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パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



粉挽き水車の集落のお祭り Molinetto della Croda :: 2018/10/30(Tue)

水の流れの多い、ヴェネト地方には、特に丘陵部に行くと水流を利用した粉挽き小屋があちこちに見られる。こういう水車の粉挽き場のことをムリーノ(Mulino)といい、ここでトウモロコシの粉や小麦を挽いていた。

トレヴィーゾ県、レフロントロ(Refrontolo)という場所に、1630年に作られたムリーノがあり、現在も使用可能な状態にあるが、戦後、1953年には実際のその役割を終えている。

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山間部からトレヴィーゾの平野部に流れるソリーゴ(Soligo)川の入江であるリエルツァ(Lierza)の水流を利用している。勾配差12mの水力を生かした水車小屋だ。プロセッコの産地として、今や非常に有名で訪問者も多い地区ではあるが、山間のひっそりした集落。

そのムリーノは、この土地で養豚や粉類の倉庫を管理していた家族のものであったらしい。いわゆる一階部分は粉挽き場であり、上階に登ると、その持ち主の住居として利用されていた当時の様子を見ることができる。

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10月中旬の1週間、この粉挽き小屋を中心とした集落のお祭りが開催される。その名も「イル・ムリーノ・エ・イル・スオテンポ(Il Mulino e Il Suo Tempo)」。訳すとすれば、「粉挽き小屋とその時代」。

素晴らしい好天に恵まれた日曜日の朝、お散歩がてらに覗いてみると…

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朝早くから楽しそうにもう始まっている!

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中世時代の生活を、集落全体として当時のシーンを再現する。職人さんの手仕事とその風景、昔の人々の生活を地元の人たちが演じるのだ。
演じる、とは言っても、セリフがあるような劇を演じるわけではなくて、その場にいて当時の仕事を再現をする…訪れる人々はそれを自由に歩いて回り、一緒に楽しむ、という仕組み。
とはいっても、こういう風景にはやはりお年寄りがよく似合う…

羊毛を紡ぐおばあちゃんたち。

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靴職人のおじいちゃん。

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針仕事とおしゃべりに忙しいおばあちゃんたち。

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ポレンタ鍋でポレンタを一生懸命仕込み…

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ここ周辺の名物でもある串さしロースト、スピエードを仕込んだり…このスピエードはもちろんこの後試食ができるが、5時間以上かけてじっくり焼くので、要忍耐力。

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子供たちには紙芝居も。

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一瞬だけタイムスリップしたような感覚に陥る、秋の休日。




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