パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



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ヴェネツィア・バーカロ巡り :: 2015/12/19(Sat)

仕事だったり、プライベートだったりで、回を重ねて訪れるヴェネツィアは、酒飲みの私にとっては大好きな場所が、名物のバーカロ。

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バーカロとは、ヴェネツィアにある数多くのオステリアの、いわゆる別名。ヴェネツィアから離れ、別地にもあるオステリアとの違いとは、店に入ったらすぐに目に入る、バンコ(カウンター)で立ち飲みのできるスタイルが通常なこと。着席せずとも、そこで一杯の酒(一杯でなくともいいのだけれど…)を飲みながら、好きな分だけ時を過ごすことのできる都合のよい場所。

一杯の酒=グラスで飲むワインのことを指すのだが、ここではこれを”オンブラ”と呼ぶ。地元の人たちは「オンブラ一杯ね」と注文すると、小さな(たいていは無骨な)グラスにハウスワインをなみなみと注いでくれる。
たいていこのオンブラは、とても手頃な価格で、一杯1ユーロ以下で出される店もあるが、最近ではそれも少ないかも。

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もちろんワインの銘柄を指定もできる。そして、もちろんその多くは地元のものが多い。発泡ならば、断然にプロセッコ、白ならソアーヴェ、フリウラーノ…等々。赤ならメルロー、カベルネ…あたりはハウスワインとして扱われるので、他、例えばラヴォーゾ、ヴァルポリチェッラ、等々。
こうなると少しだけ値段もあがる。

いわゆる”エノテカ”がバーカロ使用できるところとなると、さらにそのバリエーションも非常に広がり、カンティーナの指定まで可能な範囲内にて。

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ここ最近では、このバーカロ人気で各旅行会社のツアーの一環に”バーカロツアー”なるものがあるくらいだ。

その人気のもとは、何と言っても、そこで提供されるおつまみ類。
店内のバンコには各種惣菜が並んでいるので、酒の注文の際には好みの惣菜も一緒に頼み、それを食べながらワインを飲む。

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夕方ともなると、仕事帰りの、そして大学帰りの若者などが小さな店に集って、これらを肴に立ち話に興ずる。

もちろんのごとく、立ち飲みが基本。テーブルに着席すると、それは”食事”とみなされ、立ち飲みのときとは値段も変わってくる。着席した場合には当然のごとく店のサービスも入るから。

バーカロでの皆の目当てのこの惣菜の多くは、ポルペッテといわれる各種揚げ団子(トマト煮みたいな煮込みもあり)、魚介や季節の野菜の揚げたもの、野菜の煮たもの、そして、定番のヴェネツィア料理等々。それらは、サルデ・イン・サオル、バッカラ・マンテカート、インゲン豆のサラダ、臓物を使った料理類等々…。

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店によって、もちろん品揃えの違いはあるものの、大抵は同じような皿が並ぶ。とはいえ、人気店というのは、その惣菜が美味しいこと、という暗黙の了解のもと、多くの人の賑わいが見られる。

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バーカロの名物はこの惣菜にあると言っても、もはや過言でもないが、聞くところによると、バーカロにてこのように惣菜が充実してきたのは、ここ20-30年のこと。ヴェネツィアの昔をよく知る人たちが口を揃えて話すことでも、ある。

ま、飲み好き、食べ好きの人には、非常に有難い、ヴェネツィアならではのスタイル。いつもの店、そしてたまには歩く道を変えて気分を変えて店も変える…なんて気軽に歩きまわれるのも、またこれもヴェネツィアらしさだ。

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