パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



リアルト橋メルカートでお魚を買って… :: 2015/07/04(Sat)

お料理レッスンの講師に最近登場してくれる、ヴェネツィアのマンマとリアルト橋のたもとで待ち合わせ。

マンマの名前はアダさん。40年にも渡って、ヴェネツィアの名物オステリア『アッラ・ヴェドヴァ』の厨房で料理を担当していた人物だ。

彼女が厨房にいた時代に同店の定番、いや、ヴェネツィアのオステリアの定番となった数々のお料理。その代表はかの有名なポルペッテ(肉団子)なのだが、ヴェネツィアに長く住み、ヴェネツィアを知り尽くした彼女ならではの、魅力のある女性の一人だ。

彼女との待ち合わせはいつもメルカート。彼女らしい場所と、そして彼女の自宅がメルカートからトラゲットに乗った向こう岸、すぐにある、という利便性、もちろん彼女の“庭”なのだから、いつものご指定の場所なのだ。

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多くの魚屋が軒を連ねるなか、“いつもの”魚屋の前で立ち止まり、今日のならではのお買い得品、そしてせっかくだからね、と土地らしい魚を品定め。

選んだのは、見るからに実がたっぷり詰まったグランセオラ。そしてボンゴレと小エビ、それにスズキ。

八百屋で少し買い物もして、彼女の自宅へ…

ヴェネツィアのごく一般的なアパルトメント。狭くて急な階段をゆっくり上がった最上階が彼女のお城。

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小さいけれど、可愛らしくよく整えられた部屋の片隅にあるキッチン。ここがステージとなる。

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グランセオラはお湯で茹でてから甲羅を開き、実肉を丁寧に取り出す。オイルと塩、コショウで味をつけるが、決め手のもうひとつ、がある…

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ラグーナで採れる小さなボンゴレでつくるスパゲティ・ボンゴレ。

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エビとカルチョッフィのリゾットにスズキのオーブン焼き。

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アダさんのつくったお惣菜もお皿に…

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そして〆にはブラーノ産のビスコッティ、ブッソラーイ。お決まりの“エッセ”の形にて。

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少し路地を入っただけで、ハイシーズンでガサガサッとした喧騒のヴェネツィアの島とは思えない、静か~な家には、時間になるとあちこちから教会の鐘の音が聞こえてくる。

時間が経つのを忘れそうな素敵な空間。



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