるが凍らないくらいの気温の下がる場所、つまり、少し標高の高いコッリ(丘陵地)にて最も美味しくなる。ヴェネトでも山間部までは行かず、丘陵部が適している、というわけで、ヴィチェンツァ西北の平野から少し上がったくらいの処がよい、ということになる。

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とにかく、茎の根元の部分から細いので、捨てるところが非常に少ない。根元から切り放し、下茹でしてから調理に入る。
下茹で、とはいうものの、他の野菜同様、結構としっかり茹でる。…というのは他野菜の茹で方と同様。特に冬野菜はそれがあてはまるように思う。

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気になる味は、他ブロッコリ類よりも少しデリケートかな?甘さを感じる、独特の味わい。
パスタにも、リゾットにも。コントルノとしてもいける。

この日はサルシッチャと一緒に炒め合わせていただいた。冬ならではの美味しさ~!!!

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こちらも冬ならでは…↓


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