パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



モンタニャーナのプロシュット祭り :: 2014/05/20(Tue)

パドヴァ県内にある、モンタニャーナという町。チッタ・ムラータと呼ばれる、平地であるヴェネトの中世の時代における各町の独特の街の造りで、街全体を壁(ムーロ)に覆われている、その典型的であり、現在その全形がよく残っている街のひとつとして有名。

街を覆う壁の建設の始まりは、1300年代のパドヴァの領主カッラレージによるもの。敵対していたのは、当時のヴェローナのスカリエーリ(スカーラ)。

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サン・ゼーノ城(カステッロ・ディ・サン・ゼーノ)を中心にぐるりと壁で囲まれた街の内部は600×300m、24haほどの大きさで、囲んだ壁の高さは6.5-8mで幅は約1m、そしてその全長は約2kmほど。それが現在もほぼ完全な状態で残っている。

街に入るには、当然、この壁にある門から入っていくのだが、街を目の前にすると、その美しさに誰もがカメラを向けたくなる非常に美しい風景。

そして、パドヴァとはいえ、あくまでもマントヴァに近い南西にある位置関係から、食文化もマントヴァのそれに近いものがあり、生産されるものも、かなりマントヴァ風のものが多い。

たとえば、メロンやスイカ。メロンとスイカの一大産地であるマントヴァの雰囲気を表わすサグラの会場。さすがにスイカの時期にはまだ早いものの、あちこちでメロンがゴロゴロ。…と思っていたら、シチリア産だったりもする。ので、少々詐欺まがい。
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この時期はサクランボの季節でもある。ヴェネトはサクランボも豊富に生産されるが、南側のヴェローナのあたりが今は旬の始まりだ。

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他、地元の美味しいものたちの露店が並ぶ。

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ジェラテリアの店先には、プロシュットのジェラートあります、なんていう張り紙。

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さて、このモンタニャーナは古くから、背景にあるエウガネイ丘陵地帯とベリチ丘陵地帯から成る、自然の気候を生かしたプロシュット作りの盛んな町で、毎年この時期にサグラ(収穫祭)が開催される。

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もちろんD.O.P.のブランドつき。地域にとっても重要な産物だ。

町の中心の広場に建てられた大きなテントの中には、同地にてプロシュットを生産する業者が並んでブースを持ち、来場者は外の小屋でチケットを購入し、好みの製造者のところでプロシュットの皿をいただく。
何人かいれば、それぞれのハムの食べ比べができる、というわけだ。

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ブースの中では、忙しくプロシュットを切る人たち。

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あっちも。

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こっちも。(あ、でもこれは上の写真の人たちと一緒だった…)

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せっかくなので、食事の時間外ではあったが、一皿いただくことに。選んだのは、何度か訪れたことのある馴染みの製造者。ほんとは他を試してみたかったけれど、まあ、そういうわけにもいかない、ということもある。

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切りたての淡く発色したそれは、う~ん、滑らかで甘く、旨い。

ロゼのフリッツァンテを一杯お供に。まさしくペロリと食べ尽くした。

それにしても、この小さな街が大変な混雑。皆、やっぱりサグラが好きなのねぇ…(私も)。



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