パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



トルタ・ズブリソローナ(Torta Sbrisolona) :: 2016/07/18(Mon)

ズブリソローナ(sbrisolona)とは、マントヴァからヴェネトにかけてのお菓子。
その名は、この菓子の状態がボロボロとくずれやすいというブリーチョラ(briciola)ということ、手でボロボロにする、というズブリーチョラ(sbriciola)からくる。

各地によって親しまれている呼び名が異なり、ズブリソローナはマントヴァの呼び方、ヴェネトにくるとフレゴロッタ(fregolotta)、スフレゴロッタ(sfregolotta)、ロゼゴータ(rosegota)などという。後者の名の由来もほぼ全て同様。

主となる材料は、この辺りで多く栽培されるトウモロコシの粉。ポレンタ用だが、菓子用には、さらに細かく挽いたフィオレット(fioletto)というものを使う。

DSC_0032_convert_20160718175955.jpg

このフィオレットと小麦粉を合わせ、バター、荒く砕いたアーモンド、卵、そして豚の脂であるストルットを加えてよく混ぜ合わせる。タルト生地であるパスタ・ブリゼーをつくるような要領で、粉と脂をホロホロとした状態にしっかり混ぜ合わせることが肝心。

そして、それを薄く広げる。高さをあまり出さないように薄く広げることが、仕上がりの口当たりに影響することもあり、それがまた、この菓子の形状、状態の特徴でもあるから。

DSC_0034_convert_20160718180015.jpg

DSC_0037_convert_20160718180032.jpg

つまりは、表面も内側もしっかりと火が均一に、割ったときに中がしっとり、という状態にしないように気をつける。

焼き上がりは薄い円板状。この菓子の正しい食べ方は、決してナイフで切ったりすることなく、その名の通りあくまでも手で割って食べること。フェッテ(fette)ではなくペッツィ(pezzi)で食べるのが正式。

DSC_0132_convert_20160718180047.jpg




関連記事


テーマ:イタリア - ジャンル:海外情報

  1. Dolce/ドルチェ
  2. | trackback:0
  3. | comment:0
<<中世のお祭り、鷹のパリオ Palio dello Sparviero | top | リゾット・アッラ・ピロータ(Risotto alla Pilota)>>


comment

comment


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://violamasako.blog83.fc2.com/tb.php/896-40de05be
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)