パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



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マザネーテ Mazanete の季節です。 :: 2014/10/06(Mon)

“Chi non conosce le 『masanete』potete stare certi che non è venexiano”
“『マザネーテ』を知らない奴は、真のヴェネツィア人ではない!”

と言われる食材が、これ。

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『マザネーテ』は脱皮をしたあとの殻が硬くなった雌の小カニ。雌なので、お腹に卵をいっぱい抱えていて、ガッチリとした甲羅で身を纏う。
この時期ならではのヴェネツィアの旬の食材で、あと2-3週間するとまた脱皮して、この脱皮したてのものを特に『モエケ』と言って、非常に珍重されるもの。モエケのほうがヴェネツィア珍味として広く知られているが、実際に地元のヴェネツィア人たちは、こちらのマザネーテにも非常に愛着を持っている。

料理法は非常にシンプル。

沸騰した湯に生きたままの小ガニをザザッと入れる。

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火が通ったら取り出し、粗熱をとる。

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足を取り除き、背側の甲羅を一気にはがす。内側に身が残ってしまったらもったいないのでかき出す。
お腹の部分の比較的柔らかい甲羅はそのまま残しておく。

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和えるソースはたっぷりのニンニクとプレッツェーモロ(パセリ)、オイル、塩、コショウ。
このソースは“ペステジン=pestesin”と呼ばれるもの。小さく(=sin)つぶした(=peste)もの、という意味。ヴェネツィア訛り。

DSC_0034_convert_20141006054046.jpg

これらを全体によーく混ぜ合わせて、味を馴染ませるために食べる直前ではなく、造り置きしておくほうが、よい。

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素敵なテーブルに着席して…というよりも、立ち飲みしながら、気の使わない仲間や知人とわいわい喋りながら手も口もソースで汚しながらバリバリと食べるのが、絶対お勧め。そして、旨し。



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テーマ:イタリア - ジャンル:海外情報

  1. 料理・素材
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こんにちは!!
先日コメントでモレケの話題を出したものです!

「マザネーテ」は「モレケ」と同じカニだったのですね、
マザネーテのことは存じており、
(知ったのは前回の2011.11.15日のマザネーテについての亜紀さんの記事)

よく似たカニだとは思っていましたが、亜紀さんのこの記事ではっきりしました。

自分の知りたいことが分かる本当に素晴らしいブログです!
  1. 2016/04/11(Mon) 10:55:25 |
  2. URL |
  3. スズムラ ユウタ #-
  4. [ 編集 ]

恐れいります…読んでくださり、またお褒めいただいて光栄です…今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
  1. 2016/04/13(Wed) 18:56:05 |
  2. URL |
  3. aki #-
  4. [ 編集 ]

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